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英検 過去6回全問題集はどれを選ぶ?級別の選び方と使い方
「英検の過去問を買おうと思ったら、似たような問題集がたくさんあって、どれを選べばいいのか分からない」——書店や通販サイトで英検の対策本を探すと、そんな迷いにぶつかる方は多いのではないでしょうか。なかでもよく名前が挙がるのが、旺文社の「過去6回全問題集」シリーズです。
選ぶときに見るのは3点だけです。①受験する級の版か ②面接(二次試験)まで収録されているか ③受験時期に合った年度版か。この記事では、そのうえで「何回分をいつやるか」「過去問だけで足りるのか」まで整理します。仕様は旺文社公式・英検公式で2026年8月29日に確認しました。
過去6回全問題集とはどんな問題集?
旺文社「過去6回全問題集」は、英検の過去問を6回分まとめて収録した年度版の問題集シリーズです。級ごとにラインナップが分かれており、自分の受験級に合わせて選べます。
主力の英検2級版(2026年度版)を例にすると、公式サイトの情報では2026年2月26日発売、本冊A5判184ページ+別冊A5判232ページ。収録は2025年度第2回・第1回、2024年度第3回・第2回・第1回、2023年度第3回の6回分で、面接問題カードと解答例・解説も含まれます。
音声はアプリ「英語の友」またはダウンロードで利用でき、サービス期間は2026年2月20日から2028年2月29日と公式に明記されています。あわせて自動採点機能のあるアプリ「学びの友」も利用できます。期間内にダウンロードした音声は期間終了後も使えるので、購入したら早めに落としておくのが安全です。
級のラインナップと面接収録の有無
シリーズは8つの級で展開されています。ここで確認したいのが、二次試験(面接)まで対策できるかどうかです。
| 級 | シリーズの版 | 二次試験(面接) |
|---|---|---|
| 1級・準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級 | あり | 面接あり(収録対象) |
| 4級・5級 | あり | 面接なし(スピーキングテストは別方式) |
英検は1級から3級までが一次試験・二次試験(面接形式のスピーキングテスト)の2段階、4級・5級はスピーキングテストが別に用意される方式です。面接がある級を受けるなら、面接まで収録された版を選ぶ——これで選択肢はかなり絞れます。
なお、シリーズには準2級プラスの版もそろっています。準2級と2級の間の級なので、「準2級は取ったが2級はまだ早い」段階の受験を考えている方は、こちらの版があることを覚えておいてください。
高校中級レベルが目安の準2級を受けるなら、準2級版がそのまま候補になります。
中学卒業程度が目安とされる3級は、はじめての二次試験(面接)を経験する人も多い級です。3級版も面接を含む収録なので、一次・二次をまとめて準備できます。
さらに上を目指す準1級では、問題の難度が上がるぶん、早めに過去問で本番の分量に慣れておくことが効いてきます。
年度版の選び方
過去問題集は毎年新しい年度版が発行されます。ここで気をつけたいのが、受験するタイミングに合った版を選ぶという点です。
英検は2024年度に出題形式が一部変更されています。年度版はその時点で新しい回までを収録して構成されるため、古い版だと現行形式でない回の比率が高くなる可能性があります。これから受験するなら、できるだけ新しい年度版を選ぶのが基本です。
中古で安く手に入る旧年度版もありますが、収録回だけでなく音声サービスの提供期間が終わっていることがある点に注意してください。リスニング対策ができない過去問集は、価格差以上に不利になります。
何回分をいつやる?試験日からの逆算
6回分あると「全部やらなければ」と考えがちですが、やり方を決めないまま解き始めると、答え合わせが追いつかず途中で止まります。試験日からの逆算で配分するのが現実的です。
| 試験日までの残り | やること | 使う回数 |
|---|---|---|
| 8週間以上 | 1回分を時間を計って解き、現在地を測る。以後は苦手分野の対策に時間を回す | 1回 |
| 4〜7週間 | 週1回ペースで解く。解いた翌日に復習日を置く | 2〜3回 |
| 2〜3週間 | 本番と同じ時間帯・同じ順番で通し練習。時間配分を固める | 2回 |
| 直前1週間 | 新しく解かず、間違えた問題と面接の型の見直しに充てる | 0回 |
大事なのは最後の行です。直前に新しい回を解いて点が伸びなかった経験は、本番の自信をむしろ削ります。直前は「やったことの確認」に切り替えてください。
この配分なら6回分をすべて使い切らなくても構いません。残った回は次の受験に取っておくという考え方もあります。
過去問だけで足りる?他の対策本との使い分け
過去問集は「今の実力を測る道具」であって、「知識を入れる道具」ではありません。解いてみて次のような結果なら、別の対策本を足すほうが効率的です。
| 過去問を解いた結果 | 次にやること |
|---|---|
| 語彙問題で半分以上落とす | 級別の単語帳で語彙を先に埋める |
