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英検準2級の単語帳はどう選ぶ?おすすめの基準と続けやすい使い方
英検3級に受かって、次は準2級。書店やネットで「英検準2級 単語帳 おすすめ」と調べてみたものの、似た表紙の本が並んでいて決めきれない——そんな声をよく聞きます。
単語帳は、選ぶ段階で迷う時間が長くなるほど、肝心の「覚える時間」が削られていきます。この記事では、英検準2級の単語帳をどんな基準で選べばよいか、そして買ったあとに投げ出さずに回していく使い方までをまとめました。過去問や二次試験も含めた教材全体の組み立ては英検準2級の参考書はどれを選ぶ?おすすめの選び方と組み合わせで扱っているので、この記事は単語帳1点に絞ってお話しします。
英検準2級の単語帳は必要?試験の形から考える
「単語帳を1冊やる意味はあるのか」を判断するために、まず試験の形を見ておきます。
日本英語検定協会の公式情報によると、準2級の推奨目安は高校中級程度で、一次試験はリーディング・ライティングが80分、リスニングが約25分、二次試験は英語での面接が約6分という構成です。
一次試験のリーディングは、公式に示されている大問構成を見ると次のようになっています。
| 大問 | 形式 | 問題数 |
|---|---|---|
| 1 | 短文の語句空所補充 | 15問 |
| 2 | 会話文の空所補充 | 5問 |
| 3 | 長文の語句空所補充 | 2問 |
| 4 | 長文の内容一致選択 | 7問 |
注目したいのは、大問1の「短文の語句空所補充」が15問あることです。ここは語彙・熟語の知識がほぼそのまま得点に反映される部分で、対策の効果が見えやすい領域といえます。さらに大問3の長文の語句空所補充も、文脈をたどりつつ語の意味を判断する問題です。
そしてライティングは、Eメール返信と英作文(意見論述)が各1問。リスニングは会話の応答文選択・会話の内容一致選択・文の内容一致選択が各10問という構成です。読む・書く・聞くのどれをとっても、知っている語の数が土台になります。
つまり単語帳は「大問1のためだけの本」ではなく、4技能すべての底上げにつながる投資になりやすい教材です。3級から準2級へ上がるときに一番はっきり変わるのが語彙のレベルなので、1冊決めて回す価値は十分にあります。
英検準2級の単語帳の選び方|4つのチェックポイント
書店で並べて比べるときに見てほしいのは、次の4点です。
1. 掲載順が「でる順」か「テーマ順」か
出題頻度の高い語から並ぶ「でる順」タイプは、試験までの時間が限られている人と相性がよい並び方です。前から順にやるだけで、出会う可能性の高い語から手に入っていきます。
一方、テーマ別(学校・環境・健康・買い物など)に並ぶタイプは、話題ごとにまとめて覚えられるのでライティングやスピーキングで引き出しやすくなります。どちらが優れているというより、残り時間が短いなら でる順、時間に余裕があってスピーキングまで見据えるならテーマ順、という選び分けが現実的です。
2. 音声がどう用意されているか
準2級ではリスニングが約25分あり、単語を「見て分かる」だけでは足りません。音声ダウンロードやアプリが付いているか、そして自分が実際に再生する導線が現実的かを確認してください。QRコードを読むだけで聞けるものと、PCでファイルを落として端末に入れる必要があるものとでは、続きやすさがかなり違います。
3. 例文とフレーズの粒度
単語だけが並ぶ本より、短いフレーズや例文が添えられている本のほうが、意味の輪郭をつかみやすくなります。特に準2級では熟語(get along with など)の出題もあるため、語単体でなくかたまりで載っているかを見ておくと安心です。
4. サイズと持ち歩きやすさ
これは軽視されがちですが、実は効きます。単語学習は「まとまった1時間」より「1日に何度も開く」ほうが定着しやすくなるため、通学カバンの外ポケットに入るサイズかどうかは重要です。分厚い1冊より、片手で開けるハンディサイズのほうが結果的に回数を稼げることが多くあります。
この4点を押さえた1冊目として選ばれることが多いのが、旺文社の「でる順パス単」シリーズです。出題データにもとづく掲載順で、音声アプリにも対応しています。
タイプ別に見る英検準2級の単語帳の組み合わせ方
同じ準2級志望でも、つまずいている場所は人によって違います。ここではよくある4タイプ別に、どう組むかを整理します。
「とにかく1冊目を決めたい」タイプ
迷っている時間がもったいないので、でる順の定番を1冊だけ買って、他は見ないと決めてしまうのがおすすめです。単語帳は複数冊を並行するより、1冊を何周もするほうが記憶に残りやすくなります。
「覚えたつもりで終わってしまう」タイプ
赤シートで隠して眺めるだけだと、脳は「見たことがある」を「知っている」と勘違いしがちです。この状態を崩すには、答えを自分で書く・言う形のチェック教材を挟むと効果を感じやすくなります。パス単に対応した確認用のドリルを併用すると、抜けている語だけを効率よくあぶり出せます。
「音で覚えたい・音声再生が面倒」タイプ
