暗記ペンおすすめの選び方|3つの方式と隠す色・紙との相性で選ぶ

20260712_暗記ペンおすすめ 勉強法・学習グッズ

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暗記ペンおすすめの選び方|3つの方式と隠す色・紙との相性で選ぶ

暗記ペンを選ぶときは、商品名より先にどの方式で隠すかを決めると迷いにくくなります。塗ってシートで隠すだけの方式、覚えたら消せる方式、シートが定規などと一体になった方式の3つです。

そのうえで、手元のシートの色とインクの色が合っているか、消しペンが使えるか、使う教科書やノートの紙と相性がよいかを確かめます。この記事では、ゼブラとコクヨの公式サイトに書かれている仕様と注意書きをもとに、方式ごとの違いと選び方、方式別のおすすめを整理します。

暗記ペンは3つの方式から選ぶ

暗記ペンは、覚えたい語句にインクで印をつけ、上から色付きのシートをかぶせると文字が見えなくなる文房具です。ゼブラの公式オンラインストアでも、覚えたい箇所にチェックペンで印をつけ、シートをかぶせると文字が隠れる仕組みとして案内されています。

同じ仕組みでも、買い方と使い終わったあとの扱いで3つの方式に分かれます。

方式 しくみ 向く人 気をつけたい点
マーカー+シート 塗って隠すだけ。消さずに残す 教科書やノートを最後まで暗記用として残したい 引いた線は消せない製品が多い
消せる 専用の消しペンで覚えた箇所を消す 覚えた語を減らしながら回したい 消したあとに同じペンで上書きできない製品がある
シート一体 定規などの道具そのものがシートになる シートをよく失くす・折ってしまう 隠せるインクの色が決まっている

マーカー+シートで隠す方式

暗記ペンの基本となる形です。ペンとシートがセットになったものを買えば、色の組み合わせを考えずにすぐ始められます。ゼブラのチェックペンαは、紙の裏側にインクがにじみにくいことと、太書き側のペン先がしなって曲面にもなじむことが公式に案内されています。一方で、チェック消しペンは使えない仕様です。引いた線を残しておく使い方に向いています。

消しペンで消せる方式

覚えた箇所を専用の消しペンで消し、まだ覚えていない語だけを残していく使い方ができます。ゼブラのチェックペンセットは、ペン・消しペン・シートがひとまとめになった構成です。ただし公式の注意書きには、消しペンを使ったあとは、その上からチェックペンで上書きできないとあります。消すのは「確実に覚えた」と判断した箇所だけにしておくと、あとで引き直したくなったときに困りません。

シートが定規などと一体になった方式

ペンではなくシートの側を工夫した道具です。コクヨの暗記用シートにもなる定規は、定規そのものが色付きのシートになっていて、ペンケースに入れられる大きさと、参考書に挟める厚みが特長として挙げられています。端が斜めにカットされているので、線を引いたときにマーカーのインクが定規に付いてにじみにくい作りです。シートを別に持ち歩くのが面倒な人や、薄いシートをすぐ折ってしまう人に向いています。

買う前に確かめたい4つのこと

方式を決めたら、次の4点を確認しておくと買い直しを減らせます。

手元のシートの色とインクの色を合わせる

隠れるかどうかは、シートの色とインクの色の組み合わせで決まります。ゼブラのチェックペンαでは、緑・青のインクには赤シート、ピンク・赤のインクには緑シートを使うよう案内されています。すでに赤シートを持っているなら、選ぶペンは緑か青です。

コクヨの暗記用シートにもなる定規も、青い定規はオレンジのマーカーと水色のペン、赤い定規は緑のマーカーとオレンジのペンで書いた文字を隠せると案内されています。メーカーごとに組み合わせの案内が違うので、別のメーカーのペンとシートを組み合わせるときは、本番の前に試し書きで隠れ方を確かめます。

消しペンが使えるかは製品ごとに違う

消せるかどうかは、同じメーカーの中でも製品によって違います。ゼブラのチェックペンαは消しペンが使えず、チェックペンセットは消しペンが付いています。コクヨの青色シートで覚える暗記用ペンも、オレンジと水色のインクは暗記用消しペンで消えないと書かれています。消す使い方をしたいなら、商品ページで消しペン対応の記載を確認してから買うのが確実です。

鉛筆・シャープペンで書いた文字は隠れない

見落とされやすいのがこの点です。ゼブラのチェックペンセットの注意書きには、鉛筆またはシャープペンで書いた文字は隠れないと書かれています。ノートに鉛筆で書いた答えの上からマーカーを引いても、鉛筆の黒い文字はシートを通して見えてしまうことがある、ということです。

