中学生の英単語帳おすすめ|定期テスト・高校受験・英検別の選び方

中学生の英単語帳はどれを選ぶ?レベル別の選び方と使い方 高校受験

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中学生の英単語帳おすすめ|定期テスト・高校受験・英検別の選び方

「英語の点数が伸びない原因は、たぶん単語」。そう感じて英単語帳を探し始めたものの、書店にもネットにも似た本が並んでいて、どれが自分の子(自分)に合うのか分からない。中学生の英単語帳選びは、ここでつまずく人がとても多いところです。

英単語帳は「有名だから」で選ぶと、途中で開かなくなりがちです。逆に、いま何のために語彙を増やすのか――定期テストなのか、高校受験なのか、英検なのか――がはっきりしていれば、選ぶ本は自然と絞れます。この記事では、中学生の英単語帳を4つのタイプに整理したうえで、目的別に必要な語の範囲、教科書準拠と入試向けの見分け方、学年別の切り替え時期、音声・アプリとの組み合わせ、そして1日の分量と回し方までを順番に見ていきます。

  1. 中学生に英単語帳が必要になる理由|教科書だけでは足りない場面
    1. 中学校で扱う単語は、思っているより多い
    2. 単語が抜けると、文法も読解も止まる
  2. 中学生の英単語帳は4つのタイプで選ぶ
    1. タイプ1|でる順・入試頻出型(受験を意識するならここから)
    2. タイプ2|例文で読ませる型(暗記が続かない子に)
    3. タイプ3|カード型(すきま時間と「思い出す練習」に)
    4. タイプ4|ながら復習型(机に向かう前のもう一押しに)
  3. 目的別に見る、必要な語の範囲と合う単語帳
    1. 定期テストは、教科書の範囲を確実に
    2. 高校受験は、でる順の1冊を主軸に
    3. 英検は、協会の級の目安と照らし合わせる
  4. 教科書準拠か入試向けかの見分け方
    1. 学校で単語帳が配られている場合
  5. 学年・レベル別の選び方|中1・中2と中3で変わる
    1. 中1〜中2|まずは教科書の範囲を確実に
    2. 中3|でる順型に切り替えて入試語彙へ
    3. 英語が苦手・単語以前でつまずいている場合
  6. 買う前に確認したい5つのチェックポイント
    1. 1. 収録語数と、いまの学力の距離
    2. 2. 音声が付いているか、どんな形式か
    3. 3. 例文が付いているか
    4. 4. 赤シート・チェック機能があるか
    5. 5. 版の新しさ
  7. 音声・アプリと紙の単語帳の使い分け
  8. 英単語帳の使い方|1冊を回して定着させる手順
    1. 1日の量を決めて、短い周期で回す
    2. 「見て思い出す」時間をつくる
    3. 書く作業は、必要な分だけに絞る
    4. 学校の単語テストを、ペースメーカーに使う
  9. 1日の分量と回し方|1800語の単語帳を例に逆算する
    1. レベル区分を区切りにする
    2. 回し方の手順
  10. 筆者の判断基準
  11. よくある質問
    1. Q. 英単語帳は何冊必要ですか?
    2. Q. 英検も受ける予定です。単語帳は分けたほうがいいですか?
    3. Q. アプリだけで単語を覚えてもいいですか?
    4. Q. 熟語も単語帳で覚えたほうがいいですか?
    5. Q. いつから始めるのがよいですか?
  12. 参照した公式情報(取得日)
  13. まとめ

中学生に英単語帳が必要になる理由|教科書だけでは足りない場面

中学校で扱う単語は、思っているより多い

現在の学習指導要領では、小学校の外国語で扱う語が600〜700語程度、中学校ではそこに1600〜1800語程度の新語を加えた語を扱うことになっています(文部科学省 中学校学習指導要領 第2章第9節 外国語)。小学校ぶんと合わせると、中学卒業までに触れる語はかなりの量になります。さらに同じ箇所では、単語だけでなく連語や慣用表現のうち活用頻度の高いものも扱うとされています。単語帳を選ぶときに熟語の扱いも見ておきたいのは、このためです。

