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TOEIC公式問題集の最新版はどれ?13巻までの違いと古い巻の選び方
TOEICの公式問題集を買おうとして書店やネットショップを開くと、タイトルのうしろに番号がついた本がずらりと並んでいます。番号が大きいほうが新しいのか、古い番号を買っても意味があるのか、そもそも自分はどれを選べばいいのか。就活や昇進、大学の単位認定などでスコアが必要になった大学生・社会人ほど、最初の1冊選びでつまずきがちです。
この記事では、TOEIC Listening & Reading(L&R)の公式問題集について、いま最新の巻はどれか、番号ごとに何が違うのか、最新版から買うべきか古い巻でも足りるのかを、IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式ページで2026年10月9日に確認した情報をもとに整理しました。
結論:いま最新の公式問題集は13
IIBCの公式教材ページでは、公式TOEIC Listening & Reading 問題集 13 が2026年10月発売の最新刊として案内されています。2025年10月発売の 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 12 は、ひとつ前の巻になりました。
13は、ほかの巻と同じく本番と同じプロセスで制作された問題をテスト2回分(計400問)収録しています。公式ページによると、リスニングセクションの音声に加えて、リーディングセクションの一部の音声も特典としてダウンロードできます。
発売直後の時期は、ネット書店によって予約受付中の表示が残っていることがあります。購入前に、商品ページで発売状況とお届け予定日を確かめておくと安心です。
公式問題集の巻号と刊行時期の一覧
番号つきのシリーズは、おおむね1年前後の間隔で新しい巻が加わってきました。IIBCの公式教材ページに掲載されている各巻の年月表記と、音声の受け取り方を一覧にすると次のとおりです(音声の列は公式ページの各巻の説明をもとに要約。問題集 2 のみ商品名の表記によります)。
| 巻 | 公式ページの年月表記 | 音声の受け取り方 |
|---|---|---|
| 問題集 13 | 2026年10月発売 | ダウンロード(リーディング一部音声の特典つき) |
| 問題集 12 | 2025年10月発売 | ダウンロード(リーディング一部音声の特典つき) |
| 問題集 11 | 2024年7月発売 | ダウンロード(リーディング一部音声の特典つき) |
| 問題集 10 | 2023年10月発売 | 付属CD+特典音声のダウンロード |
| 問題集 9 | 2026年7月改訂 | ダウンロード(改訂版は音声CDの付属なし) |
| 問題集 8 | 2021年10月発売 | 付属CD+特典音声のダウンロード |
| 問題集 7 | 2020年12月発売 | 付属CD+特典音声のダウンロード |
| 問題集 6 | 2020年2月発売 | 付属CD+特典音声のダウンロード |
| 問題集 5 | 2019年6月発売 | 付属CD+特典音声のダウンロード |
| 問題集 4 | 2018年10月発売 | 付属CD収録の音声をダウンロード可 |
| 問題集 3 | 2017年12月発売 | 付属CD収録の音声をダウンロード可 |
| 問題集 2 | 2017年2月発売 | 付属CD(商品名に音声CD2枚付の表記) |
この表から読み取れるポイントは3つあります。
- 番号が大きいほど新しい。9だけは2026年7月に音声ダウンロード版として改訂されているため、年月表記が新しく見えますが、番号の並びとしては10より前の巻です。
- 10以前は音声CDが付属し、11以降はダウンロードが基本。パソコンに光学ドライブがない、スマートフォンだけで聞きたいという人は、この違いが買い方に直結します。
- どの巻もテスト2回分(計400問)。番号が増えても、1冊あたりの分量は変わっていません。
