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英検の準会場と本会場は何が違う?検定料・級・申込方法をやさしく解説
お子さんが通う学校や塾から英検の申し込み案内をもらって、「準会場って書いてあるけれど、本会場と何が違うの?」と手が止まってしまう——英検の季節になると、保護者の方からよく聞く戸惑いです。
英検には、協会が用意する会場で受ける方法と、通っている学校や塾の教室で受ける方法の2種類があります。どちらで受けても取得できる資格は同じ英検ですが、申込先・検定料・受けられる級・試験日の決まり方が違うため、案内を読むときに混乱しやすいところです。
この記事では、日本英語検定協会の公式情報をもとに、準会場と本会場の違いを保護者の目線で整理します。金額や制度は年度ごとに見直されるため、本文の数値は2026年度時点のものとして読んでください。
英検の「準会場」と「本会場」は何が違うのか
まず、2つの言葉の意味を確認します。
本会場は、英検協会が設置する公開会場です。公式サイトによると、全国47都道府県の約230都市と海外4都市に置かれており、大学や研修センター、貸会議室などが会場になります。個人で申し込んだ人や、団体経由でも本会場を選んだ人が受験します。
準会場は、英検協会が準会場として認めた団体が、自分たちの施設に設置する試験会場です。小中高校・塾・企業などが該当し、そこに所属している人(通っている生徒や社員)が受験します。教室や体育館など、普段使っている場所がそのまま試験会場になるイメージです。
つまり違いは「誰が会場を用意するか」です。ここから、申込方法や検定料といった実務的な差が生まれてきます。
違いを一覧で比べる
代表的な違いを一覧にすると、次のようになります。
| 観点 | 準会場 | 本会場 |
|---|---|---|
| 会場を用意する主体 | 協会が認めた団体(学校・塾など) | 英検協会 |
| 受験できる人 | その団体に所属している人(一般受け入れをする団体もあります) | 誰でも(個人申込が可能) |
| 申込先 | 学校・塾の英検担当の先生 | 個人でインターネットまたはコンビニから |
| 受けられる級(一次試験) | 2級・準2級プラス・準2級・3級・4級・5級 | 5級から1級まですべて |
| 検定料 | 本会場より低く設定されています | 準会場より高く設定されています |
| 試験日 | 団体が選んだ日程(本会場と同じ日のこともあります) | 協会が定める一次試験日 |
このうち、保護者の方が気にされることが多いのが検定料と級の範囲です。順に見ていきます。
検定料はどれくらい違う?(2026年度)
公式サイトに掲載されている2026年度の検定料(税込)は次のとおりです。準会場の金額は、一次試験を準会場で受ける場合のものです。
| 級 | 準会場 | 本会場 |
|---|---|---|
| 1級 | 実施なし | 12,400円 |
| 準1級 | 実施なし | 10,400円 |
| 2級 | 6,800円 | 9,000円 |
| 準2級プラス | 6,300円 | 8,600円 |
| 準2級 | 6,000円 | 8,400円 |
| 3級 | 4,900円 | 6,800円 |
| 4級 | 2,800円 | 4,600円 |
| 5級 | 2,400円 | 4,000円 |
※2026年度の検定料。1級・準1級は本会場のみ、4級・5級は一次試験のみの実施です。
級によって差の大きさは変わりますが、いずれの級でも準会場のほうが低い設定です。きょうだいで同時に受ける場合や、年に複数回受ける場合は、この差が家計に効いてくることもあります。
ただし検定料は年度ごとに改定されることがあります。申し込む前に、英検公式サイトの最新の検定料ページで確認しておくと安心です。
準会場で受けられる級・受けられない級
準会場の一次試験で実施できるのは2級から5級までです。1級と準1級は本会場のみの実施なので、上位級を目指す場合は個人申込で本会場を選ぶことになります。
もうひとつ、見落としやすいのが二次試験の扱いです。英検は3級以上に面接形式の二次試験があり、これは原則として本会場で行われます。一次試験を通い慣れた塾の教室で受けても、二次試験は初めて行く会場になる、というケースが起こりえます(一定の条件を満たす団体では、二次試験も準会場で実施される場合があります。詳しくは申込先の先生に確認してください)。
4級・5級は一次試験のみなので、準会場で受ければそのまま完結します。3級から上を受けるお子さんは、二次試験の会場が別になる可能性を前提に、当日の付き添いや移動時間も含めて予定を立てておくと慌てにくくなります。二次試験そのものの準備については、英検二次試験の対策本はどれを選ぶ?級別のおすすめと使い方で級別に整理しています。
申し込み方法と試験日の決まり方
申込の流れも、2つの会場で大きく異なります。
