グノーブルの合格実績2026|学校別の数字と844名中404名の読み解き方

20260712_2026グノーブル合格実績 塾・予備校の合格実績

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グノーブルの合格実績2026|学校別の数字と844名中404名の読み解き方

グノーブル(Gnoble)の合格実績は、公式サイトに学校別の数字がそのまま並んでいます。開成が何名、桜蔭が何名という部分だけなら、数分あれば確認できます。

ただ、塾選びや志望校選びで本当に迷うのは、その先です。その数字は誰を数えたものなのか、1人が複数校に合格したときどう数えられているのか。ここが分からないまま数だけを見比べると、判断を誤ります。

この記事では、中学受験グノーブルの公式ページを直接読み取り、2026年度入試(13期生)の学校別合格者数を整理したうえで、公式が掲げている総括値を分解して、数字の性格が読者自身で判断できるところまで踏み込みます。掲載値はすべて2026年9月8日に公式サイトで確認したものです。

2026年度入試(13期生)の学校別合格者数

以下は中学受験グノーブルの公式合格実績ページに掲載されている数値です。ここでは志望者の多い学校を抜き出しています。

男子校の主な合格者数

学校名 合格者数(名)
開成中学校 23
麻布中学校 20
武蔵中学校 19
駒場東邦中学校 26
筑波大学附属駒場中学校 6
海城中学校 36
浅野中学校 34
栄光学園中学校 7
聖光学院中学校 31
早稲田中学校 23
芝中学校 38
本郷中学校 36
巣鴨中学校 35
灘中学校 2

女子校の主な合格者数

学校名 合格者数(名)
桜蔭中学校 19
女子学院中学校 24
雙葉中学校 13
豊島岡女子学園中学校 29
フェリス女学院中学校 24
洗足学園中学校 23
鷗友学園女子中学校 18
吉祥女子中学校 26
浦和明の星女子中学校 68
淑徳与野中学校 67
山脇学園中学校 25
恵泉女学園中学校 24

共学校・国立・公立中高一貫校の主な合格者数

学校名 合格者数(名)
渋谷教育学園幕張中学校 44
渋谷教育学園渋谷中学校 36
広尾学園中学校 37
慶應義塾普通部 13
慶應義塾中等部 13
慶應義塾湘南藤沢中等部 4
早稲田大学高等学院中学部 10
早稲田実業学校中等部 3
筑波大学附属中学校 15
お茶の水女子大学附属中学校 1
東京都立小石川中等教育学校 4
東京都立桜修館中等教育学校 3

出典: 中学受験グノーブル公式サイト 合格実績(https://gno-jr.com/result/)。取得日 2026年9月8日。公式の一覧ページには集計の基準日が示されていないため、本記事では確認した日付を基準にしています。実績ページは更新されることがあるため、最新の数字は公式でご確認ください。

掲載は208校ある——主要校だけを見ると全体像を読み違える

公式の合格実績ページには、上の表に挙げた学校だけでなく、男子校43校・女子校51校・共学校114校の合計208校が並んでいます。掲載されている数値をすべて足し合わせると、その合計は3,031になります(男子校714・女子校647・共学校1,670)。

この208という数と3,031という合計は、多くの塾比較記事が扱っていません。難関校だけを抜き出した表は読みやすい代わりに、実績の実像を3分の1以下に切り取ってしまいます。グノーブルの実績表は、難関校リストであると同時に、首都圏の広い併願パターンの記録でもある——これが一覧全体を読んだときの第一印象です。

844名中404名という総括値を分解する

公式サイトのトップページと、トップ表示用の合格実績ページには、総括値として 13期生844名中 最難関中404名合格 という見出しが掲げられています。この404という数字が何を数えたものかは、文章では説明されていません。

そこで、同じページに並んでいる学校別の値を機械的に合計してみました。トップ表示用ページに掲載されている学校は次の22校です。

学校名 合格者数(名)
開成中 23
麻布中 20
駒場東邦中 26
武蔵中 19
栄光学園中 7
聖光学院中 31
灘中 2
筑波大学附属駒場中 6
筑波大学附中 15
渋谷教育学園渋谷中 36
渋谷教育学園幕張中 44
桜蔭中 19
女子学院中 24
雙葉中 13
豊島岡女子学園中 29
フェリス女学院中 24
慶應義塾普通部 13
慶應義塾中等部 13
慶應義塾湘南藤沢 4
早稲田中 23
早大学院 10
早実中 3

