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学校説明会はいつ行く?中学受験・高校受験の学年別の目安と種類の選び方
「そろそろ志望校の学校説明会に行っておきたいけれど、うちの子は今の学年で行っていいのだろうか」「説明会にもいくつか種類があるようで、どれに参加すればいいのか分からない」——お子さんの受験を考え始めた保護者の方から、こうした声をよく聞きます。
学校説明会は学校ごとに日程も内容も異なり、全校をまとめてこの日に開催と言えるものではありません。そのため、いつ行くかという問いは、カレンダーを見る前に受験までのどの段階にいるかで考えるほうが答えが出やすくなります。そして、公立を中心に考えるのか私立を中心に考えるのかで、日程の探し方そのものが変わります。
この記事では、学年別の参加時期の目安、説明会の種類と役割、公立と私立で異なる情報の探し方、回数と予約の組み立て方、当日の確認項目までを、教育委員会や私学協会の公式情報をもとに整理しました。読み終えるころには、次に何を調べてどう動けばいいかがはっきりするはずです。
いつ行くかは、受験までの3つの段階で決まる
説明会に行く時期は、学年そのものよりも、いま志望校選びのどの段階にいるかで決まります。同じ小6でも、候補がまだ10校ある家庭と2校に絞れている家庭では、参加すべき会が違うからです。
| 段階 | 家庭の状態 | 向いている会 | 動き方 |
|---|---|---|---|
| 情報収集期 | 候補がまだ決まっていない | 合同説明会・公開行事 | 一度に多くの学校を比べて候補を広げる |
| 比較期 | 候補が5〜10校ある | 学校説明会・オープンスクール | 1校ずつ足を運び、候補を絞る |
| 決定期 | 受験校がほぼ固まっている | 入試説明会・個別相談会 | 出願条件や入試科目を確認する |
この3段階は学年と完全には一致しません。早くから志望校が決まっている家庭は小5でも決定期の会に価値がありますし、逆に受験学年でも候補が固まっていなければ、まず合同説明会から始めるほうが効率的です。自分の家庭がどの段階にいるかを先に決めてから、参加する会を選ぶのが遠回りしないコツです。
学年別の参加時期の目安(中学受験・高校受験)
そのうえで、学年ごとのおおまかな目安を持っておくと予定が立てやすくなります。中学受験と高校受験では、準備期間の長さも子ども本人の関わり方も違います。
| 受験 | 学年 | 主に参加する会 | この時期のねらい |
|---|---|---|---|
| 中学受験 | 小4以下 | 文化祭などの公開行事 | 学校というものに慣れる。無理に回らない |
| 中学受験 | 小5 | 学校説明会・合同説明会 | 通塾が本格化する前に候補を広げる |
| 中学受験 | 小6 | 入試説明会・個別相談会 | 受験校と併願校を確定する |
| 高校受験 | 中1 | 文化祭・合同説明会 | 上の学校の雰囲気を知る程度でよい |
| 高校受験 | 中2 | 学校説明会・体験入学 | 受験勉強が本格化する前にまとめて回る |
| 高校受験 | 中3 | 学校説明会・個別相談会 | 内申や出願条件を確認して最終判断する |
中学受験なら小5が動きやすい時期、高校受験なら中2から中3の夏までが、比較的まとまった時間を取れる時期です。受験学年の後半は模試や過去問演習で予定が埋まりやすく、説明会のために1日空けること自体が難しくなります。
なお、学年ごとの具体的な回り方は校種によって大きく変わります。私立中学を中心に考える場合は私立中学の説明会はいつから?学年別の目安と種類・予約の取り方、私立高校を中心に考える場合は私立高校の説明会はいつ行く?中1〜中3の月別スケジュールと回り方で、それぞれ月単位の流れを扱っています。
説明会の種類と、それぞれが答えてくれること
ひとくちに学校を見に行く機会といっても、いくつかの種類があります。目的が違うので、何を知りたいかによって選ぶ会が変わります。
| 種類 | 分かること | 向いている段階 |
|---|---|---|
| 学校説明会 | 教育方針・カリキュラム・進路実績・入試の概要 | 比較期 |
