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「本は読んでいるのに、国語の読解問題ができない」「文章の意味を取り違える」——小学生の読解力に悩む家庭は多いものです。読解力はすべての教科の土台になるだけに、なんとかしたいと感じますよね。
意外に思われるかもしれませんが、読書をたくさんすれば読解力が上がる、とは限りません。好きな本を楽しく読むことと、文章を正確に読み取ることは、別のスキルだからです。読解力を伸ばすには、家庭で「読み取る手順」を意識的に練習することが効果的です。
この記事では、家庭でできる読解トレーニングの手順を紹介します。国語力を育てる本の選び方は、当サイトの国語関連の記事も参考にしてください。
読書だけでは読解力は上がりにくい
読書は語彙を増やし、文章に親しむうえでとても大切です。ただ、好きな本を読むときは、分からない部分を飛ばしても物語は楽しめてしまいます。これは「なんとなく読む」習慣で、テストで問われる「正確に読み取る」力とは別物です。
読解力とは、書かれていることを根拠にして、正確に意味を取り出す力です。これは、意識して手順を練習することで伸ばせます。
家でできる読解トレーニング4手順
短い文章を使って、次の4つを親子でやってみてください。特別な教材がなくても、教科書の文章で始められます。
| 手順 | やること | 育つ力 |
|---|---|---|
| ①要点を1文で言う | 「この話は何の話?」を一文で答えさせる | 要約する力 |
| ②指示語をたどる | 「それ」「これ」が何を指すか確認 | 文のつながりを追う力 |
| ③接続語に注目 | 「しかし」「だから」の前後の関係を見る | 論理をつかむ力 |
| ④段落の役割 | 各段落が「例」か「主張」かを言う | 文章の構造を読む力 |
この4手順の狙いは、「なんとなく読む」を「根拠を持って読む」に変えることです。特に①の「一文で言う」は効果が大きく、要点をつかめているかがすぐ分かります。最初は親が一緒にやり、慣れたら本人だけでできるようにしていきます。
会話で読解力を育てる
読解力は、机の上だけでなく日常の会話でも育ちます。
- 読んだ本や見たテレビについて「どういう話だった?」と聞く
- 「なんでそう思ったの?」と根拠を尋ねる
- ニュースや出来事を「つまりどういうこと?」と一緒に言い換える
こうしたやりとりは、①の要約や③の論理をつかむ練習そのものです。勉強という形をとらなくても、読解力を伸ばす機会は日常にたくさんあります。
型を練習する問題集
手順を体系的に練習するなら、読解の「型」を教えてくれる問題集が役立ちます。次の一冊は、読解を感覚でなく手順で教える構成で、家庭学習で読み取りの型を身につけるのに向いています。
よくある質問
Q. 読書は意味がないのですか?
そんなことはありません。読書は語彙力や文章への親しみを育てる大切な習慣です。ただ、それとは別に「正確に読み取る手順」を練習すると、読解問題に強くなります。両方を組み合わせるのが理想です。
Q. 何年生から始めればいいですか?
低学年でも、短い文章で「何の話?」と聞くことから始められます。学年が上がるほど扱う文章を長く・難しくしていきましょう。
Q. 子どもが読解問題を嫌がります。
長文でいきなり練習すると挫折します。教科書の短い文章や、好きな本の一場面など、負担の少ない題材から4手順を試してみてください。
まとめ:読書とは別に「読み取る手順」を練習する
小学生の読解力は、読書量だけでは伸びにくく、家庭で「読み取る手順」を意識的に練習することで育ちます。要点を一文で言い、指示語と接続語をたどり、段落の役割をつかむ。そして日常の会話でも「どういうこと?」と言い換える機会を作る。感覚でなく手順で読む習慣が、確かな読解力につながります。


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