ena 合格実績 2026|都立中11校の合格者数と合計1,076名の読み方

20260712_2026ena合格実績 塾・予備校の合格実績

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ena 合格実績 2026|都立中11校の合格者数と合計1,076名の読み方

進学塾のenaが公表した2026年度(令和8年度)の合格実績を、ena公式ページに載っている数字だけで整理しました。都立中高一貫校11校の合格者数、国立・私立中学、高校受験の実績を先に一覧で示し、そのあとで「この数字をどう受け取ればいいか」を説明します。

先にひとつだけお伝えしておきます。enaの「都立中の合計」は、参照する公式ページによって数字が変わります。 合格速報のページでは 1,076名、合格実績ページに並ぶ学校別の数字を足し上げると 1,097名 になります。ネット上ではさらに別の数字も流通しています。合計値を使うときは、必ずどの資料の・いつ時点の数字かをセットで確認してください。詳しくは記事の中ほどで扱います。

なお、本記事に載せた数値はすべて2026年9月7日にena公式ページで確認できたものです。公式で確認できなかった数値は、確認できなかったことを明記したうえで、事実としては扱っていません。

まず結論:2026年度 enaの都立中高一貫校の合格者数

enaが公表している都立中高一貫校11校の合格者数です。募集定員はena公式の合格実績ページに各校へ併記されていた数値をそのまま載せています。

学校名 合格者数(人) 募集定員(人)
都立小石川中 98 152
都立桜修館中 93 152
都立白鷗高附属中 113 190
都立大泉高附属中 117 152
都立武蔵高附属中 104 152
都立両国高附属中 94 152
都立立川国際中 100 152
都立南多摩中 112 152
都立三鷹中 85 152
都立富士高附属中 102 152
千代田区立九段中 79 152

出典: ena公式「2026年度合格実績」(2026年9月7日確認)

学校別の表示には、enaによるNo.1〜No.3のバッジが付いています(たとえば小石川中の合格者数にはNo.1の表示)。一方で、11校を通じた総合計や占有率を示す記載は、この合格実績ページの本文では見当たりませんでした。

enaはどんな塾か——都立中高一貫校と適性検査が主戦場

enaは首都圏を中心に校舎を展開する進学塾で、とくに東京都立の中高一貫校で課される適性検査型入試の対策で知られています。私立・国立中学のコースも高校受験のコースもありますが、公表されている実績の中心は上の表のとおり都立中高一貫校です。

適性検査は、教科の知識をそのまま問う一般的な私立中入試とは出題の性格が違い、資料の読み取りや記述・作文の比重が高いのが特徴です。実績の数字を見るときも、「どの入試形式で積み上げた数字なのか」を意識すると読み違えが減ります。

国立・私立中学の合格者数(公式ページ掲載分)

enaは国立・私立中学の合格実績も一部公表しています。合格実績ページに記載があった分です。

国立中学

学校名 合格者数(人)
お茶の水女子大附属中 15
東京大学教育学部附属中 36
東京学芸大附属国際中 30

私立中学(記載があった主な学校)

学校名 合格者数(人)
頌栄女子学院中 20
市川中 18
渋谷教育学園幕張中 11
東邦大付属東邦中 9
海城中 8
吉祥女子中 7
白百合学園中 7
巣鴨中 4
中央大学附属中 4
駒場東邦中 3
開成中 2
早稲田実業中 1

私立難関校の数字は、都立中と比べると控えめです。これはenaが都立中高一貫校を主戦場としていることの表れと読めます。私立最難関を第一志望にするご家庭は、実績の総量ではなく志望校の出題傾向に合った指導があるかという観点で見たほうが判断を誤りません。

高校受験の合格者数

enaは高校受験コースの実績も公表しています。都立難関校の2026年度の合格者数です。

学校名(都立・高校入試) 合格者数(人)
日比谷高 71
国立高 62
戸山高 59
青山高 54
西高 52
新宿高 50
立川高 43
国分寺高 40
八王子東高 36
国際高 19

中学受験から高校受験まで、一貫して都立志向で実績が積み上がっているのがenaの形です。

2026年度は都立中の募集定員そのものが減っている

合格者数を見る前に押さえておきたい前提があります。2026年度は都立中高一貫校の募集定員が前年度より減っています。

ena公式の都立中合格速報では、2026年度の募集定員について、全体で 1,643名(前年度比 86名減)と示されています。学校別には、小石川中が 147名(8名減)、白鷗高附属中が 156名(8名減)、立川国際中が 124名(6名減)、その他の都立中が 152名(8名減)です。

出典: ena公式「第33回 都立中合格速報」(2026年9月7日確認)

