子どもの英語教材おすすめ|幼児・小学生のタイプ別に選ぶ市販教材4選

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子どもの英語教材おすすめ|幼児・小学生のタイプ別に選ぶ市販教材4選

子どもに英語を始めさせたいけれど、教材の種類が多すぎて何を基準に選べばいいのか分からない——そう感じている保護者の方は多いのではないでしょうか。

この記事では、書店やネットで買える市販の買い切り教材にしぼって、幼児から小学生の子どもに合う1つをタイプ別に選ぶ手順をまとめました。ランキングで順位を押し付けるのではなく、わが子はどのタイプかを先に決めてから教材を見にいく組み立てにしています。

この記事で分かることは次の4つです。

  • 学校の英語がいつ何を扱うのかを踏まえた、家庭教材の役割
  • 4つの質問で決まる、わが子のタイプ
  • タイプ別の市販教材4つと、親の関与度に応じた使い方
  • 続かなくなったときの立て直し方

子どもの英語教材は学校で何をいつ習うかから逆算して選ぶ

教材選びで迷うのは、ゴールがはっきりしていないからです。まず公教育の側で何がいつ始まるのかを押さえると、家庭で買うべきものの輪郭が見えてきます。

小3・小4は聞く話す、小5・小6で読む書くが加わる

文部科学省の小学校学習指導要領(平成29年3月告示)では、小学校の英語は二段構えになっています。

区分 対象の学年 中心となる活動
外国語活動 第3学年・第4学年 聞くこと、話すことの言語活動
外国語 第5学年・第6学年 聞くこと、読むこと、話すこと(やり取り・発表)、書くこと

外国語活動の目標は、聞くこと・話すことの言語活動を通してコミュニケーションを図る素地となる資質・能力を育成することとされ、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しむことが柱になっています。第5・第6学年の外国語では、読むことは活字体で書かれた文字を識別してその読み方を発音できるようにすること、書くことは大文字・小文字を活字体で書けるようにすることが目標に挙げられています。扱う語は、第3・第4学年の外国語活動で取り扱った語を含めて600〜700語程度とされています(文部科学省 現行の学習指導要領(外国語・抜粋)・2026年9月9日取得)。

家庭の市販教材が担うのは音声で十分に慣れ親しむところまで

ここで注目したいのは、学習指導要領が読むこと・書くことの目標に、音声で十分に慣れ親しんだという条件を重ねて置いている点です。文字の学習は、音に親しんだ後から始まる設計になっています。

つまり家庭の市販教材が担いやすいのは、学校で文字が出てくる前に、英語の音とリズムに触れる回数を増やしておくことです。就学前から書き取りの練習を積ませる方向は、学校側の順序と噛み合いません。教材を選ぶときは、その教材が音を出すのか、文字を扱うのか、どちらが中心かをまず確認してください。

なお、すでに学校の英語につまずいている中学生以降のやり直しは、前提も進め方も別物になります。その段階の方は中学生の英語やり直し|どこまで戻るかの診断と進め方を参照してください。

高額な通信教材の前に、市販教材で反応を見る

体系化された高額な通信教材は内容が充実していますが、子どもが興味を持つかどうかは始めてみるまで分かりません。まずは買い切りの市販教材で反応を確かめ、続きそうだと分かってから本格的な教材を検討する。この順序なら、途中でやめたときの損失を小さく抑えられます。

30秒でわかる|わが子のタイプ判定

次の4つの質問に、いちばん近い列を選んでください。最も多く選んだ記号が、そのままわが子のタイプになります。

質問 ア イ ウ エ
Q1 いま夢中になっているのは 手で触ると音が鳴るおもちゃ 動画やアニメ 歌・読み聞かせ ひとりで本を読むこと
Q2 ひとつのことに集中できる時間(分) 5 10 10 20
Q3 文字(ひらがな・アルファベット)への興味 まだ薄い まだ薄い 出てきた もう読める
Q4 親が横につけそうな時間(1日・分) 10 0 15 5
  • ア=遊びながら派:自分の手で操作できて、触るたびに音が返ってくる教材が合います
  • イ=映像で楽しむ派:親がつきっきりでなくても成立する、流しておける教材が合います
  • ウ=歌・絵本が好き派:読み聞かせの延長に置ける、音源つきの絵本が合います
  • エ=本格的に読ませたい派:文字を自分で追える段階なので、段階式の読み物に進めます

回答が割れたときは、年齢の下側・集中時間の短い側に寄せて選んでください。難しすぎる教材は最初の数日で止まりますが、やさしすぎる教材は繰り返しの回数が増えるだけで害になりにくいためです。

