内申点の計算方法|評定から点数になる流れと都道府県別の換算表

内申点の計算方法は?仕組みと都道府県で違うポイントをやさしく解説 高校受験

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内申点の計算方法|評定から点数になる流れと都道府県別の換算表

通知表を受け取って、この数字が高校受験でどう使われるのか気になったことはありませんか。塾や先輩から「内申点が大事」と聞いていても、どの学年の、どの教科が、どんな計算で点数になるのかまで説明してもらう機会は意外と多くありません。

やっかいなのは、内申点の計算方法が都道府県ごとに大きく違うことです。ネットで見つけた計算式をそのまま当てはめると、実際とはかけ離れた数字が出てしまうこともあります。

この記事では、通知表の評定が入試の点数になるまでを1つの例で通して計算し、そのうえで東京都・神奈川県・大阪府・千葉県・愛知県の令和9年度(2027年度)入試の公式資料をもとに、学年比率や実技教科の倍率を表にまとめました。最後に、自分の内申点を試算できるワークシートも用意しています。内申点を上げる具体的な方法は別の記事で扱い、ここでは計算の仕組みに絞って解説します。

結論:内申点の計算方法は「評定の合計」と「入試での換算」の2段階

先に全体像を示します。内申点の計算は、どの都道府県でもおおむね次の2段階に分かれます。

段階 やること 全国共通か
第1段階 9教科の5段階評定を合計する(素内申) ほぼ共通
第2段階 対象学年・教科の倍率・当日の学力検査との比率で換算する 都道府県ごとに違う

第1段階は通知表があれば誰でも計算できます。差が出るのは第2段階で、ここで確認すべきポイントは次の3つです。

  • どの学年の成績を使うか(中3だけか、中1から全部か)
  • 教科ごとに重みをつけるか(実技4教科を2倍にするなど)
  • 当日の学力検査と何対何で合わせるか(7対3、5対5など)

この3点が分かれば、自分の地域の内申点はほぼ計算できます。以下、順番に見ていきます。

内申点とは?2つの意味を区別しておく

調査書・内申書・調査書点の関係

「内申点」は正式な制度用語ではなく、中学校が作成して高校へ提出する調査書に記載された評定を点数化したものを指す通称です。調査書はいわゆる内申書のことで、東京都の実施要綱では、調査書の各教科の学習の記録を点数化したものを「調査書点」と呼んでいます。公式資料を探すときは「内申点」ではなく「調査書」で検索すると見つけやすくなります。

素内申と換算内申

内申点という言葉は、実は2つの意味で使われています。

呼び方 中身 満点の例
素内申 9教科の評定をそのまま足した数字 1学年あたり45点
換算内申 素内申に都道府県のルール(学年比率・教科の倍率)をかけた数字 東京都は65点、神奈川県は135点など

塾や学校で「内申はいくつ?」と聞かれたとき、どちらを指しているかで答えが変わります。たとえば東京都では、素内申と換算内申の両方が使われる場面があるので、会話の中でどちらの数字なのかを確かめておくと誤解が減ります。

5段階評定はどう付くか|観点別評価3観点との関係

計算の出発点になる評定そのものが、どう決まるのかも押さえておきましょう。

3つの観点とA・B・Cの評価

文部科学省の通知(平成31年3月29日)では、各教科の観点別学習状況の評価を知識・技能、思考・判断・表現、主体的に学習に取り組む態度の3観点に整理しています。中学校の指導要録では、観点ごとに「十分満足できる」状況をA、「おおむね満足できる」状況をB、「努力を要する」状況をCとして記入します。

そのうえで評定は、各教科の学習状況を総括的に評価して、5から1の5段階で記入します。最上位の5は「十分満足できるもののうち、特に程度が高い」状況、1は「一層努力を要する」状況とされています。

A・B・Cの組み合わせから評定を決める方法は学校ごと

よく聞かれるのが「AAAなら必ず5になるのか」という疑問です。文部科学省の別紙では、観点別学習状況の評価は評定を行う際の基本的な要素だとしたうえで、評定の適切な決定方法等については各学校において定めるとしています。つまり、観点の組み合わせと評定の対応は全国一律の換算表があるわけではありません。