授業を受けているだけでも語彙は増えますが、教科書は「単元の話題に沿った順」で単語が出てきます。入試や実力テストで問われるのは「よく出る順」なので、この2つの順番のズレを埋める役割を担うのが英単語帳です。

単語が抜けると、文法も読解も止まる

単語が分からないと、せっかく覚えた文法を使う場面までたどり着けません。長文で知らない語が続くと、内容をつかむ前に読む気力のほうが先に切れてしまいます。逆に語彙が安定してくると、同じ問題集を解いても得点につながりやすくなります。英単語帳は「英語のやり直しの土台」として、早い時期に持っておく価値があります。

中学生の英単語帳は4つのタイプで選ぶ

中学生向けの英単語帳は、見た目こそ似ていますが、性格は大きく4つに分かれます。まずは自分がどのタイプを必要としているかを決めてしまうと、迷う時間が短くなります。

タイプ1|でる順・入試頻出型(受験を意識するならここから)

入試の出題データを分析して、よく出る単語から順に並べたタイプです。高校受験までに押さえたい語が「でる順」で整理されているので、時間が限られている中3にとっては効率のよい並び方になります。

代表的な高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800 五訂版は、出版社の書誌によると、高校入試の過去問題を分析して選んだ頻出の1800語を、でる順に5つのレベルに分けて並べた本です。例文が多く入っていて、紙面の二次元コードから単語と例文の音声を再生できるほか、英検の級のアイコンも付いています。

改訂が入っている本は、新しい版のほうが現在の学習指導要領に沿った内容になっています。中古で古い版を安く買うより、最新版を選んだほうが安心です。


高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800 五訂版 [ 旺文社 ]

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タイプ2|例文で読ませる型(暗記が続かない子に)

単語だけを眺めるのが苦痛なタイプの子には、例文がおもしろい本が向いています。単語を単体で覚えるのではなく、文の中で意味を取る形になるので、記憶に引っかかりが生まれやすくなります。「勉強している感じがしない」ことが続ける力になるケースは、思っている以上に多いものです。

たとえば高校入試 中学うんこ英単語1900は、商品説明によると1,900語を収録し、すべての例文に同じ言葉を使って楽しく読める作りにした本です。英検の5級から2級までの目安マークも付いているので、英検を並行して受ける子でも使い方を考えやすくなっています。

タイプ3|カード型(すきま時間と「思い出す練習」に)

本の形ではなく、カードをめくって確認するタイプです。単語帳の弱点は、同じページを何度も見るうちに「並び順で覚えてしまう」こと。カードならシャッフルできるので、順番に頼らずに思い出す練習ができます。通学の電車、塾の待ち時間など、机がない場所でも進められるのも利点です。

でる順ターゲットには五訂版に対応した暗記カードがあり、出版社の説明では覚えておくべき600語を厳選した内容です。単語帳本体と同じ語を別の形で確認できるので、本で覚えた語を外で思い出す、という往復が作れます。市販の白紙カードで自作する場合のサイズやとじ方は、単語カードのおすすめは?サイズ・とじ方・紙質と用途別の選び方で整理しています。


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タイプ4|ながら復習型(机に向かう前のもう一押しに)

お風呂に貼るポスターのように、生活の中で目に入る形にしてしまうタイプです。これ一本で入試語彙を仕上げるものではありませんが、机に向かう時間が短い子ほど、「勉強時間以外に触れる回数」を増やす効果が期待できます。単語帳の補助として組み合わせると、復習の回数を稼ぎやすくなります。

目的別に見る、必要な語の範囲と合う単語帳

同じ中学生でも、定期テストの点を取りたいのか、高校受験に備えたいのか、英検を受けたいのかで、単語帳に求めるものは変わります。目的ごとに、覚えるべき語の範囲と合う単語帳の型を整理すると次のようになります。

