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河合塾の2026年合格実績を見る前に|数字の集計方法と読み方をやさしく解説
大手予備校を検討するとき、多くの保護者・受験生がまず目にするのが「合格実績」です。河合塾も毎年、東大・京大をはじめとする難関大学の合格者数を公表しています。ただ、この数字は「大きいほど良い塾」と単純に読めるものではありません。集計方法を知らないまま比べてしまうと、実態を見誤ってしまうことがあります。
この記事では、2026年度入試(2026年春)における河合塾グループの合格実績を、公式発表に基づいて紹介したうえで、その数字がどう集計されているのか、どう読めばよいのかをやさしく整理します。数字を眺めるだけでなく「読める」ようになることが、塾選びでは何より大切です。
2026年度 河合塾グループの主な合格実績
まず、確認できた2026年度入試の合格者数を大学別に見てみましょう。以下はいずれも河合塾グループの公式発表に基づく数値です。
国公立大学(主要校)
| 大学 | 2026年 合格者数 |
|---|---|
| 東京大学 | 1,226名 |
| 京都大学 | 1,323名 |
| 北海道大学 | 857名 |
| 東北大学 | 761名 |
| 名古屋大学 | 795名 |
| 大阪大学 | 799名 |
| 九州大学 | 581名 |
| 一橋大学 | 390名 |
| 東京科学大学 | 366名 |
※東京科学大学は、旧・東京工業大学と東京医科歯科大学が統合した大学です。
医学部医学科
| 区分 | 2026年 合格者数 |
|---|---|
| 国公立大学 医学部(医学科)計 | 1,651名 |
| 私立大学 医学部(医学科)計 | 2,928名 |
私立大学(主要校)
| 大学 | 2026年 合格者数 |
|---|---|
| 早稲田大学 | 6,107名 |
| 慶應義塾大学 | 3,873名 |
| 上智大学 | 3,095名 |
| 東京理科大学 | 5,842名 |
| 明治大学 | 9,409名 |
| 立教大学 | 4,792名 |
| 中央大学 | 5,541名 |
| 法政大学 | 6,232名 |
数字だけを見ると、私立大学の合格者数がとても大きく感じられます。ここに、合格実績を読むうえで欠かせないポイントが隠れています。
明治・立教・中央・法政といった私立大の実績を塾ごとに見比べたい方は、MARCHの予備校合格実績を集計方法の違いから比べるコツもあわせて参考になります。
この数字はどう集計されているのか
河合塾グループの公式発表には、集計方法についての注記が添えられています。要点は次の通りです。
- 対象は「河合塾グループ関連法人の在籍者および講習受講生」の集計です。通年で通う生徒だけでなく、夏期・冬期などの講習を受けた生徒も含まれます。
- 一人が複数の大学・学部・学科に合格した場合、それぞれを別々に合格者として数えます。つまり延べ人数であり、実際の合格者「実人数」とは異なります。
- 公開模試のみを受験した人は含まれません。
- 校舎別ではなく、グループ全体の合計値です。
私立大学の数字が大きくなりやすいのは、この「延べ人数」の仕組みが大きく関係しています。私立大学は一人が複数の学部を併願するのが一般的で、たとえば同じ受験生が明治大学の3学部に合格すれば、それだけで「3名」として計上されます。国公立大学は前期・後期などで受験機会が限られるため、相対的に数字が膨らみにくい傾向があります。
だからこそ、「私立の合格者数が国公立より多いから私立に強い塾」という単純な読み方は成り立ちません。大学ごとに受験構造が違う以上、数字は同じ土俵では比べられないのです。
塾どうしで集計の前提がどう違うのかは、東進と河合塾の合格実績を集計方法の違いから見比べた記事で具体的に整理しています。
合格実績を読むときの3つの視点
1. 「延べ」か「実人数」かを確認する