定員が減れば、同じ合格者数でも入試としての難度は上がります。前年と合格者数を並べて増減だけを見るのではなく、その年の定員がどうだったかも合わせて見る必要があるということです。年ごとの動きをもう少し追いたい方は、enaの合格実績の推移を都立中高一貫校の校別データで読み解いた記事もあわせてご覧ください。

都立中の合計は1,076名か1,097名か——公式どうしで数字が違う

ここが本記事でいちばんお伝えしたい部分です。

enaの都立中の「合計」は、参照する公式ページによって数字が変わります。

参照した公式ページ 都立中の合計
第33回 都立中合格速報(千代田区立九段中を含むと明記) 1,076
2026年度合格実績ページの学校別の数字を、本記事で単純に合計した値 1,097

差は 21名 です。この差がなぜ生じるのかについて、ena公式の本文に説明は見当たりませんでした。 速報として発表した時点の数字と、その後に整理された学校別の数字とで、集計の締めや対象範囲が違う可能性はありますが、公式に書かれていない以上、本記事では断定しません。

あわせて注意していただきたいのが、1,097名はena公式が掲げている数字ではないという点です。これは本記事が合格実績ページの11校分を足しただけの値で、公式ページ上に「合計」としての記載はありません。

さらに、塾情報をまとめた第三者サイトでは、都立中合計として1,096名という数字や、11校すべてで1位といった表現も見かけます。しかしこれらはena公式ページの本文では確認できませんでした。数字が近いだけに紛らわしいのですが、出所のはっきりしない数字を塾選びの判断材料にするのは避けたほうが安全です。

塾どうしで実績を並べて考えたい場合は、enaとSAPIXの合格実績をどう比べればいいかを整理した記事で、比較の前提の揃え方をまとめています。

占有率を自分で計算してはいけない理由

「合格者数 ÷ 募集定員」で占有率を出せば塾の強さがわかりそうに思えます。ところがenaの公式ページの中だけでも、分母になる定員の数字が2通りあります。

  • 合格実績ページ: 小石川中の募集定員は 152名(各校に併記)
  • 都立中合格速報: 2026年度の小石川中の募集定員は 147名(8名減)

同じ小石川中でも分母が152なのか147なのかで、割り算の結果は変わります。白鷗高附属中はさらに差が大きく、合格実績ページの併記は 190名、速報での2026年度の数字は 156名 です。

つまり、占有率という数字は分母の取り方しだいで動くということです。第三者サイトで見かける占有率の数値は、どの定員を分母に置いたのかが書かれていないことが多く、そのまま比較材料にはできません。

募集人員や応募状況を一次情報で確かめたい場合は、東京都教育委員会が公表しています。

このページから各年度の応募状況の資料にたどれます。塾の資料と行政の一次情報を突き合わせる習慣をつけると、数字の細かい食い違いに気づけるようになります。

数字の前提を知る——enaの集計基準

合格実績は、数字そのものよりどういう前提で数えた数字なのかを知ることのほうが大切です。塾ごとに集計の線引きが違うため、前提を揃えずに数字だけを並べても比較にならないからです。

10時間以上の指導実績、という線引き

enaは合格実績の集計基準を公式ページに明示しています。要約すると次のとおりです。

enaの合格実績は、enaにおいて10時間以上の指導実績がある集団・個別指導の生徒だけを対象に集計している。10時間未満の指導実績の生徒は集計の対象にしていない。

模試だけを受けた生徒や、講習に一度顔を出しただけの生徒を実績に含めない、という姿勢を明文化していること自体は好材料です。基準を公表していない塾もあるなかで、読者が前提を確認できる状態になっているからです。集計対象には個別指導からの合格者も含まれます。

一方で、10時間という水準をどう評価するかは読み手しだいです。小学6年生であれば講習や特訓講座を数回受ければ到達しうる時間で、主に他塾に通いながらenaの講座も併用した生徒が実績に入る余地はあります。これは基準が公表されているからこそ検証できる論点で、隠されているわけではありません。数字を見るときは「何時間以上を対象にしているか」を各塾で比べるのが実務的です。

延べか実人数かは、公式に明記がない

もうひとつ、合格者を延べで数えているのか実人数で数えているのかは、ena公式ページの本文からは読み取れませんでした。

中学受験では1人の生徒が複数校に合格することが珍しくありません。都立中は原則として1人1校の受検ですが、都立中と私立中、あるいは都立中と国立中を併願する生徒はいます。学校別の合格者数を足し上げた数が、そのまま「合格した生徒の人数」を意味するとは限らない、ということです。

これはenaに限った話ではなく、塾の合格実績を読むときの基本です。学校別の数字は学校別のまま比べ、合計値は参考程度に扱う——この使い分けができると、実績の見え方がかなり変わります。