| 長文は読めるがリスニングだけ低い | リスニング特化の問題集・音声トレーニングを追加 |
| 一次は届きそうだが面接が不安 | 二次試験専用の対策本で型を固める |
| 全体的に時間が足りない | 分野別の問題集で処理速度を上げる |
リスニングの伸ばし方は英検リスニングの勉強法、二次試験の対策本の選び方は英検二次試験の対策本はどれを選ぶ?にまとめています。2級を受ける方は英検2級の参考書の組み合わせ方もあわせてご覧ください。
過去6回全問題集の使い方
過去問集は、ただ解くだけよりも「本番と同じ条件で解く」ことで力を発揮します。
- まず1回分を時間を計って解く:本番と同じ制限時間で解き、今の自分と合格ラインの距離をつかみます
- 答え合わせと復習をセットにする:間違えた問題は解説を読み、なぜ間違えたのかを一文で書き残す。これをやるかどうかで2回目以降の伸びが変わります
- リスニング・面接は音声を活用する:アプリまたはダウンロード音声で、耳と口を本番形式で慣らします
- 回ごとに時間配分と正答率を記録する:数字で残すと、弱点が感覚ではなく事実として見えます
複数回分がまとまっている問題集は、「解く→復習→また解く」のサイクルを1冊で回せるのが強みです。
二次試験や弱点が不安なときは
過去問を解き進めると、「リスニングだけ伸びない」「面接の受け答えに自信がない」といった弱点が見えてきます。とくに面接は一人で練習しづらく、本番の流れをイメージしにくい部分です。
過去問で全体像をつかんだうえで不安が残る場合は、英検に特化した個別指導で弱点や面接の型を補強しておくと、本番前の安心材料になります。
英検個別指導・英論会(オンライン)
過去問での自己採点で「あと一歩」の手ごたえがつかめたら、苦手な技能にしぼって対策の時間を確保しておきましょう。
筆者の判断基準
最初の1冊は過去問集でよい、と考えています。理由は、いま何が足りないのかを最短で特定できるからです。単語帳や分野別問題集から入ると、必要のない範囲まで一律に時間を使ってしまいます。1回分解けば、語彙・読解・リスニング・ライティングのどこで落としているかが数字で出ます。
一方で、過去問集を「対策の本体」にするのは勧めません。6回分を漫然と解いても、間違えた原因に手を入れなければ点は動きません。過去問は測定、対策は別の本と役割を分けるのが現実的です。
年度版については、現行形式の回が多く含まれる新しい版を選ぶのが安全だと考えます。旧版との価格差より、形式が違う問題で時間配分を練習してしまうリスクのほうが大きいためです。音声サービスの期間切れも旧版の見えにくい落とし穴です。
よくある質問
Q. 面接(二次試験)の対策もできますか?
級によって異なります。1級・準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級の版は面接問題カードと解答例・解説を含む構成です。4級・5級は面接がなく、スピーキングテストは別方式のため収録されていません。受験級の商品ページで収録内容をご確認ください。
Q. 何年度版を買えばいいですか?
これから受験するなら、できるだけ新しい年度版がおすすめです。英検は2024年度に出題形式が一部変更されており、古い版ほど現行形式でない回の比率が高くなります。また旧年度版は音声サービスの提供期間が終わっている場合があります。
Q. 音声(リスニング)はどうやって使いますか?
アプリ「英語の友」またはダウンロードで利用できます。2026年度版のサービス期間は2026年2月20日から2028年2月29日と公式に案内されており、期間内にダウンロードした音声は期間終了後も使えます。購入したら早めにダウンロードしておくと安心です。
参照した公式情報(取得日 2026年8月29日)
- 旺文社『2026年度版 英検2級 過去6回全問題集』:https://www.obunsha.co.jp/product/detail/095106
- 旺文社 英検過去6回全問題集 シリーズ:https://www.obunsha.co.jp/product/series/f001
- 日本英語検定協会 各級の目安:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about/
- 日本英語検定協会 各級の審査基準:https://www.eiken.or.jp/eiken/result/criteria/
収録内容・最新版・音声の利用条件・試験形式は変更されることがあります。購入前に必ず各商品ページ・旺文社公式・英検公式でご確認ください。
まとめ
旺文社「過去6回全問題集」を選ぶポイントは3つ。受験する級に対応した版を選ぶこと/面接(二次試験)まで必要かを確認すること/受験時期に合った新しい年度版を選ぶことです。
そのうえで、6回分は試験日からの逆算で配分し、直前1週間は新しく解かずに見直しへ切り替える。過去問は「測定の道具」と割り切り、見つかった弱点は別の対策本で埋める——この役割分担ができると、1冊の価値が大きく変わります。
弱点や面接に不安が残る場合は、個別指導などで補強しておくと安心して本番を迎えられます。


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