| オープンスクール・体験入学 | 授業や部活動の実際、子ども本人の相性 | 比較期 |
| 文化祭・体育祭などの公開行事 | 在校生のふだんの様子、生徒同士の関係性 | 情報収集期 |
| 個別相談会 | 成績・内申・出願条件など家庭ごとの疑問 | 決定期 |
| 入試説明会 | 出題傾向・配点・出願手続きの詳細 | 決定期 |
| 合同説明会 | 複数校の比較、候補校の洗い出し | 情報収集期 |
どれか一つだけに行かなければならない、というものではありません。合同説明会や公開行事で候補を広げ、気になった学校の説明会とオープンスクールで絞り、最後に個別相談で確認するという順番が、もっとも手戻りが少なくなります。
公立と私立で違う、説明会情報の探し方
ここが見落とされやすいところです。公立と私立では説明会を束ねている主体が違うため、探しに行く場所も変わります。
公立高校は、都道府県の教育委員会が学校横断の情報をまとめています。 東京都教育委員会のだから都立高では、都立高校の学校説明会・見学会・個別相談・体験・文化祭といったイベント情報を学校横断で検索でき、都教委が主催する合同イベントも夏に開催されています。千葉県教育委員会は令和8年度中学生の一日高校体験入学等についてで、県立の全日制・定時制・通信制と市立の高校を対象に、8月までと9月以降に分けた実施予定一覧を表形式で公開しています。随時見学を受け入れているかどうかも欄で分かるので、日程が合わない場合の相談材料になります。
私立は、都道府県ごとの私立中学高等学校協会が合同展の入口になります。 東京では東京私立中学高等学校協会が2026東京都私立学校展を開催し、東京の私立中高415校が参加しました。2026年は8月29日と30日の2日間、東京国際フォーラムが会場で、完全予約制・1組の予約は3名までという条件が示されていました。地域単位で私立を一気に見渡したいときの出発点になります。
公立と私立をまとめて比べられる場もあります。 神奈川県では県教育局指導部高校教育課が主催する公私合同説明・相談会があり、県内の公立・私立高校が地区ごとに12会場に分かれて相談に応じます。主な対象は中学3年生ですが、中学1・2年生や保護者のみの参加もできると案内されています。事前申込が必要な地区は電子申請で、代表者1名と同伴者3名までという枠が設けられていました。
これらはあくまで各地域の例です。お住まいの都道府県でも、教育委員会サイトの中学生向けページと、私学協会のサイトを先に確認しておくと、各校の公式サイトを1校ずつ回らなくても全体像がつかめます。そのうえで、最終的な日程と申込方法は必ず各校の公式情報で確認してください。
学校ごとの特色や入試の概要をあらかじめ紙でも把握しておきたい場合は、地域の学校情報をまとめたガイドブックが手元にあると便利です。
上のような学校別情報をまとめた受験案内は、各校の教育方針や入試の概要を一覧で見比べるのに向いています。気になる学校に付せんを貼りながら、教育委員会や私学協会のサイトで最新の説明会日程を確認していく、という使い方ができます。
例年の開催時期の目安
説明会の日程は各校が独自に決めるため、この時期に必ず開催されると断定することはできません。そのうえで、全体的な傾向として次のような流れになりやすい、という目安があります。
| 時期 | 増えやすい会 | 注意しておきたいこと |
|---|---|---|
| 春から初夏 | その年度最初の学校説明会・合同説明会 | 年度の日程が公式サイトに出そろう時期 |
| 夏休みの前後 | オープンスクール・体験入学 | 子どもが参加しやすく、予約が集中しやすい |
| 秋 | 説明会・個別相談会・文化祭 | 受験学年向けの会が増える |
| 冬 | 入試説明会・直前の個別相談 | 出願手続きの確認が中心になる |
実際、先に挙げた千葉県教育委員会の一覧が8月までと9月以降で欄を分けていること、東京の私立学校展が8月下旬に開かれたことからも、夏から秋にかけてが山場になりやすいことがうかがえます。ただし開催時期は学校によって大きく前後します。気になった学校ができたら、その学校の最新情報をすぐ確認する姿勢が大切です。
1校あたり何回行けばいい?