イに寄っていて、なおかつ紙よりも画面のほうが食いつくお子さんの場合は、夏休みの小学生に学習アプリは効果ある?続け方とドリル併用のコツも選択肢の整理に使えます。

年齢と目的で絞り込む早見表

タイプが決まったら、年齢と目的で候補を絞ります。目的は、英語に親しむことなのか、学校の授業や検定の準備なのかの二択で考えると迷いが減ります。

目安の年齢(歳) 英語に親しむことが目的 授業・検定の準備が目的
0〜3 音の出るおもちゃ型・歌 この段階では設定しない
4〜6 映像・歌・絵本 音声ペン付きの絵じてんで語彙と音を蓄える
7〜9 絵本と音源のかけ流し 音声ペン付きの絵じてん、英検Jr. を目標に置く
10〜12 段階式の多読用リーダー 多読用リーダーと英検5級向けの教材を併用

低年齢のうちは、準備が目的の列に教材を置いていません。学校の外国語活動が始まるのは第3学年からで、それ以前に検定や成績を目標に据える必然性が乏しいためです。0〜3歳の段階では左の列だけを見れば十分です。

タイプ別・市販でそろう子ども英語教材4選

① 遊びながら派|タッチペン式えいご絵じてん

机に向かう勉強ではなく、おもちゃとして英語に触れさせたいなら、ペンでタッチすると音が出る絵じてんが向いています。

ペンがおしゃべり! ベビー&キッズ えいご絵じてん 500&22 SONGS 新装三訂版(旺文社)は、公式の商品ページによると次の構成です。

項目 内容
対象 幼児・幼稚園・小学1・2年生
収録語数(語) 500
テーマ数(種類) 32
歌・チャンツ(曲) 5
SONG BOOK(曲) 17
付属品 本書専用の音声ペン、単4電池2本

(旺文社 商品ページ・2026年9月9日取得)

子どもが自分でペンを持って操作でき、触るたびに音が返ってくるので、前の章で見た音から入るという順序にそのまま合います。日本語と英語の両方の音声が入っているため、意味の確認を親が英語でしてやる必要もありません。

向かないのは、すでに文字を自分で読めて、物語をまとまった量で読みたい段階の子です。単語単位の音が中心なので物足りなくなります。その場合は後述の多読用リーダーに進んでください。

② 映像で楽しむ派|見るだけ英語DVD

アニメや映像に釘付けになるタイプの子には、流しておける映像教材が入り口になります。

Goomies(グーミーズ)は、歌とアニメで構成された幼児向けの英語DVDです。対象は0歳から。日本語の説明を挟まないオールイングリッシュの構成で、生活や遊びの場面でよく出てくる語やフレーズに触れられます。

映像教材の利点は、親の手が空いていなくても成立することです。一方で、見せっぱなしにすると子どもが受け身のまま止まりやすいので、後の章で触れる親の関与度別の使い方を先に決めてから導入してください。

③ 歌・絵本が好き派|CD付き英語絵本セット

寝る前の読み聞かせが習慣になっているご家庭には、音源つきの英語絵本がなじみやすい選択肢です。

マザーグースコレクションは、英語圏に伝わる童謡の絵本とCDをまとめた教材です。構成は次のとおりです。

項目 内容
絵本(冊) 3
CD(枚) 1
収録曲(曲) 84
収録時間(分) 67
付属 参考訳・解説の小冊子

参考訳と解説がついているので、親が意味を確認しながら一緒に読めます。歌のリズムに乗せて英語の音に触れられる点で、読み聞かせの延長として取り入れやすい教材です。

一方で、絵本とCDという構成上、再生と読み聞かせを始めるのは親の役割になります。親が横につく時間をまったく取れない家庭では止まりやすいので、その場合は自分で操作できる音声ペン型か、流しておける映像教材を先に検討してください。

④ 本格的に読ませたい派|多読用リーダーセット

英語の音や歌にすでに慣れていて、自分で文字を追える段階まで来ているなら、段階式の読み物に進めます。

Oxford Reading Tree(オックスフォード・リーディング・ツリー)は、オックスフォード大学出版局によれば、イギリスの約80%以上の小学校で採用されている国語の教科書で、10段階にレベル分けされ、短い話が200話以上あります。主人公のキッパー少年とその家族・友達の日常を描いた物語が中心です(オックスフォード大学出版局 オックスフォード・リーディング・ツリー・2026年9月9日取得)。

市販されているトランクパックAは、Level 1+ から Level 5 までのストーリーブック30冊とCD5枚のセットで、イギリス英語とアメリカ英語の両方の朗読が収録されています。この記事のなかでは価格帯が上がるので、英語にしっかりハマってから、あるいは読書の習慣をそのまま英語に伸ばしたいご家庭向けの一段上の教材と位置づけるとよいでしょう。