準会場の場合、申し込みは学校・塾の英検担当の先生を通じて行います。家庭からは申込書と検定料を先生に提出する形が一般的です。公式サイトによると、準会場受験では受験票の郵送はなく、試験日や試験時間などの案内も英検担当の先生から伝えられます。成績表も原則として協会から団体宛に届き、先生を通じて配布されます。「受験票が届かない」と心配になる必要はありませんが、その分、日時や持ち物の情報は先生からの案内を頼りにすることになります。
試験日についても、準会場は団体側が決めます。協会はA〜F日程という複数の候補日を設定していて、団体はその中から1つを選んで実施します。本会場と同じ日になることもあれば、その前後の土日や平日になることもあり、団体ごとに違う——これが「うちの塾の英検は本会場と日が違う」という状況の理由です。受験者側で日程を選ぶことはできません。
本会場の場合は、保護者や本人がインターネットまたはコンビニ端末から個人で申し込みます。申込時に希望の受験地(エリア)を選び、実際の会場は申込締切後に郵送される受験票で知らされる仕組みです。会場そのものを指定することは原則できず、申込後の変更も受け付けられていません。二次試験も同様に、一次試験の受験時に希望受験地を選び、会場は二次受験票で通知されます。
なお、本会場の一次試験日は年3回の検定ごとに決まっています。2026年度の日程は英検2026年度の試験日はいつ?第1回〜第3回の日程と申込期間まとめにまとめていますので、申込時期の逆算に使ってください。
当日の雰囲気と、どちらを選ぶかの考え方
制度上の違いに加えて、当日の過ごし方にも差があります。
準会場は、いつもの教室・いつもの先生・見知った顔ぶれの中で受験します。移動の負担が小さく、初めての試験で緊張しやすいお子さんにとっては、落ち着いて臨みやすい環境と言えます。低学年で初めて5級・4級に挑戦する場合、この安心感は小さくありません。
一方の本会場は、知らない受験者が集まる会場で、案内も掲示や放送で行われます。会場までの移動も必要です。緊張感はありますが、入試や資格試験の予行演習になるという見方もできます。中学受験・高校受験を控えている場合、「初めての外部会場」を経験しておく価値を感じるご家庭もあります。
選ぶときの判断材料を整理すると、次のようになります。
- 通っている学校・塾に準会場がある:検定料と移動の負担が軽くなるため、まず候補になります
- 1級・準1級を受けたい:準会場では実施されないため、本会場での個人申込になります
- 団体の指定日が都合と合わない:準会場は日程を選べないため、本会場での個人申込を検討します
- 外部会場の雰囲気を経験させたい:本会場を選ぶ理由になります
- 所属先に準会場がない:一般受験者を受け入れている準会場を探すか、個人申込で本会場を選びます
どちらで受けても、取得できる資格や合格の扱いに違いはありません。費用・日程・お子さんの性格の3点で比べて、無理のないほうを選べば十分です。
よくある質問
Q. 準会場は誰でも受けられますか?
原則として、その団体に所属している人が対象です。ただし、一般受験者を受け入れている準会場もあります。近隣の塾や学校が受け入れを行っているかは、英検公式サイトの受験案内ページから確認できます。
Q. 準会場で合格すると、本会場より評価が低くなりませんか?
そのようなことはありません。準会場も英検協会が認めた正式な試験会場で、同じ問題・同じ基準で実施されます。合格証明書の扱いも同じです。
Q. 一次試験だけ準会場で受けて、二次試験を本会場で受けることになるのはなぜですか?
二次試験は原則として本会場での実施だからです。一定の条件を満たす団体は準会場で二次試験を行える場合もありますが、まずは「一次は教室、二次は外部会場」を想定しておくと予定を組みやすくなります。
Q. 申し込んだあとに会場を変更できますか?
本会場は、会場の指定変更を原則受け付けていません。準会場については、団体が実施日程を決めているため、変更の可否は申込先の先生に確認することになります。
Q. 会場が決まったら、何から準備すればよいですか?
まずは過去問で本番の形式に触れておくと、当日の見通しが立ちやすくなります。級別の過去問の選び方は英検 過去6回全問題集はどれを選ぶ?級別の選び方と使い方で解説しています。
まとめ
準会場と本会場の違いを、あらためて整理します。
- 本会場は英検協会が設置する公開会場。5級から1級まで受けられ、個人で申し込みます
- 準会場は学校・塾など認定団体が設置する会場。一次試験で受けられるのは2級から5級までで、申し込みは英検担当の先生を通じて行います
- 検定料は準会場のほうが低い設定です(2026年度時点。最新は公式サイトで確認してください)
- 試験日は準会場では団体が決めるため、本会場と日が違うことがあります
- 3級以上の二次試験は原則本会場で行われます
案内をもらったら、「どの級を受けるか」「その級は準会場で実施されるか」「日程は家庭の予定と合うか」の3つを確認するところから始めてみてください。ここが決まれば、あとは申込先の先生の案内、または公式サイトの申込ページに沿って進めるだけです。

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