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「勉強しなさい」と言わないと机に向かわない。言っても、しぶしぶ、上の空。小学生の子どもの勉強のやる気に、多くの親が頭を悩ませています。
でも、やる気は生まれつきの性格ではありません。やる気には「火のつけ方」があります。ちょっとした工夫で、子どもは自分から動き出すようになります。大事なのは、「やる気を出しなさい」と求めるのではなく、やる気が自然に湧く仕掛けを作ってあげることです。
この記事では、小学生のやる気に火をつける4つの型を紹介します。なお、いったんついたやる気を「習慣」として定着させる方法は、別記事「小学生 家庭学習を習慣化する方法」で扱います。この記事はやる気の”着火”に絞ります。
やる気は「性格」でなく「火のつけ方」
「うちの子はやる気がない」と感じるとき、実はやる気がないのではなく、やる気が湧く条件がそろっていないだけのことが多いです。
人がやる気になるのは、「できそう」「やってみたい」「認められた」と感じたとき。逆に、「できない」「やらされている」「どうせ怒られる」と感じると、やる気は消えます。つまり、やる気を出させたければ、前者の条件を意図的に作ればいいのです。
やる気に火をつける4つの型
次の4つは、どれもすぐに試せる「着火」の型です。ひとつずつやってみてください。
| 型 | やること | なぜ効くか |
|---|---|---|
| ①スモールゴール | 「1ページだけ」など小さく始める | ハードルが低いと動き出せる |
| ②可視化 | できたことをシールや記録で見せる | 積み上がりが目に見えると続く |
| ③選択権を渡す | 「どっちからやる?」と本人に選ばせる | 自分で決めると”やらされ感”が消える |
| ④成功体験 | できた瞬間をその場で言葉にする | 「できた」の実感がやる気を生む |
この4つの型の狙いは、「やる気が出てから動く」のではなく「動いたらやる気が出る」順番を作ることです。人は、やる気が湧くのを待っていると動けません。小さく動き出せる仕掛け(①)と、動いたら認められる仕掛け(④)をセットにすると、やる気は後からついてきます。
やってはいけない声かけ
せっかく火をつけても、次の声かけは一瞬でやる気を消してしまいます。
- 「早くやりなさい」:命令は”やらされ感”を強める
- 「なんでできないの」:できない部分を責めると自信を失う
- 「○○ちゃんはできてるよ」:他人との比較は劣等感だけを残す
代わりに、「どこまでできた?」「ここができたね」と、できたことに目を向ける声かけに変えましょう。
そもそもやる気が出ない背景には、勉強量以外の原因が隠れていることもあります。原因の切り分け方と場面別の声かけ例は、勉強のやる気が出ない子どもの原因と親ができる対処法にまとめています。
やる気の着火には、「できた」を積みやすい教材も役立ちます。ゲーム感覚で問題に取り組め、正解するとポイントがたまるようなICT教材は、「もう1問やりたい」という気持ちを引き出しやすいです。資料請求は無料なので、選択肢として見ておくとよいでしょう。
小中生向け通信教育【デキタス】
やる気の仕組みを知る一冊
子どものやる気を引き出したいなら、やる気そのものの仕組みを知っておくと、日々の関わりがぶれません。次の本は、やる気を科学的に分析し、小学生が勉強にハマる仕掛けを具体的に紹介しています。
よくある質問
Q. ごほうびで釣るのは良くないですか?
小さなごほうびは、動き出しのきっかけとしては有効です。ただし「点数」ではなく「取り組んだこと」に対して用意すると、結果に一喜一憂しにくくなります。
Q. 好きな教科しかやりません。
まずは好きな教科で「やる気の型」を体験させ、成功体験を積ませます。自信がついてから、苦手な教科に少しずつ広げていくとうまくいきます。
Q. やる気が続きません。
やる気は波があるのが普通です。着火の型で火をつけたら、次は「習慣化」で続く仕組みを作ります。やる気だけに頼らず、仕組みで支えましょう。
続く仕組みの作り方は、小学生の家庭学習を習慣化する方法で手順を追って解説しています。火がついたやる気を毎日の勉強に定着させたい方は、あわせてご覧ください。
まとめ:動いたらやる気が出る順番を作る
小学生の勉強のやる気は、性格ではなく「火のつけ方」で変わります。スモールゴールで小さく始め、できたことを可視化し、選択権を渡し、成功体験をその場で言葉にする。この4つの型で、「動いたらやる気が出る」順番を作りましょう。やる気に火がついたら、次はそれを習慣として続けていく段階です。


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