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本屋やネットで評判の参考書を見るたびに買ってしまい、気づけば机の上は参考書の山。でも、どれも中途半端で最後まで終わらない——大学受験生に「あるある」の悩みです。参考書は、多く持つほど成績が上がるわけではありません。むしろ逆のことすら起こります。
参考書を増やしすぎてしまうのは、「これで足りるか不安」だから。その不安から新しい1冊に手を出し、また終わらない、を繰り返します。抜け出すコツは、参考書は「何冊やったか」でなく「何冊を完璧にしたか」で決まると考え方を切り替えることです。
この記事では、参考書を絞る基準と、増やしすぎてしまった場合のリセット手順を紹介します。
「たくさん持つ=安心」の罠
参考書をたくさん持っていると、なんとなく安心します。でも、実際に力になるのは「持っている参考書」ではなく「中身が身についた参考書」だけ。10冊を1周ずつやるより、1冊を完璧に仕上げた方が、はるかに力になります。
同じ範囲を何冊も浅くやると、知識が定着せず、時間も分散します。「あの参考書もやらなきゃ」という焦りが、目の前の1冊への集中を奪う——これが増やしすぎの最大のデメリットです。
参考書を絞る4つの基準
参考書を選び、絞るときは、次の4つの基準で判断します。
| 基準 | 考え方 |
|---|---|
| ①1科目1冊を完璧に | まず各科目1冊を決め、それを繰り返してマスターする |
| ②レベルを合わせる | 今の自分に合った難度を選ぶ。背伸びしすぎない |
| ③目的別に最小限 | 「単語」「文法」「演習」など目的ごとに1冊まで |
| ④浮気しない | 新しい参考書に目移りせず、決めた1冊をやり切る |
この4基準の狙いは、「増やす」から「やり切る」に発想を変えることです。特に④の「浮気しない」が重要。SNSや口コミで別の参考書が良さそうに見えても、今の1冊を終える前に手を出すと、どれも中途半端になります。
増やしすぎた時のリセット手順
すでに参考書が山積みになっているなら、次の手順で整理します。
- 全部並べて棚卸し:持っている参考書をすべて出す
- 科目・目的別に分類:同じ目的のものをグループにする
- 各グループで1冊だけ残す:今の自分に合った1冊を選び、残りは一旦しまう
- 残した1冊を完璧にする:それが終わってから、次を考える
ポイントは、残りを「捨てる」のでなく「一旦しまう」こと。今使わないだけで、後で必要になるかもしれません。目の前から減らして、1冊に集中できる環境を作るのが目的です。
「1冊を完璧に」とはどういうことか
「1冊を完璧に」とは、1周やって終わりではありません。何も見ずにすべて解ける・答えられる状態になるまで繰り返すことです。
たとえば英単語帳なら、全部の単語を見た瞬間に意味が出てくるまで何周も回す。これが「完璧にする」ということ。次のような定番の1冊を、浮気せずにやり切れば、それだけで確かな土台になります。
よくある質問
Q. 1冊だけで本当に足りますか?
基礎段階では、各科目・各目的で1冊を完璧にすれば十分な土台になります。応用や演習が必要になったら、その段階で次の1冊を足せばよいのです。最初から何冊も持つ必要はありません。
Q. 買った参考書がもったいなくて捨てられません。
捨てる必要はありません。今使わないものは箱にしまい、目の前から減らすだけでOKです。1冊に集中できる環境を作ることが目的です。
Q. 途中で合わないと感じたら替えていい?
明らかにレベルが合っていない場合は替えてOKです。ただし「なんとなく飽きた」で替えるのは浮気。合わないと感じた理由が難度なのか相性なのかを見極めましょう。
まとめ:「何冊やるか」でなく「何冊を完璧にするか」
大学受験で参考書を増やしすぎたときは、1科目1冊に絞り、それを完璧にやり切ることに立ち返りましょう。レベルを合わせ、目的別に最小限にし、浮気しない。すでに増やしすぎたなら、棚卸しして各グループ1冊に絞り、残りはしまう。参考書は「何冊やったか」でなく「何冊を完璧にしたか」で決まります。


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