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英検3級の面接はどんな流れ?二次試験の対策と当日までの練習法
英検3級の一次試験に合格すると、次は面接(二次試験)です。「英語で人と話すテストなんて初めて」「何を聞かれるのか分からない」と、本人よりも保護者のほうが不安になることも多い場面です。
ただ、3級の面接は聞かれる内容の型がはっきり決まっています。流れと設問の型を知り、声に出す練習を数回積んでおけば、本番で落ち着いて受け答えしやすくなります。この記事では、英検3級の面接の内容・当日の流れ・家でできる練習法を、公式情報をもとに順番に整理します(2026年8月時点の情報です)。
英検3級の面接(二次試験)はどんな試験?
英検3級は中学卒業程度のレベルで、3級から一次試験のライティングと二次試験の面接が加わります。二次試験は英語での面接形式のスピーキングテストで、時間は約5分です。受験者1人に対して面接委員が1人つく個人面接で、やり取りはすべて英語で行われます。
出題形式は公式サイトで次のように示されています。
| 課題 | 内容 | 問題数 |
|---|---|---|
| 音読 | 30語程度のパッセージを読む | 1 |
| パッセージについての質問 | 音読したパッセージの内容についての質問に答える | 1 |
| イラストについての質問 | イラスト中の人物の行動や物の状況を描写する | 2 |
| 受験者自身のことなど | 日常生活の身近な事柄についての質問に答える | 2 |
評価は、応答内容・発音・語い・文法・語法・情報量に加えて、「積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度」も観点に含まれます。つまり、完璧な英文が出てこなくても、伝えようとする姿勢そのものが見られているということです。
合否は英検CSEスコアで判定され、3級の二次試験は550点満点、合格基準スコアは353点です。この基準は実施回によって変動しない固定値とされています。試験日そのものを確認したい方は、英検2026年度の試験日はいつ?第1回〜第3回の日程と申込期間まとめもあわせてご覧ください。
面接当日の流れを入室から退室まで確認する
当日の流れは、大まかに次のように進みます。
- 受付:二次受験票で指定された集合時間に会場へ向かい、顔写真付きの身分証明書を提示します
- 控室:面接カードに記入します。小学生・中学生の場合、保護者は記入の補助を終えたら会場の外で待機します
- 入室:係の人の誘導で面接室へ入り、面接委員に面接カードを手渡して、指示に従って着席します
- 確認とあいさつ:面接委員が氏名と受験する級を確認し、簡単なあいさつを交わします
- 問題カード:パッセージとイラストが印刷された問題カードを受け取り、黙読のあと音読、続いて5つの質問に答えます
- 退室:問題カードは面接委員に返してから退室します。退室後は控室に戻らず、待機中の受験者と話さずに会場を出ます
受付から終了までは1時間ほどを見ておくと余裕があります。面接中のメモ・写真撮影・録音は認められていません。
流れを言葉で読むだけでは想像しにくいので、英検公式サイトの「バーチャル二次試験」を一度見ておくことをおすすめします。入室から退室までがアニメーションと音声で再現されているので、当日のイメージがつかみやすくなります。対策を始める最初の30分をこれに充てるだけでも、緊張の質がかなり変わります。
設問別の対策|音読・パッセージ・イラスト・自分のこと
音読:意味のまとまりで区切る
黙読の時間に、意味のまとまり(主語+動詞、前置詞のかたまり)で区切りを意識しておくと読みやすくなります。速く読む必要はありません。むしろ、ゆっくりでも語尾まではっきり発音するほうが伝わります。読めない単語があっても止まらず、推測して読み進める練習をしておきましょう。
パッセージについての質問:本文から答えを探す
多くは本文中の表現をそのまま使って答えられます。質問の冒頭が Why なら Because ~、How なら By ~ing で始めるなど、問いの形と答えの形を対応させて覚えておくと迷いにくくなります。
イラストについての質問:人物の行動を現在進行形で言う