多くの予備校は延べ人数で公表しています。河合塾グループも延べ人数です。これ自体は業界で広く行われている集計で、不適切なわけではありません。大切なのは、読む側が「これは延べだ」と理解したうえで見ることです。数字の大小そのものより、集計の前提をそろえて考える姿勢が役立ちます。
2. 「講習生を含むか」を意識する
在籍者に加え、講習受講生を含める集計は珍しくありません。規模の大きい予備校ほど講習の受講者数も多く、その分だけ合格者数も大きく出やすくなります。数字の背景に「母集団の大きさ」があることを踏まえておくと、実態に近い読み方ができます。
3. 自分に関係する大学・学部で見る
全体の合計値よりも、志望校に近い大学の実績を確認するほうが、進路を考えるうえでは実用的です。河合塾グループは東大1,226名、京大1,323名といった難関国公立でも安定した実績を示しており、難関大対策の層の厚さがうかがえます。ただしこれも延べ人数である点は同じなので、あくまで「その大学に向けた指導実績の目安」として捉えるのがよいでしょう。
年ごとの変化まで含めて追いかけたい方は、河合塾の合格実績「推移」の意味と正しい確認方法もあわせてご覧ください。
数字の先にある「学習の中身」を見る
合格実績はあくまで結果の一側面です。塾選びで本当に見たいのは、日々の学習をどう支えてくれるか、志望校対策がどこまで具体的か、といった中身の部分です。
とくに大学入学共通テストは、多くの国公立志望者にとって最初の関門になります。塾の授業と並行して、市販の対策教材で出題形式に慣れておくと、学習のリズムがつくりやすくなります。たとえば共通テスト英語リーディングは、時間配分と情報処理のスピードが問われる科目で、形式に特化した演習が効果を発揮しやすい分野です。
現代文のように「解き方の型」を身につけたい科目では、講義形式でポイントを整理してくれる教材が独学の助けになります。塾の授業の復習用として、自宅学習に一冊置いておくと安心です。
こうした教材はあくまで学習の補助です。合格実績の数字と教材選びは別物であり、「実績が多い塾=この教材で受かる」という関係ではありません。志望校と現在の学力に合わせて、無理なく続けられるものを選んでください。
まとめ
- 河合塾グループの2026年度合格実績は、東大1,226名・京大1,323名・早稲田6,107名・明治9,409名など、難関大で層の厚い数字が公表されています。
- ただしこれらは在籍者+講習受講生の「延べ人数」であり、一人が複数合格すればそれぞれ計上される集計です。実人数とは異なります。
- 私立大学の数字が大きく出やすいのは併願構造によるもので、国公立との単純比較はできません。
- 合格実績は「延べか実人数か」「講習生を含むか」「志望校に近い実績か」の3点を意識して読むと、実態に近づけます。
- 数字は塾選びの入り口にすぎません。学習の中身と、自分の志望校への合い方で判断することが大切です。
出典・注記
- 合格実績は河合塾グループの公式発表に基づきます。出典:河合塾マナビス「2026年度 大学入試 合格実績」 https://www.manavis.com/result/2026.html
- 掲載数値は「河合塾グループ関連法人の在籍者および講習受講生」の集計で、一人が複数大学・学部・学科に合格した場合はそれぞれに計上した延べ人数です(公開模試のみの受験生は含みません)。集計方法により重複を含む場合があります。
- 本記事執筆時点で、河合塾のメインサイト(kawai-juku.ac.jp)の合格実績ページはアクセス制限により本文を取得できなかったため、同一の河合塾グループ合格実績を掲載する公式グループサイト(河合塾マナビス)の数値を参照しています。
- 複数年の推移データは公式の過去年ページを確認できなかったため、本記事では扱っていません。最新の詳細や科目別・大学別の内訳は、各塾の公式サイトで最新の発表をご確認ください。
- 商品の価格・レビュー等は取得時点の情報です。最新の価格・在庫は各商品ページでご確認ください。


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