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TOEFL対策は何から始める?留学に必要なスコア別のやることリスト
留学は決めた、あるいは決めかけている。でも、いざTOEFLの対策となると「何から手をつければいいのか分からない」——そんな状態で立ち止まっていませんか。
書店にもネットにも情報はあふれていますが、参考書は何冊も紹介されていて、結局どれを、どの順番でやればいいのかが見えてきません。
この記事では、まず「留学に必要なスコアの目安」を確認したうえで、対策を始める順番と、最初に揃えておきたい教材を3ステップで整理します。読み終わるころには、あなたが今日から何をすればいいのかがはっきりするはずです。
留学にTOEFLはどのくらい必要?まずゴールを決める
TOEFLの対策で最初にやるべきことは、参考書を開くことではありません。自分がどのくらいのスコアを取ればいいのか、ゴールを決めることです。ゴールが分からないまま走り出すと、勉強量の見当がつかず、途中で息切れしてしまいます。
学部は80点前後、大学院は100点前後が一つの目安
一般的に、海外大学の学部への進学では TOEFL iBT で80点前後、大学院では100点前後を求められることが多いといわれています。
ただし、これはあくまで一般的な目安です。必要なスコアは国・大学・学部によって大きく異なり、同じ大学でも学科ごとに違うこともあります。出願を考えている学校の要項(Admission Requirements)を必ず自分で確認してください。ここを確認するだけでも、対策のゴールがぐっと具体的になります。
今のスコアとの差が、必要な勉強量になる
ゴールが決まったら、次は現在地の確認です。一般に、TOEFLのスコアを10点上げるには100〜300時間ほどかかるといわれます。仮に今の実力から30点上げたいなら、単純計算で300〜900時間。ここから逆算すれば、留学の出願時期までに1日どのくらい勉強すればいいのかが見えてきます。
数字にすると気が遠くなるかもしれませんが、裏を返せば「正しい順番でコツコツ積み上げれば、独学でも十分に届く」ということです。次の章から、その順番を具体的に見ていきましょう。
TOEFL対策は何から始める?迷わない3ステップ
TOEFL対策でつまずく人の多くは、教材選びで迷って時間を使ってしまいます。大事なのは「何冊やるか」ではなく「どの順番でやるか」です。
ここでは、留学を目指す人が最初に踏むべき道のりを、①試験の全体像をつかむ→②語彙の土台を固める→③公式教材で実戦演習という3つのステップに整理しました。
ステップ1:まず試験の全体像をつかむ(iBT入門)
TOEFL iBT は Reading・Listening・Speaking・Writing の4技能を測る試験で、出題形式がかなり独特です。パソコンで受験し、スピーキングはマイクに向かって話し、ライティングでは読んだ内容・聞いた内容をまとめて書く——といった、日本の英語試験とはひと味違う形式に最初は戸惑いがちです。
だからこそ、いきなり問題演習に入るより、まず「TOEFLとはどういう試験なのか」を一冊で通しておくのが遠回りに見えて近道です。試験の流れや各技能の問題タイプが頭に入っていると、その後の対策の吸収効率が変わってきます。
はじめての人向けのiBT対策書は、試験の全体像と各技能の解き方の基本を、入門者の目線でまとめてくれています。
ステップ2:全技能の土台になる語彙を固める
TOEFL対策で誰もが口を揃えて言うのが「まず語彙」です。語彙力は Reading や Listening はもちろん、Speaking・Writing でも「言いたいことを表現できるか」を左右します。4技能すべての土台が単語なのです。
ここで主力になるのが、TOEFL対策の定番として広く使われている単語帳です。
この「TOEFLテスト英単語3800」が留学対策に向いているのは、収録語がスコア帯ごとに RANK1〜RANK4 に分かれている点です。RANK1がiBT60点前後、RANK2が80点前後、RANK3が100点前後、RANK4が105点超——というように、自分の目標スコアと覚えるべき語彙が直接ひもづきます。
つまり、学部留学で80点を狙うならRANK2まで、大学院で100点ならRANK3まで、というようにゴールから逆算して取り組む範囲を決められるということです。レビューは★4.67(21件)と、数の少ないTOEFL教材の中では評価も集まっています。まずはここを固めることが、その後のすべての技能を支えます。
ステップ3:公式教材で4技能を実戦演習する
全体像をつかみ、語彙の土台ができたら、仕上げは本番形式の演習です。ここで頼りになるのが、試験を作っているETS自身が出している公式教材です。
公式教材の価値は、本番と同じ出題傾向・採点基準に触れられることにあります。市販の対策書で解き方を学んだあと、公式問題で「本番でどう出るか」を体感しておくと、当日の戸惑いが大きく減ります。4技能を通しで演習し、自分の弱い技能を見つけて重点的に補強していきましょう。
スコア別・レベル別のやることリスト
3ステップの全体像がつかめたら、あとは自分のゴールに合わせて力の入れどころを変えるだけです。目標スコア別に「やること」と「使う教材」を整理しました。
| 目標の目安 | 主にやること | 中心になる教材 |
|---|---|---|
| これから始める(〜60点目安) | 試験の形式に慣れる+基礎語彙 | iBT入門書+単語帳RANK1〜2 |
| 学部留学を狙う(80点目安) | 語彙を広げ、公式で演習量を確保 | 単語帳RANK3まで+公式教材 |
| 大学院を狙う(100点目安) | 上位語彙+弱点技能の集中対策 | 単語帳RANK4まで+公式で弱点補強 |
ポイントは、どのレベルでも単語帳が背骨になっていることです。語彙を伸ばしながら、レベルが上がるにつれて演習の比重を増やしていく——この流れは変わりません。
これから始める人(〜60点目安)
まずは焦らず、試験形式に慣れることと基礎語彙の定着を優先します。入門書で全体像を押さえ、単語帳のRANK1〜2を繰り返すのがこの時期の中心です。ここを飛ばして難しい問題集に手を出すと、手応えが得られず挫折しやすくなります。
学部留学を狙う人(80点目安)
基礎ができたら語彙をRANK3まで広げ、公式教材で演習量を確保していきます。読む・聞くで得点を安定させつつ、書く・話すの型を練習で身につけていく段階です。
大学院を狙う人(100点目安)
より専門的な語彙(RANK4)まで固め、公式教材で自分の弱い技能を集中的に鍛えます。100点前後を目指す段階では、苦手技能を一つ潰すだけでも総合点への効果が大きくなります。
独学で続けるための進め方Q&A
Q. 対策期間はどのくらい見ておけばいい?
初心者が目標スコアに届くまで、一般には最低でも3〜6ヶ月ほどの準備期間を見ておくと安心といわれます。ただし現在の英語力と目標との差によって必要な期間は変わるので、前章の「10点=100〜300時間」を目安に、出願時期から逆算して計画を立てましょう。
Q. 単語はいつまでに終わらせるべき?
語彙は4技能すべての土台なので、対策の初期に集中して取り組むのがおすすめです。とはいえ一度覚えて終わりではなく、以降も毎日少しずつ触れて維持していくことが大切です。単語帳は最後まで手元に置いておく一冊になります。
Q. スクールに通わないと無理?
必ずしもそうではありません。試験の全体像を入門書で理解し、語彙を固め、公式教材で実戦演習する——という流れは、独学でも十分に組み立てられます。まずは独学で始めてみて、スピーキングやライティングの添削など「一人では難しい部分」が出てきたら、その部分だけ外部の力を借りる、という考え方もできます。
まとめ:留学に向けて、まず最初の一冊から
TOEFL対策で迷ったときは、次の順番を思い出してください。
- ゴールを決める:出願先の要項で必要スコアを確認する
- 全体像をつかむ:入門書で試験の形式を知る
- 語彙を固める:単語帳で4技能の土台をつくる
- 実戦する:公式教材で本番形式に慣れる
そして、この4つのどれを支えるのも語彙力です。何から始めればいいか迷っているなら、まずは土台になる単語帳の一冊から始めるのが、遠回りのない一歩になります。
留学というゴールは大きく見えても、やることを順番に並べれば、今日の一歩は決してあいまいではありません。まずはゴールの確認と、最初の一冊から始めてみてください。


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