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オープンキャンパスのノートおすすめ|志望校を比べる書き方と選び方
夏休みは、気になる大学のオープンキャンパスが一気に集中する時期です。何校もまわっているうちに、「あの大学の雰囲気ってどうだったっけ」「学費の説明、どっちの学校の話だったかな」と記憶が混ざってしまうことは珍しくありません。写真やスマホのメモだけに頼っていると、あとで見返したときに情報がバラバラで、肝心の比較ができなくなりがちです。
先に結論をまとめると、オープンキャンパス用のノートは持ち歩きやすいセミB5のドット罫を1冊用意し、1校につき見開き1ページ+全校共通の比較表という使い方をすると、後から志望校を比べやすくなります。この記事では、ノートの選び方に加えて、行く前に書いておくページ、プログラムごとのメモの残し方、複数校を同じ項目で比べる記入例、保護者との分担、志望理由書への生かし方までを順にまとめました。
オープンキャンパスにノートが1冊あると後で迷わない
スマホのメモアプリは手軽ですが、参加中はカメラや大学アプリ、地図などを頻繁に開くため、メモ画面がどんどん埋もれていきます。会場では電波が弱かったり、片手がふさがっていたりして、思ったより打ち込みにくい場面も多いものです。
その点、紙のノートなら開いてすぐ書けて、通信環境にも左右されません。見開きで1校ぶんをまとめておけば、家に帰ってから複数校を並べて比較するのもかんたんです。1冊にまとめておくと、三者面談や願書準備のときにも「あのノートを開けばわかる」という安心感につながります。
ノートを何冊にも分けると、比較したいときに行き来が増えます。オープンキャンパス専用の1冊を決め、その年に回る大学はすべて同じノートに書くのが基本です。
行く前にノートに書いておく3ページ
当日いきなり白紙のノートを開くと、説明を聞きながら何を書くかを考えることになり、聞き逃しが増えます。参加前に次の3ページだけ作っておくと、当日は空欄を埋めることに集中できます。
1ページ目:全校共通の比較項目
最初のページに、すべての大学で同じように確認したい項目を縦に並べます。項目は多すぎると埋まらないので、自分にとって外せないものを6〜8個に絞ります。
- 学部・学科で学べる内容(1年目に何を学ぶか)
- 入試方式(総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜のどれで受けるか)
- 学費と奨学金で確認したいこと
- 自宅からの通学時間と乗り換え
- 校舎や図書館などの使いやすさ
- 在学生の様子と、自分がなじめそうか
この並び順を、あとで作る比較表の行にそのまま使います。項目を先に固定しておくのが、複数校を同じ物差しで比べるためのコツです。
2ページ目:聞きたいことリスト
個別相談や在学生との座談会で聞きたいことを、大学ごとに3つ程度書き出しておきます。募集要項や大学のサイトを読めばわかることは事前に調べておき、調べても答えが見つからなかったことだけを残すと、限られた相談時間を有効に使えます。質問の横に空欄を作っておけば、答えをそのまま書き込めます。
3ページ目:当日の回り方メモ
参加するプログラムの開始時刻、会場の建物名、移動にかかりそうな時間を書いておきます。模擬授業と説明会が別の建物で行われることもあるため、何時にどこへ向かうかが一目でわかるだけで、当日の焦りがかなり減ります。予約が必要なプログラムは、予約済みかどうかにも印をつけておきましょう。
オープンキャンパスで記録しておきたいこと
いざノートを開いても、何を書けばいいか迷うと手が止まってしまいます。次の項目をあらかじめページの見出しにしておくと、その場で埋めるだけで漏れなく記録できます。
- 大学名・学部・訪問した日付
- 校舎や周辺の雰囲気、通学にかかったおおよその時間
- 模擬授業や学部説明で心に残った内容
- 入試方式や学費など、募集要項で確認したいこと
- 在学生や先生に質問したこととその答え