目的 覚える語の範囲 合う単語帳の型 単語帳以外に必要なもの
定期テスト 使っている教科書のいまの単元に出てくる語 教科書準拠型、学校配布の単語帳 教科書本文の音読、学校のワーク
高校受験 中学3年間で扱う語と、入試によく出る語 でる順・入試頻出型を1冊 志望校の過去問、長文問題集
英検 受ける級の出題に出やすい語 入試頻出型+級別の単語帳 級の過去問、面接やライティングの練習

定期テストは、教科書の範囲を確実に

定期テストで問われるのは、基本的に授業で扱った範囲です。入試用の単語帳で先の語を覚えても、テスト範囲の語が抜けていれば点にはなりません。テスト前は単語帳より教科書の新出語と本文を優先し、単語帳は「テストが終わった週に、範囲の語を単語帳で確認し直す」使い方にすると、覚えた語が入試まで残りやすくなります。

高校受験は、でる順の1冊を主軸に

高校受験では、中学3年間の語が教科書の区切りに関係なく出てきます。ここで役に立つのが、入試の出題を分析して並べたでる順型です。でる順型は前半ほど出題が多い語なので、時間が足りないときでも前から順に固めていけば、入試で問われやすい語から押さえられます。

英検は、協会の級の目安と照らし合わせる

日本英語検定協会は、各級の目安を次のように示しています。

級 協会が示す目安 中学生の単語帳との関係
5級 中学初級程度 中1の教科書と単語帳の前半で対応しやすい
4級 中学中級程度 中2までの範囲が目安。入試用単語帳の前半レベルと重なる
3級 中学卒業程度 高校受験用の単語帳と重なる部分が多い
準2級 高校中級程度 中学の単語帳の範囲を超える語が出てくる

3級までは、高校受験用の単語帳を進めることがそのまま英検の語彙対策にもなります。3級からはライティングと面接形式のスピーキングも加わるので、単語帳で覚えた語を書いたり口に出したりする練習が必要になります。一方、準2級は高校中級程度の目安なので、中学向けの単語帳だけでは足りない語が出てきます。中学生で準2級に挑戦する場合は、受験用の1冊を回したあとに準2級向けの単語帳を足す順番が無理のない進め方です。級ごとの単語帳の選び方は、英検3級の単語帳おすすめ|語数・音声・例文で選ぶ基準と覚え方と英検準2級の単語帳おすすめ|3級合格後・再挑戦・学校教材ありで選ぶで詳しく扱っています。

教科書準拠か入試向けかの見分け方

書店の中学生向けの棚には、教科書に合わせて作られた単語帳と、入試の頻度で作られた単語帳が混ざって並んでいます。名前だけでは区別しにくいので、次の点を見ると判断しやすくなります。

見る場所 教科書準拠型 入試向け(でる順型)
表紙・書名 教科書名や出版社名、学年が入っている 高校入試、でる順、ランク順などの言葉が入っている
並び順 教科書の単元(Lesson、Unit)の順 出題頻度の順、またはレベル別
例文の出どころ 教科書本文に近い文 入試問題や、単語帳のために作られた文
向いている時期 中1・中2の定期テスト 中2の終わりから中3の入試まで

教科書準拠型は、学校で使っている教科書と出版社・学年が合っていないと意味がありません。購入前に、子どもの教科書の表紙で教科書名と出版社を確認しておきましょう。

学校で単語帳が配られている場合

学校によっては、授業や小テストで使う単語帳が配られていることがあります。その場合は、まずその1冊を主軸にするのが基本です。小テストの範囲と単語帳がそろっているので、学校のペースに乗るだけで進みます。自分で買い足すのは、学校の単語帳が教科書準拠で入試向けの並びになっていないときや、英検の級に合わせた語が必要になったときだけにすると、同じ役割の本が重なりません。