説明会は行けば行くほどよいというものではありません。受験勉強の時間を削りますし、回りすぎると判断材料が増えすぎて決められなくなります。
おおまかな目安として、本命校は2回以上、併願候補は1回、情報収集段階の学校は合同説明会でまとめてという組み立てが現実的です。本命校で複数回足を運ぶ意味は、1回目で全体像をつかみ、2回目に具体的な疑問を持って行けるところにあります。1回目は説明を聞くだけで精一杯でも、2回目には通学路の混み具合や在校生の様子といった、自分の関心に沿った観察ができます。
一方で、候補を10校以上抱えたまま全校に足を運ぶのは、時間の面でも体力の面でも無理があります。まず合同説明会で候補を5校前後に絞り、そこから個別の説明会に進むほうが、1校あたりにかけられる時間が増えます。
予約はいつから?先着・抽選・人数制限の実際
説明会は予約制・定員制のことが多く、人気校ほど早く受付が締め切られる傾向があります。行こうと思っていたのに予約が取れなかった、という事態を防ぐには、予約の仕組みを先に知っておくことです。
実際に公式情報で確認できる範囲でも、先に挙げた東京の私立学校展は完全予約制で、予約の受付開始日時が決められ、1組の予約人数は3名までとされていました。神奈川の公私合同説明・相談会も、事前申込が必要な地区は電子申請で代表者1名と同伴者3名までという枠でした。予約には人数制限がつくことがあるため、祖父母やきょうだいを含めて参加したい場合は、申し込む前に人数の条件を確認しておく必要があります。
準備としては、次の3点を先に済ませておくと動きやすくなります。
- 気になる学校の公式サイトの予約ページと受付開始のタイミングを先に確認しておく
- 受付開始日をカレンダーに入れ、開始直後に申し込めるよう申込に必要な情報を手元にそろえておく
- 仕事やきょうだいの予定とあわせて、候補日を複数用意しておく
定員に達した場合でも、追加日程が設定されたり、個別相談や随時見学で対応してもらえたりすることがあります。千葉県教育委員会の一覧のように、随時見学の受け入れ有無を公開している自治体もあるので、日程が合わないときは各校に問い合わせてみる価値があります。
オンライン説明会と対面の使い分け
近年はオンラインで説明会を配信する学校も増えました。移動時間がかからず、仕事の合間にも参加しやすい一方で、対面でしか分からないこともあります。
- オンラインが向いている場面:候補を広く見たい情報収集期、遠方の学校、保護者だけで教育方針や入試概要を確認したいとき
- 対面が向いている場面:通学路の実際を確かめたいとき、在校生や先生の様子を見たいとき、子ども本人が校風を体験したいとき
現実的には、オンラインで候補を絞り、絞った学校にだけ足を運ぶという組み合わせが、時間の使い方としては無理がありません。どうしても日程が合わなかった学校は、学校によっては録画配信や資料請求、個別相談で代替できることもあります。
共働き・きょうだいがいる家庭の回り方
平日開催の説明会や、下の子を連れて行けない会もあり、家庭の事情で参加しにくいという声は少なくありません。この場合は、次のような組み立てが現実的です。
- 土日開催と合同説明会に寄せる:合同説明会は1日で複数校を回れるため、休みを取れる日数が限られる家庭ほど効率がよくなります
- 保護者のみ参加と親子参加を分ける:説明会は保護者だけで参加し、子どもはオープンスクールや文化祭に絞ると、子ども本人の負担も減ります
- 下の子の預け先を先に決める:未就学児の同伴可否は会ごとに違います。予約時の案内で確認しておきます
- 夫婦で分担して別の学校に行く:同じ日に別々の学校へ行き、あとで記録を突き合わせる方法もあります
説明会は数年にわたる受験準備の一部です。どの時期にどこまで親が関わるかを先に見通しておくと、家庭全体で落ち着いて進められます。
上の本は、学年ごとの保護者の関わり方や声かけのポイントを整理した一冊です。説明会に行く時期の見通しや、家庭でのサポートの仕方に不安がある方の参考になります。夏休みの過ごし方については中学受験の夏休み、親のサポートはどこまで?学年別のやること・やらないことでも扱っています。
説明会当日の確認項目チェックリスト
せっかく足を運ぶなら、パンフレットだけでは分からないところに目を向けたいものです。次の項目をメモ欄にして持っていくと、複数校を比べるときに役立ちます。
| 見るところ | 具体的な確認点 |
|---|---|
| 在校生の様子 | あいさつ、表情、生徒同士のやりとり |
| 先生の対応 | 質問への答え方、説明の分かりやすさ |
| 通学路 | 自宅からの所要時間、乗り換え、朝の混雑 |
| 周辺環境 | 駅から学校までの道、寄り道できる場所の有無 |
| 施設・設備 | 図書館、自習スペース、部活動の環境、トイレ |
| 入試の説明 | 出題傾向、配点、併願の扱い |
| 進路の説明 | 進学実績の示し方、進路指導の体制 |
| 費用の説明 | 学費以外にかかるものの案内があるか |
その場で感じたことは、記憶が新しいうちにメモや写真で残しておきます。同じ観点で全校を記録すると、後から並べて比べたときに判断がぶれません。
志望校を絞り込む軸を先に決めておく
説明会をいくつも回っていると、どの学校もよく見えて、かえって迷ってしまうということが起こりがちです。そこで大切になるのが、見学に行く前に、わが家は学校選びで何を重視するのかという軸をある程度決めておくことです。
通学のしやすさ、校風、進路のサポート体制、部活動、費用感——何を優先するかがはっきりしていると、説明会で確認すべきポイントが明確になり、限られた時間を有効に使えます。子どもの適性そのものに迷いがある場合は、中学受験に向いていない子の特徴は?観点別の見極めと時期別の判断も判断材料になります。
上の一冊は、志望校の選び方と過去問対策の考え方を、事例をもとに解説した本です。どういう基準で学校を選び、どの順番で対策を進めるかという受験全体の見取り図を持っておきたい保護者の方に向いています。説明会に行く前に読んでおくと、当日に見るべきポイントが整理しやすくなります。
筆者の判断基準
情報が多い分野なので、この記事では次の基準で取捨選択しています。
- 日程と申込条件は一次情報だけを使う:説明会の開催日・会場・予約条件は、教育委員会・私学協会・各校の公式ページで確認できたものだけを書き、まとめサイトの日程は採用していません。公式ページは年度ごとに差し替えられるため、取得日を明記しています。
- 参加が入試結果に影響するかどうかは書かない:説明会の参加記録が選抜で考慮されるという説明を見かけることがありますが、公式に確認できないため本記事では扱いません。出願条件として参加が求められる場合は、各校の募集要項に明記されます。
- 時期は学年ではなく段階で示す:同じ学年でも志望校選びの進み具合は家庭ごとに違うため、何年生で行くべきという断定はせず、段階と学年の両方を目安として併記しています。
- 回数は上限の目安も示す:多く行くほどよいという前提を置かず、受験勉強との時間配分が崩れない範囲を優先しています。
よくある質問
学校説明会は何年生から行けますか?