イラストの中の人物が何をしているかを描写する問題です。A boy is reading a book. のように「主語+is/are +動詞のing形」で言い切る型を持っておくと安定します。物の位置を聞かれた場合は、on the table / under the chair といった前置詞句で答えます。
受験者自身のこと:2文で答える型を作る
好きなことや週末の過ごし方など、身近な話題を聞かれます。「Yes/No + 理由や具体を1文」の2文構成をあらかじめ決めておくと、沈黙を避けやすくなります。理由が思いつかないときのために、I like it because it is fun. のような汎用の一言を用意しておくのも有効です。
家でできる英検3級の面接練習法(2週間の進め方)
1週目:音読の型づくり(1日10分)
問題集のパッセージを、1本につき3回音読します。1回目は意味を取りながら、2回目は区切りを意識して、3回目は本番のつもりで。声に出すことが何より大切なので、黙読で済ませないようにします。
2週目前半:設問応答の練習(1日15分)
同じカードを使い、5つの質問に口頭で答えます。答えを紙に書いてから読み上げるのではなく、まず口で言ってから、詰まった箇所だけメモするのがコツです。
2週目後半:通し練習(1回5分×3〜4回)
入室から退室までを、タイマーを使って通しで再現します。保護者の方は面接委員役として、問題集に載っている質問文を読み上げるだけで十分です。英語の発音に自信がなくても、質問を投げる役がいるだけで本番の負荷にかなり近づきます。
聞き取り自体に不安が残る場合は、一次試験のリスニング教材を短時間でも継続すると土台になります。進め方は英検リスニングの勉強法|点が伸びない原因と過去問の使い方で詳しく整理しています。
面接対策の教材はどう選ぶ?
面接対策の教材は、「本番と同じ形式のカードが何セット入っているか」「音声が付いているか」の2点で選ぶと失敗しにくくなります。3級の面接は型が決まっているぶん、同じ形式を数回まわせる問題数があるかどうかが効いてきます。
短期間で本番形式に慣れたい場合は、日数を区切って進める予想問題型が使いやすい構成です。
音読と応答の型をもう少しじっくり固めたい場合は、解説と練習量が厚めのタイプが向いています。音声をダウンロードして使える版なら、通学時間にも回せます。
級ごとの対策本の違いや、他の級も含めた選び方を比べたい方は、英検二次試験の対策本はどれを選ぶ?級別のおすすめと使い方にまとめています。一次試験の復習も並行したい場合は英検 過去6回全問題集はどれを選ぶ?級別の選び方と使い方が参考になります。
よくある不安と当日の対処
Q. 質問が聞き取れなかったら?
Pardon? や Could you say that again? と伝えれば、もう一度言ってもらえます。黙り込むより、聞き返すほうが「伝えようとする態度」として自然です。ただし何度も繰り返すのは避けたいので、1問につき1回を目安に考えておきましょう。
Q. 答えが思いつかず沈黙してしまったら?
Let me see. などのつなぎ言葉を挟んで、短くても文の形で答え切ることを優先します。沈黙が続くより、簡単な一文のほうが伝わります。
Q. 文法を間違えたら不合格になる?
評価は複数の観点の総合で行われるため、一箇所の言い間違いだけで結果が決まるわけではありません。言い直して続けられれば問題ありません。
Q. 万が一不合格だったら?
一次試験に合格していれば、次回以降の申し込みで一次試験免除を申請でき、二次試験から受け直せます。申請できる期間は1年間です。一度受けた経験は次に確実に活きるので、落ち着いて再挑戦を考えれば大丈夫です。
まとめ
- 英検3級の二次試験は約5分の個人面接で、音読1問と質問5問という決まった型で進みます
- 評価には応答内容だけでなく、伝えようとする意欲や態度も含まれます
- 当日の流れは公式の「バーチャル二次試験」で一度確認しておくと、緊張がやわらぎます
- 家での練習は「音読→設問応答→通し練習」の順に、声に出して進めましょう
型を知って数回声に出しておけば、本番の5分は思っているより短く感じられます。落ち着いて、伝えることを楽しむつもりで臨んでみてください。

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