内申点を計算するうえでは、観点のA・B・Cではなく、最終的に通知表や調査書に記載された5段階の評定を使うのが基本です。ただし後で触れるように、推薦入試や神奈川県の第2次選考のように、観点別の評価そのものが点数化される場面もあります。

計算の手順を1つの例で通す(東京都の一般入試)

仕組みを具体的にイメージするため、架空の中学3年生の評定を使って、東京都の学力検査に基づく選抜(第一次募集)の計算を最後まで通してみます。数値は説明用の例です。

教科 評定 倍率 換算後
国語 4 1 4
社会 3 1 3
数学 4 1 4
理科 3 1 3
英語 4 1 4
音楽 3 2 6
美術 4 2 8
保健体育 4 2 8
技術・家庭 3 2 6
合計 32 — 46

手順1|9教科の評定を足す(素内申)

4+3+4+3+4+3+4+4+3で、素内申は32点(45点満点)です。

手順2|教科ごとの倍率をかける(換算内申)

東京都の令和9年度実施要綱では、調査書点を算出する際、学力検査を実施する教科は評定を1倍、学力検査を実施しない教科は評定を2倍して合計します。学力検査が5教科の場合、国数英理社は1倍、音楽・美術・保健体育・技術家庭の実技4教科は2倍です。この例では5教科が18点、実技4教科が14点の2倍で28点、合わせて換算内申は46点(65点満点)になります。

手順3|入試全体での比率に合わせる

東京都では学力検査の得点と調査書点の合計を1000点満点とし、全日制は原則として学力検査7対調査書点3の比率です。調査書点の持ち分は1000点のうち300点ぶんなので、65点満点の換算内申を300点満点に比例換算するイメージになります。46÷65×300で、この例の調査書点は約212点です。

手順4|総合得点を出す

ここに学力検査の得点(700点ぶん)と、中学校英語スピーキングテストの結果を点数化したもの(20点満点)を加えた合計が総合得点で、1020点満点です。

この4ステップのうち、手順1は全国共通、手順2と手順3が都道府県ごとに違う部分です。次の章で、他の府県の場合を見ていきます。

都道府県別の内申点の換算表(令和9年度入試)

各教育委員会が公表している令和9年度(2027年度)入試の資料から、一般入試(全日制)の計算ルールを整理しました。いずれも公式資料で確認できた内容です。

都府県 内申の計算式(要項の内容) 内申の満点(点) 当日の学力検査との組み合わせ
東京都 中3の評定。学力検査実施教科は1倍、実施しない教科は2倍 65 合計1000点満点、全日制は原則7対3
神奈川県 中2の9教科合計+中3の9教科合計×2 135 100点満点に換算し、学力検査と合計10の比率(各2以上)で合算
大阪府 1教科50点=中3×6+中2×2+中1×2 450 学力検査450点と、7対3から3対7までの5タイプで合算
千葉県 必修教科の評定の全学年の合計値 配点は各高校が定める 各高校が配点を定める
愛知県 9教科の評定合計(最高45)を2倍した評定得点 90 学力検査合計得点(最高110)と5つの方式で合算

同じ通知表でも、どこの都道府県で受験するかで内申点の数字はまったく変わります。それぞれのポイントを補足します。

東京都:中3の評定、実技4教科は2倍

東京都の調査書の成績一覧表には、中学校第3学年の観点別学習状況の評価と評定が記載されます。評価・評定にあたっては、第3学年の第一学期と第二学期の成績を十分参考とするとされ、二学期制の学校では前期の成績と後期の12月31日までの学習状況が参考になります。つまり、通知表の学年末の評定ではなく、2学期(または後期の途中)までの成績が調査書に反映される点に注意が必要です。

なお、芸術や体育に関する学科は6対4の比率です。また実施要綱の別表に記載された一部の高校では、受検者ごとに7対3と10対0の両方で合計を出し、高いほうを選考に使う方式もとられます。都立高校の日程や選抜方法の全体像は東京都の都立高校入試2027年度|令和9年度の日程と選抜方法にまとめています。