なお、シリーズの前段には TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編 があります。公式ページでは、2016年5月の公開テストから導入された新形式問題に初めて対応した公式教材と説明されています。
番号が変わると何が変わり、何が変わらないのか
IIBCの「テストの形式と構成」ページでは、TOEIC L&Rはリスニング(約45分間・100問)とリーディング(75分間・100問)の合計約2時間で200問に答えるテストで、出題形式は毎回同じと説明されています。パートごとの問題数は次のとおりです。
| セクション | パート | 問題の種類 | 問題数(問) |
|---|---|---|---|
| リスニング | Part 1 | 写真描写問題 | 6 |
| リスニング | Part 2 | 応答問題 | 25 |
| リスニング | Part 3 | 会話問題 | 39 |
| リスニング | Part 4 | 説明文問題 | 30 |
| リーディング | Part 5 | 短文穴埋め問題 | 30 |
| リーディング | Part 6 | 長文穴埋め問題 | 16 |
| リーディング | Part 7 | 1つの文書 | 29 |
| リーディング | Part 7 | 複数の文書 | 25 |
公式問題集はこの形式に合わせて作られているので、番号が違っても、パート構成と問題数は同じです。変わるのは主に次の2点です。
- 収録されている問題そのもの。巻ごとに別の問題が入っているので、同じ問題を二度解くことはありません。
- 付属物と音声の受け取り方。前の表のとおり、CD付属かダウンロードかが巻によって違います。
新しい巻ほど難しいという声を見かけることもありますが、公式ページにはそうした説明はありません。難しさの感じ方は受験者の得意・不得意によっても変わるので、番号だけで難易度を決めつけず、解いたあとの正答数と換算表で自分の位置を確かめるほうが確実です。
最新版から買うか、古い巻で足りるかの判断軸
形式が毎回同じである以上、最新版でなければ意味がないわけではありません。一方で、最新の巻を選ぶ理由もあります。状況ごとに整理すると、次のように考えられます。
| いまの状況 | 選び方の目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 初めて公式問題集を買う | 最新の13 | いちばん新しく制作された問題で練習でき、2冊目以降に足す巻も番号順に決めやすい |
| 受験まで1〜2か月しかない | 最新の13を1冊やり込む | 冊数を増やすより、テスト2回分の復習を深めるほうに時間を使える |
| 1冊目を終えて演習量を増やしたい | 12・11と番号を下っていく | 形式は同じなので、新しい順に足すと音声もダウンロードでそろう |
| 予算を抑えたい | 中古の旧巻(2016年5月以降の形式に対応したもの) | テスト2回分という中身は共通。ただし音声と書き込みの確認が必要 |
| スマートフォンだけで音声を聞きたい | 11以降、または改訂版の9 | 音声CDの付属がなく、ダウンロードで受け取る前提の巻 |
注意したいのは、2016年5月の形式変更より前の教材です。中古市場には、タイトルに番号のない旧シリーズの公式問題集も出回っています。これらは現在の形式に対応していないため、本番の練習には向きません。中古を選ぶときは、ここで挙げた番号つきシリーズか、新形式問題対応編であることを確認してください。
ひとつ前の12は、2025年10月発売です。13と同じくテスト2回分を収録し、音声はダウンロードで受け取ります。13を終えたあとの2冊目や、13の在庫が見つからないときの選択肢になります。
1冊に入っているものと、テスト2回分の割り振り方
13の特集ページでは、1冊の中身として次のものが紹介されています。
- テスト2回分(計400問)の問題。本番と同じサイズ・レイアウトの問題用紙で解ける
- 本番と同じ形式のマークシート(解答用紙2枚)
- 別冊の解答・解説(日本語訳、正答・正誤の解説、重要語句とその意味)
- 正答数から参考スコア範囲がわかる換算表
- 公式スピーカーによるリスニング音声と、リーディングセクションの読み上げ音声(特典)
テストが2回分しかないので、2回の役割を最初に分けておくと1冊を無駄なく使えます。たとえば次のような割り振りです。
