本ページはプロモーションが含まれています
奨学金の予約採用はいつ申し込む?高校3年からの流れとスケジュール
「大学の学費が心配だけど、奨学金っていつ申し込めばいいの?」「予約採用って聞いたけれど、何をどう準備すればいいのかわからない」——進学を控えたご家庭にとって、奨学金の申込時期は気になるところではないでしょうか。
結論を先に書きます。予約採用は進学前(高校在学中)に申し込む方式で、締切は全国一律ではなく高校ごとに決まっています。だから「いつ」の答えは、最終的には在学している高校に確認するしかありません。ただし一般的な進み方の目安はあります。
この記事では、予約採用の仕組み・高校3年の月別の動き方・手続きの具体・間に合わなかったときの選択肢までを、JASSO公式サイトの情報(2026年8月29日確認)をもとに整理しました。
予約採用とは?進学前に申し込む方式
予約採用とは、大学・短大・専門学校などへ進学する前に、あらかじめ奨学金を申し込んでおく方式です。高校在学中に申し込み、選考を経て「採用候補者」に決まっておくことで、進学後の手続きが楽になります。
申込先は立場によって分かれます。
| あなたの立場 | 申込先 |
|---|---|
| 大学・短大・専門課程へ進学予定の高校生 | 在学している高校を通じて |
| 高校をすでに卒業している方 | 卒業した高校を通じて(卒業後2年以内) |
| 高等学校卒業程度認定試験の合格者 | JASSOへ直接 |
| 大学院へ進学予定の方 | 進学予定の大学院を通じて |
予約採用で申し込めるのは、給付奨学金(返還不要)、貸与奨学金(返還必要)、そして高等教育の修学支援新制度(給付奨学金+授業料等減免)です。ここで見落としやすいのが、授業料等減免を希望する場合は、給付奨学金にも申し込む必要があるという点。減免だけを単独で申し込むことはできません。
予約採用と在学採用、どちらを使う?
奨学金の申込ルートは予約採用だけではありません。進学後に申し込む「在学採用」もあります。
| 予約採用 | 在学採用 | |
|---|---|---|
| 申し込む時期 | 進学前(高校在学中) | 進学後(大学等に在学中) |
| 申込先 | 高校 | 進学先の大学・短大・専修学校など |
| 申し込めるもの | 給付・貸与・授業料等減免 | 給付奨学金・貸与奨学金 |
| 進学前に見通しが立つか | 立つ(採用候補者として決まる) | 立たない |
| 向いている人 | 進学費用の見込みを早く固めたい人 | 予約採用に間に合わなかった人、進学後に家計が変わった人 |
基本は予約採用を狙うのが有利です。進学先を決める段階で「いくら支援を受けられそうか」が分かり、進学の判断材料になるからです。在学採用にも家計急変時の特例措置があるので逃したら終わりではありませんが、選べるなら早いほうが確実です。
高校3年の月別・逆算カレンダー
JASSO公式は「申込期間は学校により異なるため、必ず在籍している高等学校等に確認してください」としており、全国一律の日付を示していません。そのうえで、一般に語られている進み方を月単位で並べると次のようになります。あくまで目安で、実際の日程は高校の案内が正です。
| 時期 | 家庭でやること |
|---|---|
| 高2の冬〜高3の春 | 給付型・貸与型のどちらを検討するか家庭で方針を話す。マイナンバー関係書類の所在を確認 |
| 高3の春(4〜5月頃) | 高校の奨学金担当(進路指導)に、今年度の案内時期と校内締切を自分から聞く |
| 高3の初夏(第1回の募集時期) | 申込関係書類を受け取り、スカラネット入力・書類郵送 |
| 高3の秋(第2回の募集時期) | 第1回に間に合わなかった場合の申込機会 |
| 高3の秋〜冬 | 選考結果(採用候補者決定通知)を高校経由で受け取る |
| 進学直後 | 進学先へ通知を提出し、指定期間内に進学届を提出 |
この表で大事なのは上から2行目です。案内を待つのではなく、高2の終わりから高3のはじめに一度、学校へ聞きにいく。これだけで「気づいたら締切が過ぎていた」がほぼ防げます。高校在学中の授業料そのものは高校無償化(就学支援金)の対象と申請の流れもあわせてご確認ください。
申込手続きの流れ(高校在学中)
JASSO公式サイトで案内されている手順は次のとおりです。
- 高校で申込関係書類を受け取る
- スカラネットで申込情報を入力する:学校から受け取ったユーザID(8桁)とパスワード(8桁)に加え、申込関係書類に同封の申込ID(10桁)と初期パスワード(6桁)を使います。入力は学校が定める入力期限まで
- マイナンバーを提出する:スカラネット入力時に同時に提出します
- 確認書類を郵送する:奨学金確認書兼地方税同意書と身元確認書類を、同封の青色の専用提出用封筒で、郵便局の窓口から簡易書留で郵送します。この書類は学校には提出しません
- 追加書類の案内が来たら期限までに郵送する
4番は間違えやすいところです。他の書類は学校に出すのに、この封筒だけはJASSOへ直接送ります。簡易書留は郵便局の窓口でしか出せないため、締切間際にポスト投函で済ませることはできません。
採用候補者に決まったあと(進学後の手続き)
採用候補者に決まっても、そこで終わりではありません。進学後に次の手続きが必要です。
- 進学先の学校に「採用候補者決定通知【提出用】」を提出する
- 進学先から進学届入力下書き用紙を受け取り、記入する
- 進学先から識別番号(ユーザIDとパスワード)を受け取る
- 進学先の学校が指定する期間までに、インターネットで進学届を提出する
進学届の提出が完了すると、振込に向けた処理が進みます。ここでも期限を決めるのは進学先の学校です。入学直後は手続きが重なるので、配られる書類の中から奨学金関係を先に開くくらいの意識でちょうどよいと思います。