ノートで隠して覚えたい答えは、最初から暗記ペンの書き込み用の色で書いておくほうが確実です。また、同じ注意書きには、印刷物によっては文字が隠れにくい場合があるとも書かれています。

厚い参考書や辞書にはしなるペン先

厚い参考書の綴じ目に近い行や、辞書のように曲がったページには、ペン先が紙に当たりにくくなります。チェックペンαの太書き側はペン先がしなる素材で、平面にも曲面にもフィットすると案内されています。綴じ目の近くまで線を引くことが多い人は、ペン先の硬さも見ておくと線のかすれを減らせます。

教科書・参考書の紙質と、裏移り・にじみの注意

暗記ペンは水性のインクが多く、紙によっては裏のページに色が移ることがあります。メーカーの記載は次のとおりです。

製品 メーカーの記載
ゼブラ チェックペンα 紙の裏側にインクがにじみにくい
ゼブラ チェックペンセット 紙質によっては裏移りする場合がある
コクヨ 青色シートで覚える暗記用ペン 裏写りしにくく、ノートにも使える

「にじみにくい」は「にじまない」という意味ではありません。教科書や問題集は紙の厚さや表面の加工がまちまちなので、使い始める前に次の手順で確かめておくと安心です。

  1. 目次や奥付など、学習に使わないページの端に1本だけ線を引く
  2. 少し時間をおいてから、ページの裏側に色が移っていないかを見る
  3. シートをかぶせて、引いた線と下の文字がきちんと隠れるかを見る

裏移りが出る紙なら、教科書に直接引くのはやめて、ノートやルーズリーフに書き写してから暗記ペンを使う、という分け方もできます。ルーズリーフで暗記用のページを作る方法は、ルーズリーフ勉強法の始め方で紹介しています。

用途別の使い分け|英単語・用語・数式・年号

覚えるものによって、塗るのが向くか、書くのが向くかが変わります。方式とあわせて当てはめると、必要な1本が決まりやすくなります。

覚えるもの 向く使い方 方式の目安
英単語・熟語 単語帳の意味の欄を塗る。ノートなら訳を書き込み用の色で書く 消せる(覚えた語を減らす)
社会・理科の用語 教科書の太字や本文の語を塗る マーカー+シート(残して直前に見返す)
数式・公式 式の全体ではなく、空欄にしたい記号や係数だけを書き込み用の色で書く ペンで書く方式。塗るより書くほうが隠す範囲を絞れる
年号・人物と出来事 年号だけ、または出来事だけを片方塗る マーカー+シート。定規型シートで1行ずつ隠すと確かめやすい

英単語は、もともと赤シートで隠せる色で訳が印刷された単語帳も多いので、ペンを使うのは単語帳にない語を補うときに絞ると手間が増えません。単語帳そのものを紙と電子のどちらにするかは、単語帳は電子版と紙どっちがいい?で比べています。

理科の用語は、語だけを隠しても図とつながらないとテストで出てこないことがあります。図と語をセットで覚える工夫は、中学受験の理科暗記が苦手なときの覚え方でまとめています。

方式別のおすすめ暗記ペン

ここからは、方式ごとに具体的な商品を紹介します。商品の内容は各メーカーの公式情報と販売ページの記載にもとづいています。

マーカー+シートなら、ゼブラ チェックペンα セット

チェックペンαの青と、赤いチェックシートが1枚ずつ入ったセットです。青のインクは赤シートで隠れる組み合わせなので、届いたその日から使い始められます。裏側ににじみにくいインクと、しなる太書きのペン先が公式で案内されています。消しペンは使えないため、線を残して何度も見返す使い方に向いています。

消して減らしたいなら、ゼブラ チェックペンセット 緑

赤のチェックペンと消しペン、教科書サイズの緑シートがひとつずつ入ったセットです。覚えた箇所を消しペンで消していくと、回すたびに残った語だけを確認できます。消したあとは同じ箇所にチェックペンで上書きできないと公式に書かれているので、消すのは確実に覚えた語だけにします。紙質によっては裏移りする場合があるという注意も公式にあるので、最初に試し書きをしてから使います。

シートを失くしやすいなら、コクヨ 暗記用シートにもなる定規

定規がそのまま暗記用シートになる道具です。通常の定規より幅広の15cmサイズで、教科書やノートの文字を広く覆えると案内されています。ペンケースに入る大きさなので、シートだけ家に忘れるということが起きにくくなります。青と赤の2色があり、隠せるインクの色が違うので、使うペンに合わせて選びます。