- テスト1は現在地を測る回。本番と同じ約2時間を確保し、途中で止めずに解く。採点後に換算表で参考スコア範囲を確認し、パートごとの正答数をメモしておく
- テスト1の復習。間違えた問題を、聞き取れなかった・語彙が分からなかった・時間が足りなかった、のどれに当たるか仕分ける。リーディングの読み上げ音声は、読んだ英文を耳で確かめる教材として使える
- テスト2は直前の仕上げの回。受験日の1〜2週間前まで取っておき、テスト1の復習で直した点が本番形式で通用するかを確かめる
テスト2を最初から続けて解いてしまうと、本番前に自分の状態を測る材料が残りません。2回分しかない問題を、測る回と仕上げる回に分けておくのが、1冊で完結させるコツです。リーディングで時間が足りなかった場合は、TOEICリーディングで時間足りない人へ|75分の配分と解く順の決め方で配分の見直し方をまとめています。
11は2024年7月発売で、音声をダウンロードで受け取る形になった世代です。12・13とあわせて新しい順に3冊を並べると、テスト6回分の演習量になります。
書籍版とアプリ版の違い
13は書籍のほかに、TOEIC公式教材アプリの中で購入するアプリ版も用意されています。公式ページで紹介されている違いを整理すると、次のとおりです。
| 項目 | 書籍版 | アプリ版 |
|---|---|---|
| 入手方法 | 書店・ネット書店 | TOEIC公式教材アプリ内で購入(アプリのダウンロードは無料) |
| 解く環境 | 本番と同じサイズ・レイアウトの問題用紙とマークシート | タイマー機能つきの模試モードで200問を通して解ける |
| 復習 | 別冊の解答・解説 | レーダーチャートでパートごとの正答率を確認し、間違えた問題だけを復習できる |
本番は紙の問題用紙とマークシートで解くので、時間配分や問題用紙のめくり方まで練習したい人は書籍版が向いています。通勤・通学のすき間で解き直しを回したい人は、アプリ版を組み合わせる方法もあります。なお、書籍版を買った人もアプリの無料機能で、ダウンロードした音声の繰り返し再生や自動採点マークシートを使えると案内されています。
ほかの公式教材との役割の違い
IIBCの公式教材ページには、問題集のほかにも目的別の教材が並んでいます。公式問題集は本番と同じ形式で通して解くための教材で、弱点を集中的に鍛える教材とは役割が違います。
| 教材 | 公式ページの説明の要点 | 問題集との使い分け |
|---|---|---|
| 公式TOEIC Listening & Reading 英単語 | 2026年1月発売。過去のテストから厳選した1,800語 | 問題集の解説で出会った語を、まとめて覚え直す |
| Part 3 & 4 音声速解 | 2024年12月発売。会話やトークの音声に遅れずについていくスキル向け | テスト1でPart 3・4の失点が目立ったときに |
| Part 7 速読演習 | 2022年12月発売。Part 7を全問解き切る速読スキル向け | リーディングを最後まで解き切れなかったときに |
| 500+/650+/800+ | 目標とするスコア帯ごとに問題を選んだ教材 | 換算表の結果が目標を大きく下回るときの基礎固めに |
| トレーニング 2 リスニング編・リーディング編 | 2023年12月発売。リスニング380問、リーディング377問 | 公式の問題をパート単位で数多く解きたいときに |
実際に解いてみて知らない単語が多くて読み切れないと感じた場合は、公式問題集と並行して語彙を固めるのが近道です。スコア帯ごとの選び分けはTOEICの単語帳はどれを選ぶ?レベル別の比較と選び方にまとめています。
また、公式問題集は到達度を測る教材なので、穴を埋める演習用の教材とは役割が違います。600点台で止まっている場合の役割分担は、TOEIC 600点から700点に上げる方法|次に埋める4つの穴で整理しています。まだ教材を1冊も持っていない段階なら、TOEIC初心者の参考書は何を買う?最初にそろえる3冊の選び方から読むと、問題集をどの順番で加えるかが分かります。
中古・改訂版を選ぶときの確認ポイント
