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TOEICの参考書は何から始める?レベル別に選ぶ4冊の順番
「TOEICの勉強を始めよう」と書店やネットの参考書コーナーを開くと、驚くほどたくさんの本が並んでいます。単語帳、文法書、問題集、模試——どれも良さそうに見えて、結局どれを買えばいいのか分からないまま手が止まってしまう。そんな経験はないでしょうか。
参考書選びでつまずく一番の原因は、「何を・どの順番でやるか」が決まっていないことです。逆に言えば、順番さえ決まれば必要な冊数はぐっと絞れます。
この記事では、TOEIC対策を 「単語 → 文法 → 実戦」の3ステップ・4冊 に整理してご紹介します。今のあなたのスコアで「最初の1冊」が決まるように書きましたので、読み終わるころには次に何を買えばいいかがはっきりしているはずです。
TOEICの参考書選びで失敗する理由
まずは、多くの人が参考書選びでつまずくポイントを整理しておきましょう。当てはまるものがあれば、そこが今のあなたのボトルネックかもしれません。
冊数が多すぎて「結局どれ」で止まる
TOEIC対策のおすすめをまとめた記事の多くは、10冊、20冊と候補を並べています。網羅性はありますが、読み終わっても「で、自分は何から買えばいいの?」という肝心の疑問が残りがちです。選択肢が多いほど、人は決められなくなります。
順番を無視して難しい問題集から入る
やる気があるときほど、いきなり分厚い問題集や模試に手を出しがちです。ですが、土台となる単語や文法が入っていない状態で問題を解いても、「知らない単語だらけで読めない」「解説を読んでも理解できない」となり、挫折しやすくなります。
レベルに合わない単語帳で挫折する
単語帳は「有名だから」という理由で選ぶと、今の自分には難しすぎる(あるいは簡単すぎる)ことがあります。特にTOEICの単語帳はレベル別に作られているものが多く、ここを外すと最初の1冊が続きません。
だからこそ、「単語 → 文法 → 実戦」の順番で、各ステップ1冊ずつに絞る のが遠回りに見えて一番の近道です。次の章で全体像を先にお見せします。
結論|TOEIC対策はこの4冊を順番にやる
先に全体像です。TOEIC対策は、次の3ステップ・4冊を順番に進めるだけで骨組みが完成します。それぞれの本には「担当する役割」があります。
| ステップ | 参考書 | 主な役割 |
|---|---|---|
| ① 単語 | 銀のフレーズ/金のフレーズ | すべての土台。まずここを固める |
| ② 文法 | 文法特急 | Part5(短文穴埋め)の得点源をつくる |
| ③ 実戦 | 公式問題集11 | 本番形式で通し練習し、仕上げる |
ポイントは、単語帳だけレベルで2択になっている ことです。今のスコアによって「銀」か「金」のどちらから始めるかが分かれます。文法と実戦は全員共通で、単語のあとに順番に進めます。
では、ステップごとに見ていきましょう。
【ステップ1】単語|まず土台をつくる1冊
TOEICのスコアを伸ばすうえで、単語は避けて通れません。リスニングもリーディングも、知っている単語が多いほど「聞き取れる・読める」割合が上がっていきます。効果には個人差がありますが、最初に手をつけて損がないのが単語です。
ここだけは今のスコアで選ぶ本が変わります。一問だけ、自分に問いかけてみてください。今のスコアは500点未満でしょうか、それとも500点以上でしょうか。
現在500点未満なら「銀のフレーズ」から
まだTOEICを受けたことがない方や、スコアが500点に届いていない方は、基礎固めの「銀のフレーズ」から始めるのがおすすめです。
「基礎の400語」「頻出の300語」「必須の200語」「発展の100語」と、やさしい語からレベル順に1000語が並んでいます。全フレーズに音声が付き、復習用のチェックシートもあるので、まずは基本語彙をひととおり固めたい方の入口にぴったりです。
現在500点以上なら「金のフレーズ」へ
すでに500点前後のスコアがある方、基礎語彙には自信がある方は、定番の「金のフレーズ(増補改訂版)」から始めましょう。
こちらは「600点レベル・助走の400語」「730点レベル・加速の300語」「860点レベル・飛躍の200語」「990点レベル・頂点の100語」と、目標スコア別に単語が構成されています。自分の目標に必要なところまでを重点的に覚えられるのが特長です。
まずはこの1冊を、目標スコアの手前のレベルまで繰り返し回してみてください。単語が入ってくると、次の文法・実戦の理解度が一段上がります。
【ステップ2】文法|Part5の得点源を固める
単語の次は文法です。TOEICのリーディングには、短文の空所に適切な語を入れる「Part5」があります。ここは文法の知識で解ける問題が多く、対策した分だけ得点につながりやすいパートです。
ステップ2でおすすめするのは「1駅1題 文法特急」です。タイトルのとおり1問が短く区切られているので、通勤・通学のスキマ時間でも1問ずつ進められます。
内容も「初級編(まずは550点)」「中級編(しっかり730点)」と段階的に構成されているため、単語を固めた直後の人がPart5・6の解き方を身につけるのに向いています。
文法特急を一周すると、Part5で「なんとなく」で選んでいた問題を、根拠を持って選べるようになっていきます。
【ステップ3】実戦|本番形式で仕上げる
単語と文法という土台ができたら、最後は本番形式で通し練習をします。ここで使うのが「公式TOEIC Listening & Reading 問題集11」です。
公式問題集は、実際のテストを作っているETSが制作しているため、問題の質・難易度・出題形式が本番にもっとも近い教材です。テスト2回分(計400問)が収録され、公式スピーカーによるリスニング音声、参考スコア範囲の換算表まで付いています。
この1冊だけ、他の3冊より価格は高めです。ですが、位置づけはあくまで「仕上げ」。単語・文法を入れたうえで、時間を計って本番のリハーサルをするための教材です。焦って最初に買う必要はありません。まずはステップ1の単語帳から始め、実力がついてきた段階でこの1冊に進むのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
金のフレーズと銀のフレーズ、どっちを買えばいい?
今のスコアで決めるのが分かりやすいです。500点未満なら基礎固めの「銀」、500点以上なら定番の「金」 を目安にしてください。まだ受験経験がなく不安な方は「銀」から始めれば、無理なく基礎語彙を固められます。両方を同時に買う必要はありません。
4冊を全部同時に買うべき?
いいえ、順番に1冊ずつで大丈夫です。単語帳を一周してから文法、文法が固まってから実戦、というように進めれば十分です。同時に買うと結局どれも中途半端になりやすいので、まずは今のステップの1冊に集中しましょう。
どれくらいの期間がかかる?
これは目標スコアや、確保できる学習時間によって大きく変わります。大切なのは期間よりも「順番を守って積み上げること」です。単語 → 文法 → 実戦の流れを崩さず、今のステップを一つずつ終わらせていけば、着実に前に進めます。
まとめ|まずは単語の1冊から始めよう
最後に、TOEIC対策の4冊をもう一度整理します。
- ステップ1 単語:500点未満なら「銀のフレーズ」、500点以上なら「金のフレーズ」
- ステップ2 文法:「文法特急」でPart5の得点源をつくる
- ステップ3 実戦:「公式問題集11」で本番形式の仕上げ
参考書選びで大切なのは、たくさん揃えることではなく、正しい順番で一冊ずつ終わらせることです。まずは今日、自分のレベルに合った単語帳の1冊から始めてみてください。土台の単語が入るだけで、この先の勉強がぐっと進めやすくなります。


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