音声を聞くべきなのは分かっていても、スマホを開くとつい別のアプリに逃げてしまう——という人は少なくありません。ページに直接タッチすると音が出る音声ペンのような道具を使うと、スマホを触らずに音と文字を結びつけられます。小学生・中学生のうちから準2級を狙う場合や、机に向かう習慣づけを一緒に作りたい場合に検討しやすい選択肢です。
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「準2級のあと2級まで一気に行きたい」タイプ
先の級まで視野に入っている場合は、次の見出しで触れる「準2級プラス」の存在を知っておくと計画が立てやすくなります。
2025年度に新設された「準2級プラス」と単語帳の考え方
英検には2025年度から、準2級と2級の間に位置する新しい級として準2級プラスが設けられました。「準2級には受かったけれど2級はまだ遠い」という段階の受験者に、途中の目標を用意する狙いがあるとされています。
公式情報によると、準2級プラスの推奨目安は高校上級程度。一次試験はリーディング・ライティングが85分、リスニングが約25分、二次試験は英語での面接が約7分です。一次試験の大問構成は次のようになっています。
| 大問 | 形式 | 問題数 |
|---|---|---|
| 1 | 短文の語句空所補充 | 17問 |
| 2 | 長文の語句空所補充 | 6問 |
| 3 | 長文の内容一致選択 | 8問 |
| 4 | 英文要約(記述式) | 1問 |
| 5 | 英作文(記述式) | 1問 |
準2級と比べると、会話文の空所補充がなくなり、代わりに英文要約が入っています。要約は、読んだ内容を自分の言葉に置き換えて書く作業なので、語を「意味が分かる」レベルから「使える」レベルへ引き上げる必要があります。
単語帳選びの観点でいうと、準2級プラスまで受ける予定があるなら、準2級の単語帳をやり切ったあとに専用の1冊へ乗り換えるのが素直な流れです。準2級プラスに対応した重要度順のパス単も出ているので、次の目標が決まった時点で手に取ると学習が途切れにくくなります。
なお、その先の2級まで見据えている方は英検2級の単語帳おすすめは?選び方と覚え方をやさしく解説も参考にしてください。級が上がるにつれて抽象的な語が増えるため、覚え方の工夫も少しずつ変わっていきます。
英検準2級の単語帳の使い方|「覚えたつもり」を防ぐ回し方
単語帳は買った瞬間がモチベーションのピークになりがちです。そこで、続けやすい回し方を具体的に決めておきます。
1周目は「速く・浅く」
最初の1周は、意味を確認したら数秒で次へ進みます。1語に時間をかけて完璧を目指すと、後半のページにたどり着く前に力尽きます。1日100語のペースでも、覚えられなくてよいと割り切って進めてください。
2周目以降は「思い出す」時間を作る
2周目からは、英語だけを見て日本語を声に出して言ってから答えを確認します。この「思い出そうとする数秒」が定着を助けます。書く作業は、書かないと綴りが出てこない語だけに絞ると時間を節約できます。
1週間サイクルで戻る日を決める
月〜金で新しい範囲を進め、土曜は今週分の総復習、日曜は先週分の抜き打ちチェック——というように、戻る日をあらかじめカレンダーに書いておくと復習が予定として守られやすくなります。忘れた語だけに印を付けておけば、試験直前の見直しがそのまま最短ルートになります。
音声とリスニング対策をつなげる
覚えた語を音で聞き取れるかは別問題です。単語帳の音声で発音を確認したら、そのまま過去問のリスニングにあたって「知っている語が聞き取れているか」を試してみてください。リスニングが伸び悩む原因の切り分け方は英検リスニングの勉強法|点が伸びない原因と過去問の使い方で詳しく整理しています。
よくある質問
Q. 単語帳は何冊必要ですか?
1冊で構いません。複数冊に手を出すと、どれも中途半端なまま試験日を迎えやすくなります。まずは1冊を3周することを目標にしてみてください。
Q. アプリだけで単語対策はできますか?
アプリは通学時間などのすき間に強い一方、全体量を俯瞰しにくいという弱点があります。紙で範囲を把握し、アプリで反復するという役割分担にすると噛み合いやすくなります。紙と電子の比較は単語帳は電子版と紙どっちがいい?暗記に向く選び方を比較もご覧ください。
Q. 中学生が準2級を受けるときも同じ単語帳でよいですか?
基本的には同じもので進められます。ただし例文の内容が高校生向けで想像しにくい場合があるため、音声付きのものや、フリガナ・図の多いものを選ぶと取り組みやすくなります。
まとめ
英検準2級の単語帳選びで見るべきポイントを、もう一度整理します。
- 掲載順は、残り時間が短いなら「でる順」、余裕があればテーマ順も選択肢
- 音声が付いているか、そして自分が実際に再生できる形かを確認する
- 例文やフレーズで、語をかたまりのまま覚えられるか
- 通学カバンに入るサイズかどうかは、回数に直結する
そして買ったあとは、1周目は速く浅く、2周目からは思い出す時間を作り、戻る日をカレンダーに書く。この3つを決めておくだけで、最後まで回し切れる確率がぐっと上がります。教材全体の組み立て方は英検準2級の参考書はどれを選ぶ?おすすめの選び方と組み合わせも合わせて確認してみてください。


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