- 自分が「いいな」「気になるな」と感じた率直な印象
特に大切なのが、最後の「自分の感じたこと」です。パンフレットには載っていない主観的な印象こそ、あとで志望順位を決めるときの判断材料になります。事実のメモと、自分の気持ちのメモを分けて書いておくと、見返したときに考えが整理しやすくなります。
当日どこまで見ておくとよいかは、オープンキャンパスで確認することリスト|志望動機に効く優先順位と質問例でくわしく紹介しています。あわせて読むと、メモの項目をより具体的に決められます。
プログラムごとに残すメモは変わる
オープンキャンパスには、説明を聞くもの、授業を体験するもの、歩いて見るもの、1対1で話すものが混ざっています。同じ書き方で全部を記録しようとすると、どれも中途半端になりがちです。プログラムの性格に合わせて、残すメモの形を変えるのがコツです。
学部説明会・入試説明会:言葉をそのまま写す
説明会では、入試方式の名前、出願の時期、学べる科目名など、あとで調べ直すときの手がかりになる情報が多く出てきます。ここでは要約しようとせず、スライドに出た言葉をそのまま書き写すことを優先します。聞き取れなかった部分は「?」を付けて空けておき、配布資料や大学のサイトで後から埋めれば十分です。
模擬授業:内容より面白かった理由を一言で
模擬授業のノートを授業の板書のように細かく取る必要はありません。残しておきたいのは、授業のテーマと、自分がどこで面白いと感じたか、またはついていけないと感じたかです。この一言が、その学部で学ぶ自分を想像できるかどうかの判断材料になります。
キャンパスツアー:歩きながら書ける短いメモに
歩きながらの見学では、長い文章は書けません。図書館、食堂、自習スペースなど、見た場所ごとに○・△・×と一言だけ残すと、立ったままでも記録できます。気になった場所はスマホで撮影し、ノートには写真ありと書き添えておけば、帰宅後に写真と結びつけられます。
個別相談:質問と答えを1対1で残す
個別相談では、事前に作った聞きたいことリストのページを開いて臨みます。答えは質問のすぐ横に書き、誰に聞いたか(入試課の職員、学部の先生、在学生など)も添えておきます。同じ質問でも答える人によって説明の詳しさが変わるため、出どころがわかるだけで情報の確かさを判断しやすくなります。
ノートは罫線のタイプで選ぶと使いやすい
キャンパスノートと一口に言っても、罫線のタイプによって書き味や使い勝手が変わります。オープンキャンパスの記録では、次の3タイプを用途で使い分けると、ぐっと見やすいノートになります。
ドット罫:文字も図も整えやすい万能タイプ
行の中に等間隔でドットが入っているドット罫は、文字の書き出し位置をそろえたり、簡単な表や矢印を書いたりするときの目印になります。走り書きになりがちな見学中でも、あとで読み返せる字を書きやすいのが利点です。どのタイプにするか迷ったら、まずはこのドット罫(A罫)を選んでおけば失敗が少なく、幅広い場面で使えます。
セミB5サイズなので、リュックにもすっと入り、会場で立ったまま書くときにも扱いやすい大きさです。5冊セットなので、志望校が多い人や、教科の勉強用と兼用したい人にも向いています。反対に、1冊あれば足りる人には冊数が多く感じられるかもしれません。
方眼罫:大学を横並びで比較する表づくりに
複数の大学を同じ項目で比べたいなら、5mm方眼のノートが便利です。マス目に沿って線を引けば、定規がなくても縦横のそろった比較表がきれいに作れます。学部、入試方式、学費、通学時間、印象といった項目を左端に並べ、右へ大学ごとに列を足していけば、志望校の一覧表がそのまま完成します。
表紙が5色に分かれたセットなら、第一志望グループ、併願候補など色で役割を決めておくと、あとから探しやすくなります。文章を長く書くことが多い人には、行の目安がある罫線ノートのほうが書きやすい場合もあります。
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無地:キャンパスマップや自由なメモに