旧巻を中古で探す場合や、改訂版が出ている巻を選ぶ場合は、次の4点を確認しておくと買い直しを防げます。
- 形式に対応しているか:番号つきシリーズ、または新形式問題対応編であること。タイトルに番号のない旧シリーズは避ける
- 音声がそろっているか:10以前の巻は付属CDが前提です。中古ではCDが欠けていることがあるので、商品説明で付属品を確認する
- 改訂前か改訂後か:9は2026年7月に改訂され、改訂版には音声CDが付属せず、音声はダウンロードで受け取ります。同じ番号でも版によって付属物が違う
- 書き込みと解答用紙:問題用紙やマークシートに書き込みがあると、本番形式の通し練習に使いにくくなる
音声の利用方法や正誤表は、IIBCの公式教材ページ上部の案内からも確認できます。購入後は、まず音声が手元で再生できるかを確かめてから学習を始めましょう。
筆者の判断基準
この記事で最新版や選び方を整理するにあたって、筆者は次の基準で判断しています。
- 最新かどうかは、ネット書店の並び順ではなくIIBCの公式教材ページで確かめる。ネット書店では予約中の巻や改訂版が混在し、どれが最新か分かりにくいことがあるため
- 1冊目は最新の巻を選び、2冊目以降は番号を新しい順にさかのぼる。形式が毎回同じなので古い巻にも演習価値はある一方、新しい順に足すほうが音声の受け取り方もそろいやすいため
- 冊数より、1冊の中のテスト2回分を使い切ることを優先する。テスト1で現在地を測り、復習をはさんでテスト2で仕上げる流れが、1冊でできる学習の一区切りだと考えるため
- 難易度の比較は、番号ではなく自分の正答数で行う。公式に難易度差の説明はなく、感じ方は人によって違うため
よくある質問
最新の13と、ひとつ前の12はどちらを買うべきですか?
初めて公式問題集を買うなら、最新の13から始めるのが分かりやすい選び方です。どちらもテスト2回分で形式も同じなので、13を終えて演習を増やしたくなったら12を足す、という順番にすると無駄がありません。13の在庫がすぐに見つからない場合は、12から始めても練習の中身の構成は変わりません。
古い番号の公式問題集でも本番対策になりますか?
なります。IIBCの公式ページでは、TOEIC L&Rの出題形式は毎回同じと説明されており、番号つきシリーズはその形式に合わせて作られています。ただし、2016年5月の形式変更より前の旧シリーズは現在の形式に対応していないので避けてください。また、10以前の巻は音声CDが前提なので、再生環境もあわせて確認しましょう。
次の巻はいつ発売されますか?
これまでの刊行時期を見ると、おおむね1年前後の間隔で新しい巻が加わっていますが、次の巻の時期は公式に発表されるまで分かりません。待つよりも、受験日から逆算して今出ている最新の巻で準備を始めるほうが確実です。最新の情報はIIBCの公式教材ページで確認できます。
参照した公式情報(取得日)
- 公式教材・問題集|IIBC(2026年10月9日取得)
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 13 特集|IIBC(2026年10月9日取得)
- テストの形式と構成|TOEIC Listening & Reading Test|IIBC(2026年10月9日取得)
まとめ
TOEIC L&Rの公式問題集は、IIBCの公式教材ページで2026年10月発売と案内されている 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 13 が最新刊です。どの巻もテスト2回分(計400問)を同じ形式で収録しており、番号による違いは主に収録問題と音声の受け取り方にあります。
初めての1冊なら最新の13を選び、テスト1で現在地を測ってテスト2で仕上げる。演習を増やしたくなったら12・11と新しい順にさかのぼる。中古や旧巻を選ぶときは、形式への対応と音声の有無を確かめる。この順番で考えれば、番号が並んでいても迷わずに選べます。巻の発売状況や音声の受け取り方は変わることがあるので、購入前にIIBCの公式教材ページもあわせて確認してください。


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