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英語シャドーイングの教材はどれを選ぶ?レベル別の選び方
「英語のシャドーイングを始めたいけれど、教材が多すぎてどれを選べばいいのか分からない」——そんな声をよく聞きます。書店にも通販サイトにも似たようなタイトルの本が並んでいて、レベルもねらいもバラバラ。最初の1冊を間違えると、難しすぎて続かなかったり、逆に物足りなくて成果を感じにくかったりします。
この記事では、シャドーイングがどういう学習法なのかを整理したうえで、教材選びでつまずきやすいポイントと、レベル・目的別の選び方をまとめました。読み終えるころには、「自分はまずこの1冊から始めればいい」と判断できるようになるはずです。
そもそもシャドーイングとは?
シャドーイングは、流れてくる英語の音声を聞きながら、少し遅れて影(シャドー)のように声に出して追いかけていく練習法です。もともとは通訳者のトレーニングとして知られていましたが、いまでは一般の英語学習にも広く取り入れられています。
聞き取った音をそのまま口に出すため、リスニングとスピーキングを同時に鍛えられるのが特徴です。文字を目で追う黙読とは違い、英語のリズムや強弱、つながって聞こえる音などを、体を使って覚えていく感覚に近い学習法だと言えます。
ただし、やみくもに音を追いかけるだけでは効果を感じにくいこともあります。だからこそ、やり方の手順や練習用の音声がきちんと設計された教材を選ぶことが大切になります。
教材選びでつまずきやすい3つのポイント
多くの人が最初の教材選びでつまずくのには、いくつか共通した理由があります。
- レベルが合っていない:ネイティブの自然な会話スピードから始めてしまい、口が追いつかず挫折する
- 目的とズレている:会話力を伸ばしたいのにリスニング特化の教材を選んでしまう、あるいはその逆
- 音声が使いにくい:付属CDしかなくスマホで再生しづらい、スクリプト(台本)が見づらいなど、続けにくい作りになっている
逆に言えば、「自分のいまの英語力」「伸ばしたい力」「続けやすい形式」の3つを意識して選べば、大きな失敗は避けられます。次の章から、目的別に具体的な教材を紹介していきます。
お子さんに使わせる教材を探している場合は、選ぶ基準が大人とは変わります。子どもの英語学習をタイプ別に選ぶ市販教材で年齢や性格に合わせた選び方を紹介していますので、そちらもご覧ください。
レベル・目的別のシャドーイング教材の選び方
まずは全体像をつかみたい入門者へ
シャドーイングそのものが初めてなら、練習の手順ややさしめの素材が一通りそろった入門書から始めるのがおすすめです。いきなり難しい素材に挑むより、「どう練習すればいいのか」の全体像をつかむほうが、その後の伸びにつながります。
最初の1冊として選びやすいのが、こちらの入門向けの教材です。
タイトルの通り、これからシャドーイングを始める人を想定した構成になっています。まずはここで練習の型を身につけ、慣れてきたら次のレベルへ進む、という流れが作りやすい一冊です。
音声を追いかけるのがまだきついと感じる場合は、台本を見ながら声に出す音読から入るのも手です。英語の音読教材の選び方と学習の進め方で、前段階の練習に向く教材を紹介しています。
やり方の理論からしっかり理解したい人へ
「なぜシャドーイングが効くのか」「どんな手順で進めるべきか」を理論から押さえたい人には、定番として長く読まれている解説型の教材が向いています。ただ音を追うだけでなく、練習の意味を理解しながら進めたいタイプの人に合っています。
学習の背景を理解しておくと、教材を変えても自分でやり方を調整できるようになります。独学で長く続けたい人ほど、こうした一冊を持っておくと安心です。
会話・スピーキングを鍛えたい人へ
「話せるようになりたい」「口から英語が出てくる感覚をつかみたい」というねらいなら、日常会話を素材にした実践的なトレーニング教材が合っています。実際のやり取りに近いフレーズを繰り返すことで、口の動きに英語を定着させていくタイプの教材です。
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会話でよく使う表現を体に染み込ませたい人や、アウトプット寄りに練習したい人に向いています。
リスニング・TOEIC対策として取り組みたい人へ
「英語が聞き取れるようになりたい」「TOEICのリスニングを伸ばしたい」という目的なら、リスニング強化を軸にしたシャドーイング教材が選択肢になります。耳を英語の音に慣らすことを重視した構成で、試験対策と並行して取り組みやすいのが特徴です。
聞き取りに苦手意識がある人や、スコアという分かりやすい目標に向けて練習したい人におすすめです。
4冊をまとめて比較
ここまで紹介した教材を、目的別に整理すると次のようになります。自分のいまの状況に近いものから選んでみてください。
| 教材 | こんな人におすすめ |
|---|---|
| はじめての英語シャドーイング | まず練習の型を身につけたい入門者 |
| 決定版 英語シャドーイング(改訂新版) | やり方の理論から理解して独学したい人 |
| シャドーイング大特訓50 | 会話・スピーキング力を伸ばしたい人 |
| 3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング | リスニングやTOEIC対策に取り組みたい人 |
いずれも1冊で完結する内容ですが、入門書で型をつかんでから目的別の教材に進むと、無理なくステップアップしやすくなります。
シャドーイングの進め方の目安
教材が決まったら、次のような流れで練習を進めると取り組みやすいです。あくまで一般的な目安なので、自分のペースに合わせて調整してください。
- スクリプトを読んで内容を理解する:まず意味の分からない状態で音だけ追うのは避け、台本にざっと目を通します
- 音声を聞いて音の特徴をつかむ:どこが強く読まれるか、どこがつながって聞こえるかを意識します
- 台本を見ながら声に出す:最初は文字を見ながらでかまいません
- 台本を見ずにシャドーイングする:慣れてきたら音だけを頼りに追いかけます
- 同じ素材を繰り返す:新しい素材を次々こなすより、同じ素材を何度も練習するほうが定着しやすいと言われています
短い時間でも毎日続けるほうが、まとめて長時間やるより習慣にしやすいものです。無理のない範囲で、生活のリズムに組み込んでみてください。
スクリプトの内容がすんなり頭に入らないときは、やさしい英文を大量に読む多読で下地を作るのも効果的です。本の選び方は英語多読におすすめの本と続けられる選び方にまとめています。
よくある質問
Q. 教材は何冊も買ったほうがいいですか?
まずは1冊を繰り返し使い切るのがおすすめです。あれこれ手を出すより、同じ素材を反復するほうが音が定着しやすくなります。物足りなくなってから次の1冊を検討すれば十分です。
Q. 初心者でもいきなりシャドーイングして大丈夫ですか?
問題ありません。ただし自分のレベルに合った、やさしめの素材から始めることが大切です。難しすぎると口が追いつかず、続かなくなりがちです。
Q. どのくらいで効果を感じられますか?
感じ方には個人差があり、はっきり「何日で」とは言えません。大切なのは短期間の成果を焦らず、続けやすい教材で習慣にすることです。
Q. 電子書籍と紙の本、どちらがいいですか?
台本を見ながら声に出すことが多いので、見開きで台本を確認しやすい形式が使いやすいでしょう。音声の再生方法(ダウンロード対応かどうか)も、選ぶときにチェックしておくと安心です。
まとめ
英語のシャドーイング教材は数多くありますが、選ぶ軸はシンプルです。「いまの自分のレベル」「伸ばしたい力(会話かリスニングか)」「続けやすい形式」の3点を意識すれば、自分に合う1冊が見えてきます。
何から始めるか迷ったら、まずは練習の型が身につく入門書からスタートするのがおすすめです。
大切なのは、完璧な教材を探し続けることではなく、1冊を決めて練習を習慣にすることです。今日からできる一歩として、自分に合いそうな教材を手に取ってみてください。


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