筆者の判断基準:この数字をどう使うか

ここまでの内容を踏まえて、本記事としては合格実績を次のように扱うことをおすすめします。

  1. 合計値ではなく、志望校1校の数字を見る。 都立中は1人1校の受検が原則なので、志望校の合格者数と定員の関係のほうが、全体の合計よりはるかに実感に近い情報になります。
  2. 占有率は自分で計算せず、定員は行政の資料で確認する。 分母が動くことがわかった以上、塾サイトの占有率をそのまま信じるより、東京都教育委員会の募集人員を見たほうが確実です。
  3. 集計基準を必ず読む。 何時間以上の指導実績を対象にしているか、いつ時点の集計かの2点だけでも確認すると、他塾の数字と並べたときの解像度が上がります。
  4. 単年ではなく複数年で眺める。 合格実績はその年の受験者層・校舎の増減・定員の増減で上下します。1年分の数字で塾の実力を判断しないほうが安全です。
  5. 数字は候補を絞る道具として使い、最後は通いやすさと相性で決める。 実績が示すのは塾の平均的な傾向であって、お子さんの結果ではありません。

よくある質問

enaの合格実績はどこを見るのが正しいですか?

学校別の実数を確認するなら合格実績ページ、その年の全体像や定員の変化を知りたいなら合格速報のページが向いています。両方に目を通すと、本記事で触れた合計値の食い違いにも自分で気づけます。 どちらもena公式のページで、本記事末尾にURLを掲載しています。

都立中の合計が資料によって違うのはなぜですか?

公式に説明が書かれていないため、理由は断定できません。速報として出した時点の数字と、後から整理された学校別の数字とで、集計の締めや対象の取り方が違う可能性はあります。わかっているのは「合計値は出典と時点によって変わる」という事実だけなので、合計を引用するときは必ずどの資料の数字かを添えるのが安全です。

私立最難関を目指す場合もenaの実績は参考になりますか?

参考にはなりますが、判断材料としての重みは都立中志望の場合より小さくなります。 公表されている私立中の合格者数は都立中に比べて少なく、開成中や駒場東邦中は1桁台です。私立最難関が第一志望なら、実績の総量よりも、志望校の出題形式に対応した講座やカリキュラムがあるかを直接確認するほうが実用的です。

家庭でできる適性検査対策

都立中高一貫校の適性検査は、教科の知識をそのまま問うのではなく、資料の読み取りや記述・作文の力が問われる独特の形式です。塾に通うかどうかにかかわらず、家庭で問題形式に慣れておくことは受検準備の土台になります。 市販の対策問題集を1冊やり切るだけでも、お子さんが出題の感触をつかむきっかけになります。

まずは頻出テーマを実践形式で扱える定番の対策問題集です。

過去問ベースで出る順に取り組みたいご家庭には、首都圏の適性検査に絞った問題集も使いやすいでしょう。

※価格・レビューは記事作成時点のものです。教材は家庭学習の補助であり、合格を保証するものではありません。志望校の出題傾向に合ったものをお選びください。

参照した公式情報(取得日)

本記事の数値は、次の公式ページで確認したものだけを掲載しています。

まとめ

  • enaの2026年度の合格実績は、都立中高一貫校11校でいずれも募集定員に対して相当の割合を占める合格者数が公表されています(小石川中98、白鷗高附属中113、大泉高附属中117など)。
  • 都立中の合計は、合格速報では 1,076名、合格実績ページの学校別の数字を足すと 1,097名 になります。公式どうしで数字が違うため、合計値は出典と時点をセットで扱ってください。
  • 第三者サイトで見かける都立中合計1,096名や占有率、順位の表現は、ena公式ページの本文では確認できませんでした。
  • 占有率は分母になる定員が公式内でも2通りあるため、自分で計算した数値も他サイトの数値も鵜呑みにしないのが安全です。
  • enaは10時間以上の指導実績がある生徒のみを対象に集計する基準を明示しています。延べか実人数かの明記はありません。
  • 最終的には、実績の数字だけでなく、志望校の出題傾向との相性・校舎の通いやすさ・お子さんとの相性まで含めて検討しましょう。

※合格実績は各塾の公式発表等に基づきます(集計方法により重複を含む場合があります)。本記事の数値は、上記「参照した公式情報」に挙げたena公式ページおよび東京都教育委員会のページで、2026年9月7日時点に確認できたもののみを掲載しています。公式本文で確認できなかった総計・占有率・順位の数値は事実として掲載していません。最新かつ正確な情報は各塾および東京都教育委員会の公式ページでご確認ください。

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