シートはもう持っているなら、ゼブラ チェックペンα 単品

単語帳や問題集に付いてきた赤シートがすでにある人は、ペンだけを買い足す選び方もできます。チェックペンαは4色から選べるので、手元のシートが赤なら緑か青、緑なら赤かピンクを選びます。


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青色シートで覚えたい人へ

赤シートとは別に、青色のシートで隠す方式もあります。コクヨの青色シートで覚える暗記用ペンは、オレンジのマーカーと水色のペンを青いシートで隠す組み合わせで、NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構の認証を受けていると案内されています。

ただし、この暗記用ペンは、コクヨが2026年8月に出した製品不備のお知らせの対象品番に含まれており、お知らせの時点で出荷が停止されていました。購入を考えるときは、コクヨ公式サイトのお知らせで出荷の再開状況を確認してください。

方式別の比較

商品 方式 隠すシート 消しペン
チェックペンα セット 青/赤 マーカー+シート 赤シート 使えない
チェックペンセット 緑 消せる 緑シート 付属
暗記用シートにもなる定規 シート一体 青または赤の定規 ―
チェックペンα 単品 マーカーのみ 手持ちのシート 使えない

筆者の判断基準|最初の1本をどう決めるか

最初の1本で迷ったときは、次の順番で決めると無駄な買い物が減ると考えています。

  1. 手元にシートがあるか:あるなら、そのシートの色で隠れるインクのペンを単品で選ぶ。ないなら、ペンとシートのセットを選ぶ
  2. 覚えた箇所を消したいか:見返し用に残すならチェックペンαのような消せない方式、覚えた語を減らしたいなら消しペン付きのセット
  3. 使う紙が薄いか:薄い紙の教科書や両面を使う問題集なら、裏側ににじみにくいと案内されている製品を優先し、それでも試し書きをしてから使う
  4. シートを持ち歩けるか:失くしやすい、折りやすいなら定規型のシートを足す

逆に、色をたくさんそろえるところから始める必要はありません。隠す色を増やすほどノートが読みにくくなるので、まずは1色とシート1枚で始め、足りないと感じたときに2色目を足す順番が扱いやすいと考えます。

使い方は赤シート勉強法の記事で

暗記ペンは、塗ったあとにシートで隠して思い出す回数を増やしてこそ役に立ちます。線を引く量の目安や、何日おきに回すかといった具体的なやり方は、赤シート勉強法のやり方で手順に分けて紹介しています。

教科書やノートに直接塗るのが向かない範囲は、カードに書き出して持ち歩く方法もあります。暗記カードの作り方と回し方のコツでは、覚えやすい書き方と復習の間隔の決め方を紹介しています。

よくある質問

暗記ペンとふつうの蛍光ペンは何が違いますか

蛍光ペンは目立たせるための文房具ですが、暗記ペンは専用のシートをかぶせると文字が隠れるようにインクの色が決められています。隠して思い出す使い方ができる点が大きな違いです。普通の蛍光ペンでもシートで隠れる色はありますが、隠れ方は製品によって違うので、確実に隠したいなら暗記用として案内されている製品を選ぶほうが安心です。

単語帳や問題集に付いてきた赤シートは使えますか

使えます。ゼブラの案内では、赤シートで隠れるのは緑や青のインクです。ただしシートの色の濃さは製品によって違うので、別のメーカーのペンと組み合わせるときは、ノートの端に試し書きをしてシートの隠れ方を確かめてから使います。

手元のコクヨの暗記用ペンがかすれる・色が変わるときはどうすればいいですか

コクヨは2026年8月に、チェックル、チェックル ブライトカラー、青色シートで覚える暗記用ペンなどの一部品番で、極細側のインクがかすれる場合があるというお知らせを出しています。10月には、チェックルの一部品番で極細側のオレンジのインクが黄色に退色するというお知らせも追加されました。どちらも対象期間に出荷された製品は交換の対応をするとされているので、品番と購入時期を確かめて、コクヨお客様相談室に問い合わせてください。

参照した公式情報(取得日 2026-10-19)

まとめ

暗記ペンは、まずマーカー+シート・消せる・シート一体のどの方式で隠すかを決め、次に手元のシートの色とインクの色、消しペンへの対応、使う紙との相性を確かめると選びやすくなります。

シートをまだ持っていないならペンとシートのセット、覚えた語を消して減らしたいなら消しペン付きのセット、シートを失くしやすいなら定規型のシートを足す、という分け方が目安です。使い始める前に、学習に使わないページで試し書きをして、裏移りと隠れ方を確かめてから本番のページに引いていきましょう。

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