駿台と河合塾の合格実績、2026年はどう比べる?公表方針の違いから読み解く

20260712_駿台河合塾合格実績比較2026 塾・予備校の合格実績

本ページはプロモーションが含まれています

駿台と河合塾の合格実績、2026年はどう比べる?「公表方針の違い」から読み解く

大学受験の予備校選びで、多くの保護者・受験生がまず目にするのが「合格実績」です。「東大◯◯名」「国公立医学部◯◯名」といった数字は、その塾の実力を映す指標のように見えます。

ところが2026年度入試については、駿台と河合塾を「数字で並べて比較する」ことが実はできません。両塾の合格実績の”出し方”が、大きく変わってきているからです。

この記事では、駿台と河合塾の2026年度合格実績について、確認できた事実だけを整理し、なぜ単純比較が難しいのか、数字をどう読めばよいのかを保護者・受験生の目線でまとめます。

いちばん大事な前提:駿台は2026年度の合格者数を「非公表」に

まず押さえておきたいのが、駿台は2026年度入試以降、合格者数の掲載を終了したという点です。これは駿台グループの公式プレスリリースで明言されています。公式の合格実績ページに掲載があるのは、2025年度入試分(2025年7月23日現在判明分)までです。

つまり2026年度については、駿台の東大合格者数も、医学部合格者数も、公式には数字そのものが存在しません。ネット上に「駿台の2026年の実績」として出回る数字があっても、公式の裏付けはない、という前提で見る必要があります。

一方の河合塾は、2026年度入試の合格実績をグループ公式サイトで公表しています。ここに、両塾を並べて比べられない理由の第一があります。片方は数字を出し、片方は出さない。まずこの「公表方針の違い」そのものが、2026年の比較テーマの中心になります。

河合塾の2026年度 合格実績(確認できた主要大学)

河合塾グループが公式に公表している2026年度入試の合格実績のうち、主な大学は次の通りです。数字は河合塾グループ関連法人の在籍者および講習受講生を集計したもので、一人が複数の大学・学部に合格した場合はそれぞれ計上される「延べ人数」です。

大学 河合塾グループ 2026年度 合格者数
東京大学 1,226名
京都大学 1,323名
大阪大学 799名
名古屋大学 795名
一橋大学 390名
国公立大学 医学部(医学科)計 1,651名
私立大学 医学部(医学科)計 2,928名
早稲田大学 6,107名
慶應義塾大学 3,873名
明治大学 9,409名

(出典:河合塾グループ公式 合格実績 https://www.manavis.com/result/2026.html /公開模試のみの受験生は含みません)

数字が大きく見えますが、これは全国の河合塾グループを合わせた合計であり、かつ延べ人数である点に注意が必要です。1人の受験生が複数の学部に合格すればその分だけ数が積み上がります。

河合塾の数字を別の塾と見比べたい場合は、東進と河合塾の合格実績を集計方法の違いから比べた記事もあわせてご覧ください。

駿台の数字は「最後に公表された2025年度」まで

比較の参考として、駿台が最後に公表した2025年度入試(参考)の主な数字も見ておきましょう。これは2025年度の数字であり、2026年度のものではありません。

大学(2025年度・参考) 駿台 合格者数
東京大学 1,351名
京都大学 1,422名
国公立大 医学部医学科 1,867名
私立大 医学部医学科 2,359名
早稲田大学 3,574名
慶應義塾大学 2,691名

(出典:駿台公式 合格実績 https://www2.sundai.ac.jp/jisseki/ /2025年7月23日現在判明分)

駿台の合格者数も従来から「駿台生(在籍生・受講生)の延べ合格者数」で、1名が複数大学・複数学部に合格した場合はそれぞれカウントされる、重複を含む延べ数です。

ここで河合塾の2026年度と駿台の2025年度を並べて「どちらが多い」と論じるのは適切ではありません。集計対象年が違ううえ、後で述べるように集計の母集団も異なるためです。

非公表となった駿台を別の塾と並べるとどうなるかは、駿台と東進の合格実績を公表方針の違いから読み解いた記事でも同じ視点から整理しています。

なぜ「単純比較」ができないのか

数字を横に並べたくなりますが、駿台と河合塾の合格実績は、次の理由から単純には比較できません。

1. 対象年が揃わない
駿台は2026年度を非公表にしているため、そもそも同じ年の数字が存在しません。比べられるのは河合塾2026と駿台2025という「年の違うもの」になってしまいます。

