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駿台の合格実績はどう推移してきた?2026年以降「非公表」になった理由と、数字の正しい読み方
「駿台の合格実績って、年々どう変わっているんだろう」——大手予備校を検討していると、こうした疑問を持つ保護者・受験生の方は多いと思います。ところが2026年、この「合格実績の推移」を追う話には大きな転機が訪れました。駿台グループが、2026年度入試以降の合格者数の掲載を終了すると公式に発表したのです。
この記事では、駿台が最後に公表した2025年度入試の数字を確認したうえで、「推移」を語るときに実は気をつけたいポイントと、公表終了という判断の背景を整理します。数字そのものよりも、「合格実績をどう読むか」という視点をお持ち帰りいただければと思います。
2026年度以降、駿台は合格者数を「非公表」に
まず結論からお伝えします。駿台予備学校(大学受験)の2026年度入試の合格者実数は、公式には存在しません。駿台グループが公式プレスリリースで、2026年度入試以降は合格者数の掲載を終了すると明言しているためです。
そのため、この記事でも2026年度の東京大学・京都大学・医学部・早慶などの合格者数はお出ししません。ネット上に「2026年 駿台 ○○名」といった数字が出回ることがあるかもしれませんが、少なくとも駿台公式が発表した2026年度の全体実数は確認できないというのが実情です。数字が確認できない以上、ここで推測して書くことはしません。
一方で、駿台の公式合格実績ページには、2025年度入試分(2025年7月23日現在判明分)までが掲載されています。つまり、「駿台が公式に数字で語った最後の年」が2025年度ということになります。推移を振り返るうえで、この2025年度が一つの区切りになります。
最後に公表された2025年度の合格実績
参考として、駿台が公式ページで公表した2025年度入試(最後の公表年)の主な合格者数を掲載します。いずれも駿台公式ページの表記そのままの数字です。
| 大学・区分 | 2025年度 合格者数 |
|---|---|
| 東京大学 | 1,351名 |
| 京都大学 | 1,422名 |
| 国公立大医学部医学科 | 1,867名 |
| 私立大医学部医学科 | 2,359名 |
| 早稲田大学 | 3,574名 |
| 慶應義塾大学 | 2,691名 |
(出典:駿台公式合格実績ページ https://www2.sundai.ac.jp/jisseki/ 、2025年7月23日現在判明分)
医学部医学科の合格者数の多さは、医系に強い駿台らしい特徴が表れた数字と言えます。ただし、これらの数字を「推移」として前年・前々年と単純に比べる前に、知っておいていただきたいことがあります。それが次の「集計方法」の話です。
「推移」を追うときに気をつけたい数字のクセ
合格実績の「推移」を見るとき、多くの方は「去年より増えた=勢いがある」と受け取りがちです。しかし予備校の合格者数には、単純な増減比較を難しくするいくつかのクセがあります。
1. 「延べ合格者数」であること
駿台の合格者数は従来から、駿台生(在籍生・受講生)の延べ合格者数です。つまり1人の生徒が複数の大学・複数の学部に合格した場合、そのすべてがカウントされます。同一人物の重複を含む「延べ数」なのです。
これは駿台に限った話ではなく、大手予備校の合格実績で広く使われている方式です。実際、各予備校が公表する東京大学合格者数を単純に足し合わせると、東京大学の実際の定員をはるかに超えてしまいます。1人の合格者が複数の予備校・複数の講座にカウントされうるからです。この「数値が実態から離れていく」現象こそ、後述する公表終了の理由の一つに挙げられています。
2. 母集団(在籍者数)の変化
合格者数が前年より増えても、そもそもの在籍生・受講生が増えていれば、割合としては横ばいということもあります。逆に人数が減っていても、母集団が小さくなっていれば合格率としてはむしろ上がっている場合もあります。「実数の推移」と「合格率の推移」は別物だという点は、頭の片隅に置いておきたいところです。
3. カウント対象(在籍生か講習生か)
多くの塾・予備校では、通年で在籍した生徒だけでなく、講習だけを受講した生徒を合格者に含める場合があります。どこまでを「その塾の生徒」として数えるかは各社の集計方針によって異なり、これも横並び比較を難しくする要因です。