罫線にとらわれず書きたい人には、無地のノートが向いています。もらった校舎マップに気づいたことを書き足したり、思いついたことをマインドマップのように広げて書いたりと、レイアウトを自由に決められます。写真やパンフレットの切り抜きを貼ってスクラップ風にまとめるのにも使いやすいタイプです。一方で、比較表のように行をそろえたい使い方には向きません。
細かく書き込みたいならB罫のドット罫
1ページにたくさん書き込みたい人や、字が小さめの人には、行間がやや狭いB罫がおすすめです。ドット罫のB罫なら、情報量を増やしつつ文字のそろえやすさも保てます。A罫とB罫は好みが分かれるので、書きやすいと感じるほうを選んでください。
志望校を比較する見開きまとめの作り方
ノートを最大限に活かすなら、1校につき見開き1ページを割り当てる方法がおすすめです。手順はシンプルです。
- 左ページの上に大学名・学部・訪問日を書く
- 左ページに事実のメモ(説明会の内容や募集要項の要点)を書く
- 右ページに自分の感想や質問した内容、写真やチラシを貼る
- ページの隅に、その日の総合的な印象を五段階などで書き添える
こうしておくと、家に帰ってからノートをパラパラめくるだけで各校の印象を思い出せます。
複数校を同じ項目で比較する記入例
見開きまとめが3校、4校とたまってきたら、ノートの後ろのページに全校の比較表を作ります。行には、行く前に決めた共通の比較項目をそのまま並べ、列に大学を足していきます。セルには長い文章を書かず、○・△と一言にとどめるのがポイントです。
以下は書き方のイメージです(大学名は架空です)。
| 比較項目 | A大学 | B大学 | C大学 |
|---|---|---|---|
| 学べる内容 | ○ 1年目から専門の演習あり | △ 1年目は教養中心 | ○ 他学部の授業も取りやすい |
| 入試方式 | 総合型選抜を検討 | 一般選抜のみ検討 | 学校推薦型選抜も対象 |
| 学費・奨学金 | △ 大学独自の制度を要確認 | ○ 個別相談で説明を受けた | △ 資料を取り寄せる |
| 通学 | ○ 乗り換えなし | △ 乗り換えが多い | ○ 自宅から近い |
| 施設 | ○ 自習スペースが広い | ○ 図書館が新しい | △ 見学できなかった |
| 在学生の様子 | ○ 話しかけやすい | △ 話せなかった | ○ 質問に丁寧だった |
| 決め手 | 演習の多さ | 通学以外は同等 | 推薦で受けられる |
| 気になる点 | 学費の詳細 | 通学の負担 | 施設を見ていない |
最後の2行がこの表の要です。点数をつけるだけだと、なぜその点数なのかが後で思い出せません。決め手と気になる点を一言ずつ言葉にしておくと、志望順位を決めるときや、先生・家族と話すときにそのまま説明に使えます。見学できなかった、話せなかったといった空白も、次に行く機会の確認リストになるので消さずに残しておきましょう。
保護者と分担してメモする
保護者と一緒に参加する場合は、メモの担当を分けると記録の抜けが減ります。本人は授業の内容、在学生の様子、自分が感じた印象を中心に書き、保護者は学費、奨学金、通学や住まい、就職支援などの説明を担当する、という分け方がわかりやすいでしょう。同じ説明会を聞いていても、注意が向くところが違うため、2人分のメモを合わせると情報が厚くなります。
学費や奨学金の説明を受けたときは、制度の名前を正式な名称のまま書いておくのがおすすめです。たとえば国の制度である高等教育の修学支援新制度は、授業料・入学金の減免と、返還を要しない給付型奨学金の2本立てです。給付奨学金には、高校在学中に申し込む予約採用と、進学後に申し込む在学採用があります。名称が正確に残っていれば、帰宅後に文部科学省や日本学生支援機構の公式ページで条件を確認し直せます。大学独自の奨学金は大学ごとに条件が違うので、大学名と制度名をセットで書いておきましょう。