神奈川県:中2と中3を1対2で合計

神奈川県の公立高校入学者選抜制度の概要では、調査書の評定を次の式で扱います。

  • A=(第2学年の9教科の評定の合計)+(第3学年の9教科の評定の合計)×2

中2が45点ぶん、中3が90点ぶんで、Aは135点満点です。このAを100点満点に換算した数値が(a)になり、第1次選考では(a)と学力検査の換算値(b)に、合計10となる2以上の整数(fとg)をそれぞれかけて合算します。fとgの組み合わせは各学校が定めるので、同じ県内でも内申の重さは学校ごとに違います。

さらに、教科ごとの評定合計を一定の範囲(3教科まで、各2倍以内)で重点化する場合があります。また第2次選考では、第3学年の「主体的に学習に取り組む態度」の評価をAは3点、Bは2点、Cは1点に換算した合計(C)が使われます。評定だけでなく観点別の評価が点数になる、珍しい仕組みです。神奈川県の日程については神奈川県の公立高校入試はいつ?2027年度(令和9年度)入試の日程と当日までの流れをご覧ください。

大阪府:中1・中2・中3を1対1対3で合計

大阪府の令和9年度一般入学者選抜(全日制)の選抜方法では、9教科の評定を各50点(3学年の評定×6倍+2学年の評定×2倍+1学年の評定×2倍)とし、9教科で450点満点としています。中1の成績から入試に使われるのが大きな特徴です。

総合点は、学力検査の成績(450点)と調査書の評定(450点)に、各高校が選択したタイプの倍率をかけて合計します。タイプはⅠからⅤまであり、学力検査と調査書の比率は7対3から3対7まで幅があります。志望校がどのタイプかによって、内申の重みが大きく変わります。

千葉県:全学年の評定を合計

千葉県の令和9年度県立高等学校入学者選抜要項では、一般入学者選抜について、調査書中の必修教科の評定の全学年の合計値などを原則として数値化し、選抜の資料の配点は各高等学校において別に定めるとしています。9教科×5段階×3学年なので、評定合計の上限は計算上135になります。中1から中3までが同じ重さで足される点は、東京都と大きく異なります。千葉県の日程は千葉県の高校入試2027年度の日程|出願から発表までと選抜方法にまとめています。

愛知県:評定合計を2倍した評定得点

愛知県の令和9年度入学者選抜方法の基本方針では、評定得点を調査書情報の学習の記録の評定合計(最高45)を2倍した数値とし、その最高を90点としています。学力検査合計得点は最高110点です。

校内順位は、各高校があらかじめ選択した方式で決まります。評定得点と学力検査合計得点をそのまま足す方式のほか、評定得点を1.5倍または2倍する方式、学力検査合計得点を1.5倍または2倍する方式の計5種類です。また、スポーツ科学科は保健体育、音楽科は音楽、美術科は美術の評定を1.5倍するといった、学科ごとの傾斜もあります。

何年生の成績が使われるか|学年の重みを比べる

都道府県の計算式から、学年ごとの重みの割合を計算すると次のようになります(一般入試・全日制。割合は式から算出した概数)。

都府県 中1の割合(%) 中2の割合(%) 中3の割合(%)
東京都 0 0 100
神奈川県 0 約33 約67
大阪府 20 20 60
千葉県 約33 約33 約33

この表から分かるのは、「中3になってから頑張れば間に合う」かどうかが地域によって違うことです。東京都では中3の成績だけが調査書に載りますが、大阪府や千葉県では中1の評定も入試に使われます。神奈川県は中2から対象です。

また、同じ中3の評定でも、どの時期までの成績が反映されるかは要項に定めがあります。東京都の場合は先に触れたとおり、第3学年の第一学期・第二学期(二学期制なら前期と後期の12月31日まで)の成績を十分参考にします。学年末の成績がそのまま使われるとは限らないので、自分の地域の要項で「いつ時点の評定か」も確認しておきましょう。

自分の内申点を計算するワークシート

手元の通知表を見ながら、次の表に評定を書き込んでみてください。紙に書き写しても、スマートフォンのメモに打ち込んでもかまいません。

教科 中1の評定 中2の評定 中3の評定 実技教科か
国語 いいえ
社会 いいえ
数学 いいえ
理科 いいえ
英語 いいえ
音楽 はい
美術 はい
保健体育 はい
技術・家庭 はい
合計(素内申) —