出典: 中学受験グノーブル公式サイト 合格実績(トップ表示用)(https://gno-jr.com/top-result/)。取得日 2026年9月8日。校名の表記は公式ページのままです。

この22校の合計は、404。総括値の404とぴったり一致します。つまり404は、この22校それぞれの合格者数を足し上げた値として組み立てられている、と読むのが自然です。

ここが重要なところで、学校ごとの数値を足し上げた値は、1人が複数校に合格した場合その人数が複数回入ります。404は404人ではなく、22校に対する合格の延べ件数として読むほうが安全だということです。

同じ見方は一覧全体にも当てはまります。208校の合計3,031は、母数の844の約3.6倍にあたります。実在の生徒数を超える値になるのですから、掲載値は学校ごとに数えたもので、生徒の実人数ではないと判断できます。公式に「延べ」という語は使われていませんが、数字の構造からはこう読むほかありません。

なお、この数え方はグノーブルに限った話ではなく、中学受験塾の実績表に広く共通する性質です。仕組みそのものについては中学受験の合格実績とダブルカウントの仕組みでも整理しています。

併願校の大きな数字が教えてくれること

一覧のなかで数値が大きい学校を並べると、難関校とは違う顔ぶれが上位に来ます。

学校名 合格者数(名)
栄東中学校 311
佐久長聖中学校 125
開智所沢中等教育学校 90
埼玉栄中学校 76
東京農業大学第一高等学校中等部 68
開智中学校 67
東京都市大学付属中学校 61
市川中学校 56
大宮開成中学校 56
東邦大学付属東邦中学校 50

出典: 中学受験グノーブル公式サイト 合格実績(https://gno-jr.com/result/)。取得日 2026年9月8日。

首位の栄東は311で、母数844の3分の1を超えます。これは1月入試で多くの受験生が併願する学校であり、同じ塾の生徒が広く受験した結果が数字に出ていると考えられます。難関校の数値と併願校の数値は、同じ表に並んでいても意味の重みが違います。

裏を返せば、志望校の数値がひと桁でも、その学校が2月1日午前に集中する学校であれば、受験できた人数そのものが限られています。数値の大小は、学校の入試日程と併願構造にも左右されるという前提を持っておくと、表の読み違いが減ります。

カウント対象を決めている一文を読む

公式の合格実績ページの末尾には、集計条件が1文だけ添えられています。

Gnobleグループの内部生として手続きを行い、受験直前期まで継続的に在籍し、授業を受講した生徒のみを合格実績として掲載しております。

短い文ですが、条件が3つ重ねられています。内部生としての手続き、受験直前期までの継続在籍、授業の受講。この3つを満たさない生徒は数に入りません。季節講習だけを受けた生徒、模試だけを受けた生徒、途中で退塾した生徒は対象外という読み方になります。

塾によっては講習生や模試受験者まで含めて集計する例もあります。条件が厳しいほど数値は小さく出るため、条件の異なる塾の数値を並べて大小を論じても、それは塾の実力比較にはなりません。同じ考え方はSAPIXの合格実績2026の集計基準でも確認できます。

一方で、この注記が答えていないこともあります。1人が複数校に合格した場合の数え方は文章では示されていません。前の章で見たとおり、数字の構造からは学校ごとに数えていると判断できますが、公式が明文で定義しているわけではない、という区別は保っておきたいところです。

母数844名と全14校——規模から見た数字の重さ

合格者数は、母数とセットで見なければ意味が定まりません。公式が示している母数は13期生844名です。

校舎の規模も公式サイトで確認できます。校舎案内ページには、東京・神奈川・千葉・埼玉に全14校と記載されています。内訳は東京9校、神奈川3校、千葉1校、埼玉1校です。首都圏に集中した展開であり、全国に数百教室を持つ塾とは母集団の作り方がまったく違います。

ここから言えることは2つあります。1つは、校舎数が少ないぶん、1校舎あたりの数字は公表値からは分からないということ。実績はグループ全体の合計であり、通う予定の校舎で何名が合格したかは公式には出ていません。もう1つは、母数が844名と明示されている点は、読み手にとって有利だということです。母数を出さない塾もあるなかで、規模に対する数値の位置づけを自分で考える材料が用意されています。