2. どちらも「延べ人数」
両塾とも、1人が複数校・複数学部に合格すればそれぞれ計上する延べ人数方式です。実際に何人の生徒がいたか(実人数)とは異なります。

3. 母集団(誰を数えるか)の範囲が違う
河合塾の公表数は「グループ関連法人の在籍者+講習受講生」の合計で、全国のグループを合わせた値です。駿台の数字も在籍生・受講生ベースですが、集計範囲や校舎構成は各社で異なります。同じ「東大◯◯名」でも、母集団の広さが違えば意味が変わります。

実は、駿台が合格者数の公表を終了した背景にも、この延べ人数問題があります。予備校各社が公表する東大合格者数を足し合わせると、東大の定員を大幅に超えてしまう——つまり数字が実態を表しにくくなっている、という指摘が公表終了の理由として挙げられています。「大きい数字=そのまま実力」とは限らない、というのは受験生・保護者側も知っておきたいところです。

公表状況の違いが比較を難しくする例は他にもあり、河合塾と代ゼミの合格実績の公表状況と数字の読み方もあわせて読むと理解が深まります。

保護者・受験生は実績をどう読めばいい?

合格実績の数字は、塾選びの参考にはなりますが、それだけで優劣を決められるものではありません。読み方のポイントを挙げます。

  • 年と集計方法を確認する:いつの入試の数字か、延べか実人数か、どの範囲を集計したか。注記まで読む習慣をつけると、数字の見え方が変わります。
  • 合計値より「自分の志望校・志望コース」の実績:全体の大きな数字よりも、通う予定の校舎や志望大学の実績を個別に確認するほうが、判断材料として有効です。
  • 数字が非公表でも塾の価値が下がるわけではない:駿台のように、あえて合格者数を出さない方針も一つの見識です。数字が無い=弱い、ではありません。授業・教材・サポート体制など、数字以外の情報とあわせて総合的に見ましょう。

最終的には、体験授業や説明会で「自分に合うか」を確かめるのがいちばんです。合格実績は入り口の一つと捉え、過度に数字だけへ振り回されないことをおすすめします。

塾と並行して整えたい「共通テスト対策」

どの塾を選ぶにせよ、共通テスト対策は自宅学習の土台になります。過去問研究や長文読解は、塾の授業と相性よく併用できます。ここでは定番の教材を2点だけ紹介します(合格実績とは別の、あくまで学習教材です)。

過去問で出題傾向をつかむなら、まずは英語のリーディング・リスニングから。


共通テスト過去問研究 英語 リーディング/リスニング (2025年版共通テスト赤本シリーズ)

共通テスト過去問研究 英語 リーディング/リスニング (2025年版共通テスト赤本シリーズ)

750円 (税込・2026-07-12時点)

★5.0(レビュー2件)|参考書専門店 ブックスドリーム

楽天市場で見る

英語長文を「速く正確に」読む力を、基礎レベルから積み上げたい人にはこちら。

塾の授業で理解した内容を、こうした問題集でアウトプットして定着させるのが、遠回りのようで確実な進め方です。

まとめ

2026年度入試について、駿台と河合塾の合格実績は「数字で単純比較」できません。駿台は2026年度以降、合格者数を非公表としており、河合塾はグループ全体の延べ人数を公表している——この公表方針の違いこそが、今年の比較で最初に理解しておくべきポイントです。

数字を見るときは、年・延べか実人数か・母集団の範囲、そして注記まで確認すること。そのうえで志望校の実績や、数字以外の要素(授業・教材・サポート)も含めて、お子さん本人に合う塾を選んでいきましょう。


※合格実績は各塾の公式発表等に基づく(集計方法により重複を含む場合があります)。河合塾の2026年度数値は河合塾グループ公式(https://www.manavis.com/result/2026.html )の集計、駿台の数値は2025年度入試分の参考値で駿台公式(https://www2.sundai.ac.jp/jisseki/ )に基づきます。駿台の2026年度以降の合格者数は公式に非公表です。数値・公表状況は取得時点のものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました