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私立大学の入試はいつ?2027年度入試の日程と方式の違い
「私立大学を受けたいけれど、入試っていつあるんだろう」「共通テスト利用と個別入試って何が違うの」——私立大学の一般選抜は、大学ごとにも学部ごとにも入試方式が分かれていて、国公立大学よりもスケジュールが複雑に感じられます。方式を取り違えると出願のタイミングを逃してしまうこともあるため、早めに全体像をつかんでおくことが大切です。
この記事では、これから受験する2027年度入試(令和9年度入学者選抜)の私立大学一般選抜について、文部科学省が公表している日程の枠組みと、私立大学ならではの入試方式の違いを整理しました。公式に確定している日程と、例年の傾向として押さえておきたい時期を分けて紹介します。読み終えるころには、「自分はどの方式で、いつごろ動けばいいか」の見通しが立つはずです。
まず押さえる:公式に確定している2027年度入試の枠組み
私立大学の一般選抜も、文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」が定める大きな枠組みの中で実施されます。ここは公式に確定している部分です。
| 項目 | 期日 |
|---|---|
| 大学入学共通テスト(本試験) | 2027年1月16日(土)・17日(日) |
| 各大学の個別学力検査 | 2027年2月1日〜3月25日の間に実施 |
| 合格者の決定発表 | 2027年3月31日まで |
| 各大学の募集要項の発表 | 2026年12月15日までに各大学が発表 |
- 各大学の個別試験(学力検査)は、原則として上記の期間内で大学・学部ごとに日程が設定されます。
- なお、高等学校教育への影響や受験生の負担に配慮したうえで、一定の条件のもとに2月1日より前に個別学力検査を実施することも認められています。私立大学では、この枠組みのなかで方式ごとに独自の日程を組みます。
出典:文部科学省 令和9年度大学入学者選抜実施要項(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senbatsu/1346785.htm に掲載のPDF)。日程や取り扱いは変更される場合があります。受験前に必ず文部科学省および各大学の公式情報でご確認ください。
私立大学の入試方式は大きく3つ
私立大学一般選抜のわかりにくさは、「入試方式が複数ある」ことに集約されます。同じ大学・同じ学部でも、複数の方式で何度も受験できるのが私立の特徴です。代表的な方式は次の3つです。
- 大学入学共通テスト利用方式(共テ利用):大学独自の試験を課さず、大学入学共通テストの得点で合否を判定する方式です。共通テストさえ受けておけば、1回の受験で複数の私立大学に出願できるのが利点です。出願は共通テストの前後に締め切られることが多く、方式によっては共通テスト実施前に出願を締め切る大学もあります。
- 全学部統一方式(全学部日程):1回の試験で複数の学部・学科に出願できる方式です。試験日が1日に設定されていることが多く、同じ問題で複数学部を併願できるため、効率よく受験機会を増やせます。
- 学部個別方式(個別日程):学部・学科ごとに試験日と問題が用意される、私立大学の中心的な方式です。志望学部に合わせて対策できる一方、学部ごとに試験日が異なるため、併願する場合は日程が重ならないかの確認が欠かせません。
これらの方式は併用できることが多く、「共テ利用で滑り止めを確保しつつ、第一志望は全学部日程と個別日程の両方で受ける」といった組み方も可能です。まずは志望校がどの方式を用意しているかを確認するところから始めましょう。
例年の時期感:私立入試はいつごろ動く?
私立大学一般選抜の具体的な日程は各大学が募集要項で発表しますが、例年の大まかな流れは次のような傾向があります。ここはあくまで過去の傾向であり、確定した日程ではありません。
- 出願期間:例年1月上旬から中旬にかけて受付を開始する大学が多い傾向です。共テ利用方式は、共通テスト実施前後に出願を締め切る設定が見られます。
- 個別試験:例年、私立大学の個別試験は2月上旬から中旬に集中する傾向があります。国公立大学の前期日程(例年2月下旬〜)よりも早い時期に山場を迎えることが多く、私立と国公立を併願する場合はこの時期の過密さに注意が必要です。
- 合格発表・入学手続き:個別試験の合否は例年2月中に発表されることが多く、入学手続きの締切も2月中〜3月上旬に設定される傾向があります。国公立の結果を待ってから手続きしたい場合は、手続き締切と延納制度の有無を確認しておくと安心です。
繰り返しになりますが、これらは例年の傾向です。2027年度入試の正確な出願期間・試験日・発表日は、各大学が発表する募集要項で確定します。募集要項は2026年12月15日までに各大学が発表することになっているため、志望校が決まっている場合は、まずその大学の入試情報ページと募集要項を確認するのが確実です。
国公立大学と併願する予定なら、そちらの出願時期もあわせて押さえておきましょう。共通テスト後にどう動くかは国公立大学の出願時期と手続きの流れで詳しく整理しています。
共通テスト利用を使うなら、共テ対策が土台になる
私立大学志望であっても、共通テスト利用方式を使うなら共通テストの得点がそのまま合否に直結します。共通テストは出題形式に独特のクセがあるため、本番と同じ形式の過去問を解いて、時間配分や設問のパターンに慣れておくことが得点の安定につながります。
上の共通テスト過去問レビュー(英語・2027年版)は、過去に出題された共通テスト(および試行調査など)の問題を多数収録した河合出版のシリーズです。英語は共テ利用方式を採用する私立大学のほとんどで配点の中心になる科目なので、まずは1年分を時間を計って解き、「今の自分と目標点の距離」を確かめるところから始めるのがおすすめです。
共通テスト本番の試験日や当日のスケジュールは、共通テスト2027の試験日と当日の流れにまとめています。共テ利用方式で出願するなら、本番の日から逆算して対策の計画を立てておくと安心です。
個別試験の主要科目もそろえておく
私立大学の学部個別方式・全学部統一方式では、多くの文系学部で「英語・国語・地歴(または数学)」といった科目が課されます。共テ利用と個別方式を併用するなら、共通テスト形式に慣れておくことは個別試験の基礎固めにもなります。志望校が課す科目に合わせて、必要な教科の過去問をそろえておきましょう。
上は共通テスト過去問研究の国語(2027年版)です。国語は多くの私立大学の文系学部で必要になる基幹科目で、現代文・古文・漢文それぞれの時間配分に慣れておくことが得点の安定につながります。
数学が必要な場合は、数学I・A/II・B・Cの過去問研究(2027年版)が1冊にまとまっています。経済・経営・理系学部などで数学を選択・必須とする私立大学は多いので、志望学部の受験科目を確認して用意しておきましょう。
地歴を選ぶ場合は、志望校で指定される科目に合わせて対策します。上は歴史総合・世界史探究の過去問研究(2027年版)です。同じシリーズで日本史探究や地理などもそろっているので、自分が受験する科目に合わせて選んでください。
志望校の個別試験対策に進む段階では、大学別の過去問(赤本)も必要になります。刊行時期の目安は赤本2027の発売時期と予約のコツで確認できるので、志望校の発売を待つあいだに共通テスト形式の演習を進めておきましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 私立大学の一般選抜は例年いつごろ実施されますか?
A. 例年、私立大学の個別試験は2月上旬から中旬に集中する傾向があります。ただしこれは過去の傾向であり、2027年度入試の正確な試験日は各大学の募集要項で確定します。志望校の募集要項でご確認ください。
Q. 共通テスト利用方式と個別方式は何が違いますか?
A. 共通テスト利用方式は大学独自の試験を課さず、大学入学共通テストの得点で合否を判定します。学部個別方式は学部・学科ごとに大学独自の試験を実施します。私立大学ではこれらを併用して複数回受験することもできます。
Q. 私立と国公立は併願できますか?
A. 併願は可能です。ただし例年、私立の個別試験(2月上旬〜中旬)は国公立の前期日程(2月下旬〜)より早い時期に集中する傾向があり、日程が過密になりがちです。試験日・入学手続き締切の重なりを募集要項で確認しておきましょう。
Q. 各大学の詳しい日程はどこで確認できますか?
A. 各大学が発表する募集要項で確認できます。募集要項は2026年12月15日までに各大学が発表することになっています。あわせて文部科学省の入試情報ページも参考になります。
まとめ
2027年度入試(令和9年度入学者選抜)の私立大学一般選抜は、大学入学共通テスト(2027年1月16日・17日)や各大学の個別試験(2月1日〜3月25日の枠組みの中)を軸に進みます。私立大学の特徴は、共通テスト利用方式・全学部統一方式・学部個別方式といった複数の入試方式を併用できる点にあります。
例年、私立の個別試験は2月上旬〜中旬に集中し、国公立より早い時期に山場を迎える傾向があります。まずは志望校の募集要項の発表(2026年12月15日まで)をチェックし、どの方式で何回受けるかという出願プランを立てましょう。共通テスト利用を使うなら、共テの過去問で形式に慣れておくことが得点の安定につながります。各大学の入試日程は必ず各大学の募集要項でご確認ください。


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