学年・レベル別の選び方|中1・中2と中3で変わる

中1〜中2|まずは教科書の範囲を確実に

中1・中2のうちは、入試用の分厚い単語帳を先取りするより、いま習っている範囲の単語を確実にすることが優先です。定期テストで点が取れているなら、学校のワークと単語テストの復習で十分に足ります。そのうえで語彙を増やしたいなら、カード型やながら復習型を「おまけ」として足すくらいがちょうどよいバランスです。

中1・中2の時期に何を積んでおくとよいかは、高校受験は中1の夏から|夏休みの復習問題集の選び方と進め方でも触れています。

中3|でる順型に切り替えて入試語彙へ

中3になったら、でる順型の1冊を主軸に据えます。ここでのポイントは、あれこれ買わず1冊に決めること。冊数を増やすと、どれも中途半端なまま入試を迎えることになりかねません。1冊を最後まで回しきったうえで足りないと感じたら、そのときに次を考えれば間に合います。

英語が苦手・単語以前でつまずいている場合

「単語を覚えても文が読めない」という状態なら、原因が語彙ではなく文法にあることもあります。be動詞と一般動詞の区別、三単現、時制といった土台が抜けていると、単語だけ増やしても得点にはつながりにくくなります。その場合は単語帳と並行して、つまずいた学年まで戻る教材を挟んだほうが近道です。戻り方については中学生の夏休みに英語をやり直す方法|つまずきの戻り方と教材で詳しく整理しています。

買う前に確認したい5つのチェックポイント

1. 収録語数と、いまの学力の距離

収録語数が多いほどよい、とは限りません。1800語規模の本は入試まで使える一方、英語が苦手な状態から始めると最初の数ページで手が止まります。「半年で終えられそうか」を目安に、量を選んでください。書店で手に取れるなら、最初の1ページで意味がすぐ出てくる語がどのくらいあるかを数えてみると、いまの学力との距離がつかみやすくなります。

2. 音声が付いているか、どんな形式か

音声の有無は、リスニング対策だけでなく、つづりと発音を結びつけて覚えるうえでも効いてきます。近年は紙面の二次元コードやアプリ、無料ダウンロードで音声を提供する本が増えています。CDが必要な形式だと再生環境がない家庭もあるので、購入前に配信方法を確認しておくと安心です。

3. 例文が付いているか

単語と訳が並んでいるだけの本は、確認テストには向きますが、意味の使い分けまではつかみにくくなります。例文があると、その単語がどんな文脈で使われるかまで一緒に入ってきます。長文が苦手な子ほど、例文付きを選ぶ価値があります。

4. 赤シート・チェック機能があるか

覚えたかどうかを自分で確かめられる仕組みがあるかどうかは、続けやすさに直結します。赤シート対応、チェックボックス、区切りのよいレベル分けなど、「今日はここまで」と決めやすい作りかを見ておきましょう。

5. 版の新しさ

学習指導要領の改訂に合わせて、単語帳も改訂されています。古い版が安く出回っていることもありますが、収録語や配列が現在の入試傾向と合っているとは限りません。特に受験学年で使う1冊は、新しい版を選んでおくと安心です。別売のカードやノートを組み合わせる場合も、本体と同じ版に対応したものかを確認しておきましょう。

音声・アプリと紙の単語帳の使い分け

紙の単語帳とアプリは、どちらが上というより得意な場面が違います。場面ごとに役割を分けておくと、どちらも中途半端になるのを防げます。

場面 紙の単語帳 音声 アプリ
初めて覚える 全体を見渡して、今日の範囲を決める 発音を先に聞いてから見る 範囲の全体が見えにくい
移動中・すきま時間 かさばる 聞き流しで復習 確認テストで復習
つづりの練習 書き込み・練習ノートと相性がよい 聞いて書くディクテーションに使える 入力式なら補助になる
直前期の見直し 印を付けた語だけを見返せる 苦手語の音だけを繰り返す 間違えた語の再出題に向く

おすすめは、家では紙で範囲を決めて覚え、移動中は音声やアプリで思い出す、という分け方です。でる順ターゲットのように紙面の二次元コードから音声を出せる本なら、紙と音声を同じページで行き来できます。紙の本と電子版のどちらを主軸にするか迷っている場合は、単語帳は電子版と紙どっちがいい?暗記に向く選び方を比較も参考にしてみてください。

英単語帳の使い方|1冊を回して定着させる手順

1日の量を決めて、短い周期で回す

英単語帳でよくある失敗が、「1ページを完璧にしてから次へ進む」やり方です。1語ずつ完璧を目指すと進みが遅く、最後までたどり着く前に力尽きます。おすすめは、1日に扱う語数を多めに設定して、粗くてもいいので何周も回す方法です。1周目で全部覚えられなくて当たり前、と割り切ってしまってください。

「見て思い出す」時間をつくる

眺めるだけでは、覚えた気になりやすくなります。日本語の意味を隠して英単語から思い出す、逆に英単語を隠して書いてみる——このように「思い出す作業」を入れると、記憶に残りやすくなります。カード型を併用するのは、この思い出す練習を作りやすくするためでもあります。

書く作業は、必要な分だけに絞る

「10回書けば覚える」と言われることがありますが、手を動かすだけで頭が働いていない状態では時間がもったいなくなります。書くのは、つづりを間違えやすい語や、どうしても定着しない語に絞るのが効率的です。書いて覚える工程を型にしたい場合は、単語帳に対応した練習ノートを使うと、進め方に迷いにくくなります。でる順ターゲットの練習ノートは、書いて覚える、単語テスト、例文の穴うめの3段階で進む作りです。


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学校の単語テストを、ペースメーカーに使う

多くの中学校では、定期的に単語テストがあります。これを「やらされるもの」ではなく、単語帳の進度を測る定点観測として使うと、自分の抜けが見つけやすくなります。テストで落とした語だけを別のカードやノートに集めておくと、直前期に見返す自分専用のリストが出来上がります。

1日の分量と回し方|1800語の単語帳を例に逆算する

1日に何語進めるかは、気合いではなく「いつまでに何周したいか」から逆算すると決めやすくなります。1800語の単語帳を1周するのに必要な日数は、1日の新出語数によって次のように変わります。

1日の新出語数(語) 1周に必要な日数(日)
30 60
50 36
100 18

1日30語なら2か月で1周、1日100語なら3週間弱で1周です。何周も回すことを前提にするなら、1周目は1日の語数を多めにして全体を早く一度見てしまい、2周目以降は覚えていない語だけに絞っていくと、周を重ねるほど1周にかかる時間が短くなります。

レベル区分を区切りにする

でる順の単語帳は、レベルごとに区切られているものが多くあります。でる順ターゲット 中学英単語1800 の練習ノートでは、次のように5つのレベルに分かれています。

レベル でる順の範囲(位) 語数(語)
LEVEL1 1〜400 400
LEVEL2 401〜800 400
LEVEL3 801〜1100 300
LEVEL4 1101〜1500 400
LEVEL5 1501〜1800 300

1冊全体を一気に追うのがつらい場合は、まずLEVEL1とLEVEL2だけを何周も回し、ここが安定してから先のレベルに進む方法があります。前半ほど入試によく出る語が並んでいるので、途中で時間切れになっても、出やすい語から固まっている状態で入試を迎えられます。

回し方の手順

  1. 入試日や英検の受験日から逆算して、1周目を終える日を決める
  2. 上の表を参考に、1日の新出語数を決める(平日と休日で変えてもよい)
  3. 1周目は意味が言えるかだけを確認し、言えなかった語に印を付ける
  4. 2周目以降は印の付いた語だけを回し、言えた語から印を消していく
  5. 学校の単語テストや模試で落とした語は、もう一度印を付けて戻す