記入できたら、自分の地域の式に当てはめます。上の東京都の例と同じ生徒が、中1から中3まで毎年素内申32点だった場合で計算すると、次のようになります。

都府県 計算 結果(点) 満点(点)
東京都 5教科18+実技14×2 46 65
神奈川県 中2の32+中3の32×2 96 135
大阪府 中3の32×6+中2の32×2+中1の32×2 320 450
千葉県 32+32+32 96 135
愛知県 32×2 64 90

神奈川県の場合は、96を135で割って100をかけた約71.1が(a)の値になります。このように、満点に対する割合で見ると地域による差がより分かりやすくなります。

ワークシートを使うときのコツは3つです。

  • 教科の倍率は実技4教科から確かめる:東京都のように実技を2倍にする地域では、実技の評定が1上がると換算内申が2上がります
  • 学年の重みを先に確認する:中1・中2の評定がすでに確定している地域では、残りの学年で動かせる幅を計算しておくと現実的な目標が立てやすくなります
  • 志望校ごとの比率で最後に換算する:神奈川県のfとg、大阪府のタイプ、愛知県の方式のように、同じ県でも学校ごとに比率が違うことがあります

表にない都道府県の計算方法を調べる手順

この記事の表は5都府県に絞っています。それ以外の地域の方は、次の手順で一次情報を確認してください。

手順1|都道府県名+教育委員会で公式サイトを開く

塾や情報サイトではなく、教育委員会の公式サイトにたどり着くのが近道です。

手順2|入学者選抜のページで実施要綱を探す

「入学者選抜」「高校入試」といったメニューの中に、実施要綱・選抜要項・募集案内・選考基準などの資料が置かれています。制度の全体像は募集案内や制度の概要、細かい計算規定は実施要綱や選抜の方法の資料が向いています。

手順3|3つのポイントを拾う

ページ内を「調査書」「評定」で検索し、対象学年・教科の倍率・学力検査との比率の3点をメモします。これを上のワークシートに当てはめれば、自分の内申点を試算できます。

手順4|年度表記を確かめる

これらの資料は毎年更新されます。古い年度の資料を見ていないか、表紙や本文の年度表記を必ず確認してください。

推薦入試と私立高校では計算が変わる

推薦入試の内申点

ここまでの計算は一般入試(学力検査に基づく選抜)の話です。推薦入試では計算方法が変わることがあります。たとえば東京都の令和9年度実施要綱では、推薦に基づく選抜で、調査書の観点別学習状況の評価(全27観点)または評定(9教科)のどちらか一方を調査書点として点数化するとしています。観点別の評価を使う場合は特定の観点の配点を高くすることができ、評定を使う場合は特定の教科に比重をかけないとされています。

つまり推薦入試では、一般入試の換算内申(実技2倍)とは別の方法で内申が点数化されます。推薦を考えている場合は、志望校が観点別の評価と評定のどちらを使うのかを確認しておきましょう。

私立高校の内申点

ここで紹介した計算式は、すべて公立高校の入学者選抜のルールです。私立高校は各校が募集要項で独自の基準を定めるため、都道府県の公立の計算式はそのまま当てはまりません。出願の目安として内申の基準を示している学校もあるので、志望する私立高校の募集要項や学校説明会で、どの学年の、どの教科の評定を、どう数えるのかを直接確認するのが確実です。説明会の回り方は私立高校の説明会はいつ行く?中1〜中3の月別スケジュールと回り方も参考にしてください。

内申点の計算で誤解しやすい5つの点

計算方法そのものより、前提の取り違えでずれた数字を出してしまうことのほうが多いものです。よくある誤解を5つ挙げます。

1|素内申と換算内申を混同する

東京都で内申40と言った場合、45点満点の素内申なのか、65点満点の換算内申なのかで意味がまったく違います。数字を比べるときは、何点満点の数字かを必ずそろえてください。

2|他の都道府県の式を当てはめる

ネットで見つけた実技は2倍、中3は3倍といった式は、特定の都道府県のルールです。この記事の表のとおり、学年の重みも教科の倍率も地域ごとに違います。

3|通知表の学年末の評定がそのまま使われると思い込む

東京都のように、調査書の評定が2学期(または後期の12月31日)までの成績を参考にして記載される地域があります。学年末の通知表を待ってから計算すると、時期がずれることがあります。