学年の決まりはありません。中学受験なら小5、高校受験なら中2あたりから動く家庭が多いものの、それより早く公開行事を見に行くことも、受験学年から始めることもできます。ただし会によっては対象学年が指定されていることがあるため、各校の案内を確認してください。
学校説明会とオープンスクールは、どちらに行くべきですか?
目的が違うので、両方の機会を活かすのが理想です。学校説明会で教育方針や入試の概要をつかみ、オープンスクールでお子さん自身が校風を体験する、という組み合わせが取り組みやすいでしょう。時間が限られる場合は、保護者は説明会、子どもはオープンスクールや公開行事、と分担する方法もあります。
保護者だけで参加してもいいですか?
保護者のみの参加を認めている会は多く、神奈川県の公私合同説明・相談会のように、保護者のみの参加ができると公式に案内されている例もあります。ただし会ごとに条件が違うため、予約時の案内で確認してください。
予約が取れなかったときはどうすればいいですか?
追加日程の案内が出ることがあるので、まず学校の公式サイトを定期的に確認します。あわせて、随時見学や個別相談で対応してもらえないかを問い合わせる方法もあります。千葉県教育委員会の一覧のように、随時見学の受け入れ有無を自治体が公開している場合は、そこから当たりをつけられます。
正確な日程は、どこで確認できますか?
もっとも確実なのは各校の公式サイトです。あわせて、公立高校なら都道府県教育委員会の中学生向けページ、私立なら都道府県の私立中学高等学校協会のサイトで、地域全体の日程や合同説明会の案内を確認できます。まとめサイトの情報は更新が追いついていないことがあるため、最終確認は必ず公式情報で行いましょう。
参照した公式情報(取得日)
いずれも2026年9月11日に確認しました。年度ごとに内容が更新されるため、参加前に最新の記載をご確認ください。
- だから都立高(東京都教育委員会) — 都立高校の説明会・見学会・公開行事のイベント情報を学校横断で検索できる公式ポータル
- 令和8年度中学生の一日高校体験入学等について(千葉県教育委員会) — 県立・市立高校の体験入学と説明会の実施予定一覧、随時見学の受け入れ有無
- 公私合同説明・相談会(神奈川県) — 県内の公立・私立高校が地区ごとに分かれて実施する相談会の対象・会場数・申込方法
- 2026東京都私立学校展(東京私立中学高等学校協会) — 東京の私立中高が集まる合同展の開催日・会場・参加校数・予約条件
まとめ
学校説明会にいつ行くかは、学年よりも志望校選びのどの段階にいるかで決まります。候補が決まっていなければ合同説明会や公開行事、絞り込みの段階なら学校説明会とオープンスクール、受験校が固まったら入試説明会と個別相談会、という順に進めるのが基本形です。学年の目安としては、中学受験なら小5、高校受験なら中2から中3の夏までが動きやすい時期です。
日程を探すときは、公立高校なら都道府県教育委員会、私立なら私立中学高等学校協会のサイトが学校横断の入口になります。そのうえで、最終的な日程・会場・予約条件は各校の公式情報で確認してください。予約には受付開始日や人数の条件がつくことがあるため、行くと決めた学校は受付開始日を先にカレンダーへ入れておくと安心です。
なお、説明会の開催日・申込方法は変更されることがあります。開催日・申込方法は各校の公式情報で必ずご確認ください。


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