帰宅したら、その日のうちに2人のメモを見せ合い、本人のノートの見開きに保護者のメモの要点を書き足しておくと、1冊にまとまります。保護者が当日どんな服装で行くか迷う場合は、オープンキャンパスの保護者の服装|母親・父親別と季節別の選び方も参考にしてください。
帰宅後にノートから志望理由書の材料を拾う
総合型選抜や学校推薦型選抜では、志望理由書など本人が書く書類が選考に使われます。オープンキャンパスのノートは、その材料の宝庫です。ただし、書類を書く段階になってからノート全体を読み返すのは大変なので、帰宅したらすぐに次の2つだけやっておきます。
- 志望理由に使えそうな記述に、ペンで印を付ける(色を1つに決めておく)
- 印を付けた記述の横に、どのプログラムで、誰から聞いたことかを書き添える
印の付いた記述だけを拾えば、書類を書くときに読み返す量が大きく減ります。また、出どころが書いてあれば、模擬授業でどんなテーマに触れたのか、といった具体的な場面として文章にしやすくなります。メモを志望理由の文章に組み立てる手順は、先に紹介した確認することリストの記事にまとめています。志望理由書の書き方そのものを学びたいときは、総合型選抜の志望理由書、書き方に迷ったら読みたい本の選び方も参考になります。
筆者の判断基準
この記事でノートの選び方と書き方を整理するにあたり、次の基準で判断しました。
- 後から比べられるかを最優先にする:きれいにまとめることより、複数校を同じ項目で並べられることを重視しました。比較表と見開きまとめを中心にしているのはそのためです。
- 当日に書く量を減らす:見学中はメモに使える時間が限られます。準備のページを先に作り、当日は空欄を埋めるだけにする構成を勧めています。
- ノート選びは罫線の用途で決める:特定の商品が優れていると断定するのではなく、比較表を作るなら方眼、迷ったらドット罫、という用途別の目安にとどめました。
- 制度の詳細は公式で確認する:学費や奨学金、入試制度は年度によって変わるため、本文では制度の名前と確認先だけを示し、条件や金額は書いていません。
よくある質問
スマホのメモではだめですか?
スマホでも記録はできますが、会場では他のアプリと画面が混ざりやすく、あとで見返しにくくなりがちです。紙のノートなら1冊に情報が集まり、複数校を並べて比較しやすいという利点があります。写真はスマホ、まとめはノート、と役割を分けるのがおすすめです。
ルーズリーフではだめですか?
ルーズリーフは、あとからページの順番を入れ替えられるのが長所です。大学ごとにバインダーで分けたい人には向いています。一方で、会場で立ったまま書くときに用紙がばらけやすく、紛失の心配もあります。当日は綴じたノートに書き、帰宅後に必要なページだけ整理する、という使い分けも一つの方法です。
罫線はどれを選べばいいか迷います。
迷ったらまずはドット罫を選ぶと、文字も図もそろえやすく幅広く使えます。比較表を作りたい場面が多そうなら方眼罫、自由に書きたいなら無地、というように、自分の使い方に合わせて足していくとよいでしょう。サイズは、持ち運びやすさと書き込みやすさのバランスがよいセミB5が扱いやすいです。
参照した公式情報(取得日)
以下は 2026-10-05 に確認しました。制度の条件は年度ごとに更新されるため、申し込み前には最新の情報を確認してください。
まとめ
オープンキャンパスは、パンフレットだけではわからない大学の雰囲気を肌で感じられる貴重な機会です。その体験を進路選びに活かすには、その場の情報と自分の感想を1冊のノートに残し、複数校を同じ項目で比べられる形にしておくことが役立ちます。
行く前に比較項目と聞きたいことのページを作り、当日はプログラムに合わせてメモの形を変え、帰宅後に比較表と志望理由の印付けまで済ませる。この流れを意識するだけで、ノートは見学の記録から志望校選びの資料に変わります。罫線のタイプは、迷ったらドット罫、比較表を作るなら方眼罫、自由に書くなら無地と、目的に合わせて選んでください。


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