筆者の判断基準

中学生の英単語帳を選ぶとき、筆者は次の4点で判断しています。体験談ではなく、出版社の書誌や公的な情報から確かめられることを基準にしています。

  • 目的が先、書名はあと:定期テスト、高校受験、英検のどれのための1冊かを先に決める。目的が決まらないまま評判で選ばない
  • 学校の教材を優先する:学校で単語帳が配られているなら、それを主軸にする。買い足すのは、学校の教材で足りない役割があるときだけ
  • 版と付属物を書誌で確かめる:最新版か、音声の出し方、別売のカードやノートが同じ版に対応しているかを、出版社のページで確認する
  • 1冊を何周できるかで量を決める:収録語数の多さではなく、受験日までに何周できるかを上の逆算表で見積もってから選ぶ

よくある質問

Q. 英単語帳は何冊必要ですか?

高校受験までなら、主軸となる1冊で足りることがほとんどです。そこにカード型やながら復習型を補助として足す、という形が現実的です。同じ役割の本を2冊持つと、どちらも中途半端になりやすくなります。

Q. 英検も受ける予定です。単語帳は分けたほうがいいですか?

英検3級は日本英語検定協会が中学卒業程度を目安としている級です。そのため、高校受験用の単語帳で扱う語と重なる部分が少なくありません。まずは受験用の1冊を進め、級ごとの出題形式に慣れる段階で英検向けの教材を足すほうが、二重の負担になりにくいでしょう。準2級は高校中級程度の目安なので、受験用の1冊を回したあとに級別の単語帳を足すのが現実的です。

Q. アプリだけで単語を覚えてもいいですか?

アプリは反復と音声に強く、すきま時間との相性も良好です。ただ、全体像を一覧で見渡したり、書き込んで自分専用にしたりするのは紙のほうが得意です。どちらか一方に決めきらず、家では紙、移動中はアプリ、と役割で分ける使い方が続けやすくなります。

Q. 熟語も単語帳で覚えたほうがいいですか?

中学校の学習指導要領では、単語に加えて連語や慣用表現のうち活用頻度の高いものも扱うとされています。単語帳の多くは例文の中で熟語に触れているので、まずは単語帳の例文で出てきた熟語を確認するところから始めれば十分です。入試で熟語の問題が多い学校を受ける場合は、熟語専用の1冊を足すかを過去問で判断しましょう。

Q. いつから始めるのがよいですか?

中3の夏からでも間に合いますが、余裕を持ちたいなら中2の後半から少しずつ触れておくと、受験学年の負担を減らしやすくなります。まずは1日10分、決まった時間に開くところから始めてみてください。

参照した公式情報(取得日)

取得日はいずれも2026年10月4日です。

まとめ

中学生の英単語帳は、次の順番で考えると選びやすくなります。

  • 目的を決める:定期テスト、高校受験、英検のどれのための1冊か
  • タイプを決める:でる順型/例文型/カード型/ながら復習型のどれが必要か
  • 教科書準拠か入試向けかを見分ける:表紙・並び順・例文の出どころで判断し、学校配布の単語帳があればそれを主軸に
  • 学年で切り替える:中1・中2は教科書範囲を確実に、中3ででる順型を主軸に
  • 5つの点を確認する:収録語数・音声・例文・チェック機能・版の新しさ
  • 逆算して1冊を回しきる:1日の語数を決め、粗くても何周もして、思い出す練習を挟む

英単語帳は、買った瞬間ではなく回しきったときに効いてくる教材です。今日開けそうな1冊を選ぶことが、確実な一歩になります。

数学も、問題集を何冊も増やすより1冊を繰り返すほうが定着しやすい教科です。つまずいている単元やレベルに合わせた選び方は、中学生の数学の問題集はどう選ぶ?つまずき別・レベル別の選び方でまとめています。

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