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共通テスト英語の時間配分はどう決める?リーディング80分の解く順番と目安
模試のたびに「最後の大問まで届かなかった」「時間さえあれば解けたのに」と感じている高校生は多いのではないでしょうか。共通テストの英語リーディングは、英文をすべてていねいに読み切ろうとすると時間が足りなくなりやすい試験です。逆にいえば、時間配分と解く順番を先に決めておくだけで、同じ実力でも取れる点が変わってきます。
この記事では、大学入試センターが公表している試験時間と大問構成を確認したうえで、80分をどう割り振るか、どの順番で解くかの考え方を整理します。なお、大問ごとの時間配分は公式に決められているものではありません。ここで示す配分はあくまで一つの型として、自分用に調整する土台に使ってください。(2026年8月時点の情報です)
共通テスト英語の時間配分でつまずく理由
時間が足りなくなる人の多くは、実力不足というより「配分の設計をしていない」ことが原因です。
共通テストのリーディングは、前半に短いテキストや告知文、後半に長めの物語文・論説文・レポート作成といった構成で並んでいます。前から順に、どの問題も同じ熱量で読んでいくと、配点の大きい後半に差しかかったころに残り時間が消えている、という展開になりがちです。
しかも本番は一度きりで、途中で「あと何分あるか」を落ち着いて計算する余裕はありません。だからこそ、机に向かっている段階で「この大問はここまでに終える」という目印をつくっておくことが、時間切れを防ぐうえで現実的な手段になります。
まず確認:共通テスト英語リーディングの試験時間と大問構成
配分を考える前に、公式に決まっている枠を押さえておきましょう。
リーディングは80分、リスニングは60分(うち解答時間30分)
大学入試センターが公表している令和9年度(2027年1月実施)の出題方法によると、『英語』はリーディングとリスニングの両方が出題され、受験者は原則としてその両方を受験します。試験時間と配点は次のとおりです。
| 科目 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|
| 英語【リーディング】 | 80分 | 100点 |
| 英語【リスニング】 | 60分(うち解答時間30分) | 100点 |
リスニングの60分には、音声機器の配付・確認などの時間が含まれます。実際に問題を解く時間は30分です。試験日そのものの日程は共通テスト2027の日程はいつ?令和9年度の試験日と当日の流れで確認しておくと、逆算した計画が立てやすくなります。
なお、リーディングとリスニングの配点比率は大学によって扱いが異なります。志望校の募集要項で、どちらをどの比率で使うのかを早めに調べておきましょう。
リーディングは大問8題。配点は前半が軽く、後半が重い
大学入試センターが公開している令和8年度(2026年1月実施)本試験の正解表では、リーディングの大問数は8題で、配点は次のように公表されています。
| 大問 | 配点 |
|---|---|
| 第1問 | 6点 |
| 第2問 | 12点 |
| 第3問 | 9点 |
| 第4問 | 12点 |
| 第5問 | 16点 |
| 第6問 | 12点 |
| 第7問 | 16点 |
| 第8問 | 17点 |
前半の第1問・第3問は配点が軽く、後半の第5問・第7問・第8問に点が集まっているのが分かります。時間配分を考えるときは、この「後半に点が寄っている」構造が出発点になります。
大問の構成は年度によって見直されることがあります。受験する年度の実際の形式は、大学入試センターの過去問ページで最新の本試験問題を見て確かめておくと安心です。
リーディング80分の時間配分の目安(一つの型)
ここからは配分の話です。くり返しになりますが、大問別の時間は公式に定められていません。以下は配点と英文量のバランスから組んだ一例です。
大問別の配分例
| 大問 | 時間の目安 | 通過時刻の目安 |
|---|---|---|
| 第1問 | 3分 | 3分経過 |
| 第2問 | 6分 | 9分経過 |
| 第3問 | 5分 | 14分経過 |
| 第4問 | 8分 | 22分経過 |
| 第5問 | 12分 | 34分経過 |
| 第6問 | 10分 | 44分経過 |
| 第7問 | 12分 | 56分経過 |
| 第8問 | 15分 | 71分経過 |
| 見直し・予備 | 9分 | 80分 |
覚えるべきは各大問の分数ではなく、右の「通過時刻」のほうです。本番で確認するのは時計だけなので、「第5問が終わったときに35分前後」といった数点のチェックポイントだけを頭に入れておくと、迷わず進められます。
見直しの時間を先に取り分けておく
配分を組むときは、80分をすべて解答に割り当てないことをおすすめします。マークのずれに気づく、飛ばした設問に戻る、迷った選択肢を見直す。こうした作業の時間を最後に残しておくと、取りこぼしを拾いやすくなります。