この一覧を志望校選びのどこで使うか

合格実績は、塾の順位付けには向きませんが、次の2つの用途では役に立ちます。

1つは、志望校がその塾の指導範囲に入っているかの確認です。志望校の名前が一覧にあり、毎年一定の数値が出ているなら、その学校向けの教材や過去問指導の蓄積があると考えられます。逆に名前が見当たらない場合は、対策をどう補うかを入塾前に相談しておくのが安全です。

もう1つは、併願プランの参考です。上で見た併願校の顔ぶれは、その塾の生徒が実際にどこを受けているかの記録でもあります。わが家の併願候補と重なっていれば、日程の組み方について具体的な相談がしやすくなります。

比較検討の段階では、グノーブルとSAPIXの合格実績を比較した記事もあわせてご覧ください。集計条件が違う塾同士を、どこまでなら並べて見てよいかを整理しています。

志望校が定まってきたら、次は過去問との距離を測る段階です。学校ごとの出題傾向のつかみ方をまとめた特集号が参考になります。

志望校の決め方そのものを体系的に扱った書籍もあります。実績表の読み方と併せて持っておくと、塾のデータを自分の家庭の判断に落とし込みやすくなります。逆に、志望校も併願プランもすでに固まっているご家庭には必要のない一冊です。学校ごとの過去問演習に時間を回すほうが効果的なので、その場合は無理に買い足さないでください。


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筆者の判断基準

合格実績のページを読むとき、筆者は次の順番で確認しています。

  • 母数が書かれているかを最初に見る。母数のない合格者数は、規模の情報が欠けたままなので判断に使えません。
  • カウント条件の文を探す。ページの末尾や欄外に小さく置かれていることが多く、ここを読まずに数字だけ見るのは避けています。
  • 総括値と学校別の値を足し合わせて突き合わせる。今回のように一致すれば、その総括値が何を数えたものかが分かります。
  • 数値が大きい学校の顔ぶれを見る。難関校よりも併願校が上位に来るのは自然なことで、そこに違和感がある場合は集計範囲を疑います。
  • 他塾との足し引きはしない。条件が違うもの同士を並べても、比較になりません。

この5つで判断がつかないときは、数字ではなく校舎に問い合わせて確認する、というのが最終手段です。

よくある質問

この記事の合格者数はいつの時点のものですか

2026年9月8日に公式サイトで確認した掲載値です。公式の一覧ページには集計の基準日が示されていないため、本記事では確認した日付を基準としています。実績ページは更新されることがあるので、出願前など重要な判断の際は公式で最新の表示をご確認ください。

校舎ごとの合格者数は分かりますか

公式に掲載されているのはグループ全体の合計のみで、校舎別の内訳は公表されていません。通う予定の校舎の状況を知りたい場合は、説明会や入室相談の場で直接たずねるのが確実です。

他の塾の合格者数と足し引きして比べてもよいですか

おすすめしません。カウント対象となる生徒の条件が塾ごとに異なるうえ、学校ごとに数えた値には同じ生徒が複数回含まれます。条件をそろえずに差を取ると、実態とかけ離れた結論になります。比べるなら、数値そのものではなく集計条件のほうを並べてください。

まとめ

  • 中学受験グノーブルの2026年度入試(13期生)の合格実績は、公式サイトに208校ぶんが掲載されています。開成23、桜蔭19、渋谷教育学園幕張44などの数値は公式の掲載値と一致しています。
  • 総括値の404は、公式トップ表示ページに並ぶ22校の値を合計した数と一致します。208校の合計3,031が母数844の約3.6倍になることと合わせて、掲載値は学校ごとに数えた値と読むのが妥当です。
  • 集計対象は、内部生として手続きし、受験直前期まで在籍して授業を受けた生徒に限られます。条件の違う塾との単純比較は避けてください。
  • 母数844名・全14校という規模の情報とセットで読むと、数値の位置づけが見えてきます。

数字は塾を知るための入口にすぎません。読み方の前提をそろえたうえで、お子さんに合う学習環境を選ぶ材料としてお使いください。

参照した公式情報(取得日)


※本記事の合格者数はいずれも中学受験グノーブル公式サイトの掲載値です。集計方法により同じ生徒が複数校で数えられている場合があります。他塾との優劣を示すものではありません。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

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