こうしたクセがあるため、合格実績の数字は「大きい/小さい」を競うものというより、その塾がどの層・どの大学に強いのかを知る手がかりとして読むのが実態に合っています。
他塾と見比べたい場合も同じ注意が必要です。駿台と東進の合格実績を公表方針の違いから比べる記事では、集計対象が異なる2校をどう並べればよいかを整理しています。
なぜ駿台は公表をやめたのか
駿台が2026年度以降の掲載を終了した背景には、まさに前述の「延べ数」の問題があります。各予備校が公表する合格者数の合計が実際の定員を大幅に超え、数字が受験生の判断材料として形骸化している——こうした課題認識が、公表終了の理由として挙げられています。
これは見方を変えれば、「数字の大きさで塾を選ぶ時代から、中身で選ぶ時代へ」という業界全体の流れの表れとも言えます。合格実績が非公表になったからといって、その予備校の指導力が落ちたわけではありません。むしろ、数字の見せ方に頼らずに教育の中身で評価してほしい、というメッセージとして受け取ることもできます。
保護者・受験生の立場からすると、公表終了は一見「情報が減った」ように感じられるかもしれません。けれども、もともと単純比較が難しかった数字が一つ減っただけ、とも言えます。大切なのは、合格実績以外の判断軸——講師との相性、校舎の通いやすさ、面倒見、志望校対策の充実度など——を自分の目で確かめることです。
公表終了の経緯をもう少し詳しく知りたい方は、駿台の合格実績が2026年に「非公表」となった理由の解説記事で、保護者向けに背景と数字の読み方をまとめています。
過去の推移を知りたいときは公式ページを
「それでも過去の推移を自分で確かめたい」という方は、駿台の公式合格実績ページ(https://www2.sundai.ac.jp/jisseki/ )をご確認ください。本記事執筆時点では2025年度入試分までが掲載されており、公式一次情報として最も信頼できます。年度ごとの掲載内容や更新状況は変わる可能性があるため、必ずご自身で最新の表示を確認いただくのが確実です。
なお、二次的なまとめサイトやニュース記事にも過去の数字が載っていることがありますが、集計時点や対象の取り方が公式と異なる場合があります。推移を正確に追うなら、まず公式の数字を基準にすることをおすすめします。
合格実績よりも「日々の積み重ね」を支える教材
合格実績の推移をどれだけ丁寧に読み込んでも、最後に結果を左右するのは受験生本人の日々の学習です。特に共通テストは、限られた時間で正確に読み解く力が問われます。駿台のような予備校に通う・通わないにかかわらず、家庭学習で土台を固めておくことは大きな力になります。
英語長文を「速く・正確に」読む力を基礎から鍛えたい方には、こうした一冊が土台づくりに役立ちます。
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また、共通テストの実戦感覚をつかむなら、過去問研究の定番シリーズで出題傾向に慣れておくと安心です。
いずれも、予備校選びと並行して早めに手を動かしておくことで、志望校対策のスタートを切りやすくなります。
まとめ
- 駿台は2026年度入試以降、合格者数の掲載を終了。2026年度の合格者実数は公式に非公表です。
- 公式に数字で語られた最後の年は2025年度。東京大学1,351名、京都大学1,422名、国公立大医学部医学科1,867名などが掲載されています(駿台公式ページ・2025年7月23日現在判明分)。
- 予備校の合格者数は延べ数(同一人物の重複を含む)であり、母集団やカウント対象の違いもあって、単純な推移比較には向きません。
- 公表終了の背景には「数字の形骸化」という業界共通の課題があります。数字が減ったぶん、中身で塾を選ぶ視点がこれまで以上に大切になります。
合格実績はあくまで一つの参考情報です。数字の裏側にある集計のしくみまで理解したうえで、ご家庭に合った選択をしていただければと思います。
※合格実績は各塾の公式発表等に基づく(集計方法により重複を含む場合があります)。本記事の2025年度の数値は駿台公式合格実績ページ(https://www2.sundai.ac.jp/jisseki/ )の表記に基づきます。2026年度以降の合格者数は駿台が公式に掲載を終了しているため記載していません。数値・掲載状況は変動する可能性があるため、最新情報は必ず公式ページでご確認ください。


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