上の例では9分を予備にしていますが、5分でも構いません。大切なのは「予備をゼロにしない」ことです。
解く順番の決め方|3つの型から自分に合うものを選ぶ
時間配分と同じくらい効くのが、解く順番です。代表的な型を3つ挙げます。
1. 前から順に解く型
問題冊子の流れどおりに進めます。設問形式が徐々に重くなるため、頭が英語に慣れていく感覚を得やすいのが利点です。ページをめくる迷いがなく、時間のロスも少なくて済みます。前半をテンポよく処理できる人に向いています。
2. 配点の大きい後半から解く型
第5問以降の配点が重い大問を、集中力のある序盤に持ってくる型です。「後半に届かないまま終わる」という事態を避けやすくなります。ただし、いきなり長文から入るため、頭が英語に切り替わるまでの数分が重たく感じることがあります。試すなら、模試や演習で先に体感しておきましょう。
3. 得意な形式を先に取る型
図表の読み取りが得意、物語文が読みやすい、といった相性がはっきりしている人向けです。得点しやすい大問を確実に回収してから、残り時間を苦手な大問に充てます。ただし行ったり来たりするとマークのずれが起きやすいので、順番は事前に固定しておきます。
どの型が優れているという話ではなく、自分の得点の落ち方に合うものを選ぶのがポイントです。模試2〜3回分で型を変えて試し、いちばん総合点が安定したものを本番用に固定するとよいでしょう。
時間が足りなくなる3つの原因と直し方
配分表をつくっても、そのとおりに進まないことはあります。よくある原因は次の3つです。
戻り読みが多い
英文を読み進めながら、意味が取れない箇所で何度も前に戻ってしまうパターンです。1文ずつ和訳するのではなく、意味のかたまりごとに前から処理していく読み方に慣れると、読む速さが安定しやすくなります。読解の土台づくりは高校生の夏休みの英語長文対策|何から始める?段階別の進め方も参考にしてください。
設問と本文を往復しすぎている
選択肢を先に全部読んでから本文に戻る、を何度もくり返すと時間を使います。設問文だけ先に見て「何を探すのか」を決めてから本文に入ると、往復の回数を減らせます。
時間を測らずに演習している
自宅の演習で時間を計っていないと、本番でだけ配分が崩れます。大問単位でよいので、タイマーを使って解く習慣をつけておきましょう。時間内に終わらなかった大問は、そこで一度止めて印をつけ、そのあとで時間無制限で解き直すと、「時間の問題」なのか「実力の問題」なのかを切り分けられます。
時間配分を体に入れる練習の進め方
配分は知識ではなく体感です。次の順序で練習すると、無理なく身につきやすくなります。
ステップ1:大問単位で時間を測る
まずは第5問だけ、第8問だけ、というように1大問を切り出して、目安時間内に解き切る練習をします。ここで「自分は第8問に何分かかるのか」という実測値が手に入ります。実測に合わせて配分表を書き換えていきましょう。
ステップ2:過去問で通しの80分を体験する
実測値が出たら、本試験の形式で80分を通して解きます。過去問をいつから始めるかで迷っている人は、共通テスト過去問は夏休みから始めるべき?後悔しない使い方で始め方の考え方を確認してみてください。
ステップ3:実戦問題集で回数を重ねる
過去問は本数に限りがあります。通しの練習量を増やしたいときは、本番と同じ形式で編集された実戦問題集や実戦模試を使うと、配分の型を何度も試せます。
リーディングの通し練習に使いやすいのが、大問ごとの解き方と時間の目安をセットで扱う実戦対策型の問題集です。
模試形式でまとめて回数を積みたい場合は、実戦模試タイプが向いています。本番と同じ時間で解き、通過時刻とのずれを毎回記録していくと、配分が少しずつ自分のものになっていきます。
リーディングの配分が安定してきたら、リスニングにも同じやり方を広げてみましょう。リスニングは解答時間が30分と短く、音声のペースに合わせて処理する力が求められます。
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★5.0(レビュー1件)|参考書専門店 ブックスドリーム
いずれの教材も、大切なのは冊数ではなく「同じ形式を、時間を測って、記録しながらくり返す」ことです。1冊を回しきるほうが、配分は安定しやすくなります。
まとめ
共通テスト英語リーディングの時間配分は、次の3点を押さえるところから始まります。
- 試験時間は80分・100点で、大問は8題。配点は後半に寄っている(大学入試センター公表)
- 大問別の時間は公式に決まっていないため、配分は自分の実測値でつくる
- 覚えるのは各大問の分数ではなく、「この大問が終わったら何分経過」という通過時刻
そして、解く順番は前から・後半から・得意形式からの3つの型を試して、総合点がいちばん安定するものを本番用に固定します。あとは時間を測った演習を重ねるだけです。配分は才能ではなく手順なので、練習した分だけ再現しやすくなります。まずは次の演習から、タイマーを1つ置くところを始めてみてください。


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