4|大学受験の評定平均と同じものだと考える

高校入試の内申点と、大学受験の推薦で使われる評定平均(学習成績の状況)は別の仕組みです。高校の調査書の考え方は調査書とは?大学受験で必要な9項目と学習成績の状況の出し方で整理しています。

5|観点のA・B・Cから評定を機械的に出せると考える

前述のとおり、観点別の評価から評定を決める方法は各学校が定めます。AAAやAABといった組み合わせから評定を自分で推定するより、実際に記載された評定を使って計算するほうが確実です。

内申点を計算したあとにできること

計算して数字が出たら、それは現在地の把握が終わったということです。ここからは、その数字をどう動かすかという話に移ります。

内申点は日々の学習の積み重ねで決まるため、定期テストの得点だけでなく、提出物や授業での取り組み方も評価に関わります。計算の結果、実技教科の倍率が高い地域だと分かった場合や、中1・中2の評定も使われる地域だと分かった場合は、それに合わせて力の入れどころを考えることになります。具体的な進め方は高校受験の内申点を上げる 夏休みにやることリストで解説していますので、あわせてご覧ください。学習計画そのものを立て直したい場合は高校受験 中3の夏休み勉強スケジュールの立て方と続けるコツも参考になります。

保護者の方が仕組みごと理解しておきたい場合は、内申点をテーマにした書籍を1冊読んでおくと、家庭での声かけの軸が定まりやすくなります。親子で取り組む前提で書かれたものを選ぶと、お子さんとの会話にも使いやすいでしょう。


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筆者の判断基準

この記事を書くにあたって、筆者は次の基準で情報を選びました。

  • 公式資料で確認できた数値だけを載せる:内申点の計算式は毎年の実施要綱で定められるため、各教育委員会が公表した令和9年度の資料を直接取得し、記載箇所を確かめた値のみを表にしています
  • 計算の仕組みと上げ方を分ける:内申点の記事は上げ方の話に流れがちですが、計算方法を知りたい人にとっては、まず自分の数字を正しく出せることが先だと考えました
  • 満点をそろえて比べる:都道府県によって満点が45、65、90、135、450とばらばらなので、比較するときは割合で見ることを勧めています
  • 最終確認は志望校の資料で:同じ県でも学校ごとに比率が違う仕組みが多いため、県の式で試算したあとは、志望校の選考基準で確認する流れを前提にしています

よくある質問

オール3だと東京都の換算内申は何点ですか?

学力検査が5教科の場合、5教科が3×5で15点、実技4教科が3×4の2倍で24点、合わせて39点(65点満点)です。素内申では27点(45点満点)になります。

実技教科が2倍になるのはなぜですか?

東京都の実施要綱では、学力検査を実施しない教科の評定を2倍して調査書点を算出すると定めています。当日の筆記試験で測らない実技4教科の比重を、調査書の側で調整する仕組みです。ただし、すべての都道府県が実技を2倍にしているわけではありません。

中1の成績は入試に関係ありますか?

都道府県によって違います。この記事で確認した範囲では、東京都は中3の評定、神奈川県は中2と中3の評定を使い、大阪府と千葉県は中1から中3までの評定を使います。自分の地域の実施要綱で、対象学年を確認してください。

参照した公式情報(取得日)

まとめ

内申点の計算方法を整理すると、次のようになります。

  • 内申点=調査書に記載された評定を点数化したもの(調査書点)。素内申と換算内申の2つの意味がある
  • 評定は3観点の評価を総括した5段階で、観点から評定を決める方法は各学校が定める
  • 計算は「9教科の評定の合計」と「都道府県ルールでの換算」の2段階
  • 東京都は中3の評定で実技4教科を2倍(65点満点)、全日制は原則7対3
  • 神奈川県は中2+中3×2(135点満点)、大阪府は中1・中2・中3を1対1対3(450点満点)、千葉県は全学年の合計、愛知県は評定合計×2(90点満点)
  • 推薦入試や私立高校では計算方法が変わるので、志望校の資料で最終確認する

仕組みが見えると、今どの学年のどの教科が数字を動かすのかも見えやすくなります。まずは手元の通知表をワークシートに書き写すところから始めてみてください。

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