申込に向けて準備しておきたいこと
予約採用では、家計を支える方の収入に関する情報とマイナンバーの提出が必要です。マイナンバー関係書類の所在を確認し、高校の案内や説明会の日程を見逃さないようにしておきましょう。種類ごとの違い(給付・第一種・第二種)はJASSOの奨学金の種類と違いで詳しく整理しています。申込の前に、家庭でどのタイプを狙うかだけは決めておきましょう。制度の全体像を1冊で押さえておくと、高校からの案内も読み込みやすくなります。
上の1冊は、奨学金の「もらう・借りる」をQ&A形式で整理した活用ガイドです。予約採用と在学採用の違いや、申込にあたって家庭で確認しておきたいポイントが質問と回答の形でまとまっています。ただし掲載内容は書籍発行時点のものなので、金額や制度の最新情報はJASSO公式サイトとあわせてご確認ください。
返還のいらない奨学金を優先して知りたいとき
「できれば返さなくてよい奨学金から検討したい」というご家庭も多いはずです。予約採用でも給付奨学金は申込対象ですが、給付型は家庭の状況などによって対象が定められています。
上の書籍は、返済のいらない給付型の奨学金に焦点を当てたガイドです。JASSO以外の団体奨学金まで視野を広げたいときの参考になります。ただし対象や条件は制度の見直しで変わるため、申し込む際は必ず公式で最新の条件を確認してください。国や自治体の支援全体を見渡したい方は教育費の補助金にはどんな制度がある?もご覧ください。
借りるかどうか、家庭で判断したいとき
貸与型の奨学金は、進学後の学びを支えてくれる一方で、卒業後に返還が続く仕組みです。
上の1冊は、奨学金を借りるかどうかの判断材料を整理した本です。返還まで含めて家庭で話し合っておきたいときの参考になります。
筆者の判断基準
この記事を書いている立場から、優先順位をはっきり書いておきます。
第一に、予約採用の申込機会は「借りるかどうかが決まっていなくても」押さえておくことを勧めます。採用候補者に決まっても、進学後に進学届を出さなければ貸与は始まりません。一方で申し込まなかった場合の巻き戻しはききません。選択肢を残すコストのほうが小さいという判断です。
第二に、家庭で決めておくべきは「金額」ではなく「上限」です。月額は進学先が決まってからでも調整できますが、「返還を含めて我が家はいくらまでなら背負えるか」の線引きは冷静なうちに決めておくべきだと考えます。
第三に、締切の確認は生徒本人ではなく保護者も一緒に行うこと。校内締切は高校ごとに異なり、本人が聞き逃すと家庭の誰も気づけません。三者面談などの機会に一度確認しておくのが確実です。
よくある質問
Q. 予約採用は高校何年生で申し込むのですか?
進学予定者は在学している高校を通じて申し込みます。校内での案内時期や締切は高校ごとに異なるため、高3の春までに奨学金担当(進路指導の先生)へ確認してください。すでに卒業している方も、卒業後2年以内なら卒業した高校を通じて申し込めます。
Q. 予約採用の締切はいつですか?
申込期間は全国一律ではありません。JASSOのFAQでも「申込期間は学校により異なるため、必ず在籍している高等学校等(既卒生は卒業した高等学校等)にご確認ください」と案内されています。スカラネットの入力期限も学校が定めます。
Q. 予約採用に間に合わなかったらどうなりますか?
進学後に申し込む在学採用というルートがあります。在学採用でも給付奨学金・貸与奨学金の申込が可能で、家計急変時の特例措置も用意されています。ただし進学前に支援額の見通しが立たない点は不利になるので、可能なかぎり予約採用の機会を使うほうが安心です。
参照した公式情報(取得日 2026年8月29日)
- 日本学生支援機構(JASSO)進学前に申し込む(予約採用):https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/yoyaku/index.html
- JASSO 申込手続きについて(予約採用):https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/yoyaku/houhou.html
- JASSO 大学等奨学生採用候補者(予約採用)に決定された方へ:https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/yoyaku/yoyakukouhosha/index.html
- JASSO 進学後に申し込む(在学採用):https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/zaigaku/index.html
- JASSO よくある質問「大学等奨学生予約採用の申込期間はいつですか。」:https://www.jasso.go.jp/faq/shogakukin/moshikomi/yoyaku/houhou/1203102_2660.html
制度の内容・金額・申込方法は年度によって変更されます。申込の前に必ず上記の公式サイトと、在学している高校の案内でご確認ください。
まとめ
JASSOの奨学金の予約採用は、進学前の高校在学中に、在学している高校を通じて申し込む方式です。給付奨学金・貸与奨学金・授業料等減免をまとめて申し込むことができ、採用候補者に決まると、進学後の進学届の提出を経て振込へ進みます。
最大のポイントは、申込の締切が全国一律ではなく高校ごとに定められていること。案内を待たず、高2の終わりから高3のはじめに保護者も一緒に学校へ確認しておきましょう。申込時期・締切・支給額の具体的な条件は年度や学校で異なるため、必ず在学高校とJASSO公式サイトでご確認ください。


コメント