親の関与度で変わる、同じ教材の使い方

同じ教材でも、親が横につけるかどうかで使い方は変わります。教材を買い替える前に、まず使い方のほうを家庭の状況に合わせてください。

親が横につける時間を取れる家庭

音源を流したあとに、絵を指さして、これは何かなと一言だけ返す形にすると、子どもの発話が増えます。親が正しい発音の見本になる必要はありません。音源が見本を担い、親は反応を返す役に回るのが、市販教材を使うときの分担です。

やった分を記録に残すなら、カレンダーに印をつける程度の軽さで十分です。採点や正誤の判定は入れないでください。

親が忙しい家庭

かけ流しと、子どもが自分で操作できる教材を組み合わせます。音声ペン付きの教材やDVDは、この条件に合います。

このとき決めておきたいのは、時間帯だけです。朝の支度中、夕食の準備中など、生活の決まった場面にひもづけると、親が声をかけなくても回り始めます。逆に、気が向いたときにという運用は、止まりやすくなります。

続かない4つの典型パターンと立て直し方

市販教材が止まるときの原因は、だいたい次の4つに分かれます。

パターン 起きていること 立て直し方
数日で飽きる 目新しさが切れた。教材そのものの問題ではないことが多い 1回の時間を半分に減らし、代わりに回数を増やす
親が採点役になっている 正誤の判定が入り、子どもが失敗を避けるようになった 判定をやめ、聞けた・言えた回数だけを見る
レベルが合っていない 難しすぎて手が出ない、またはやさしすぎて退屈 1段階下げる。上げるのは同じ教材を3周してから
やる時間が決まっていない 毎回、いつやるかの判断が発生している 生活の決まった場面にひもづけて固定する

いずれの場合も、教材を買い足すより先に運用を直すほうが早く戻ります。英語に限らず家庭学習が続かないという段階なら、小学生の家庭学習を習慣化する方法|続く仕組みの作り方で仕組みのほうから見直せます。

進み具合の物差しに英検Jr.・英検5級を使う

家庭学習は成果が見えにくいので、外形的な物差しを1つ置いておくと続けやすくなります。日本英語検定協会の英検Jr. は、児童向けに3つのグレードが用意されています。

グレード 試験時間(分) 問題数(問) 小学校での英語活動の目安(年)
BRONZE 30 40 1.5〜2
SILVER 35 45 2.5〜3.5
GOLD 45 50 4〜5

上位グレードの目安は、下位グレードで8割以上正解した児童とされています(日本英語検定協会 英検Jr. 3つのグレードと目安・2026年9月9日取得)。

その先の英検5級は、英語の学習を始めて最初の目標となる級で、レベルはおよそ中学初級程度とされています。一次試験はリーディングが25分、リスニングが約20分、任意のスピーキングテストが約3分という構成です(日本英語検定協会 英検5級・2026年9月9日取得)。

必ず受験する必要はありません。受けない場合でも、これらのグレードの内容を見て、今はこのあたりと当たりをつけるだけで、教材のレベルが合っているかを判断しやすくなります。

筆者の判断基準

市販の子ども向け英語教材を比べるとき、この記事では次の順で判断しています。

  1. 音が出るかどうかを最優先する。学習指導要領が文字の前に音を置いている以上、家庭教材も同じ順序にそろえたほうが無駄がありません
  2. 子どもが自分で操作できるか。親が起動してやらないと始まらない教材は、忙しい日にそのまま止まります
  3. 1回を10分以内で切れるか。区切りが細かい教材ほど、生活のすきまに入ります
  4. 親の英語力に依存しないか。音源が見本を担う設計になっているかを見ます
  5. 買い切りかどうか。継続の判断を毎月迫られない分、子どもの反応だけを見ていられます
  6. 迷ったら年齢の下側に合わせる。難しすぎる教材の取り返しはききませんが、やさしい教材は繰り返せば無駄になりません

逆に、順位や採用実績だけで選ぶことはしていません。同じ教材でも、わが子のタイプと家庭の関与度が合っていなければ止まるからです。

よくある質問

何歳から始めるのがよいですか

早く始めるほどよいと断定できる根拠は、公的な資料には示されていません。学校の外国語活動が始まるのは第3学年からです。家庭で先に始める場合も、目的は英語の音に触れる回数を増やすことに置き、開始年齢そのものを競う必要はありません。上の早見表で低年齢の欄に検定・成績向けの教材を置いていないのは、この理由によります。

教材は同時に何種類まで使ってよいですか

家庭で回すなら、まず1つに絞ることをおすすめします。複数を同時に始めると、どれが合わなかったのかが分からなくなり、次の判断ができません。1つの教材を3周してから、次の1つを足す順序が扱いやすい形です。

親が英語を話せなくても市販教材で進められますか

進められます。この記事で挙げた4つはいずれも音源が付属しており、発音の見本は教材側が担います。親の役割は、音源を流す時間を決めることと、子どもの反応に一言返すことです。発音を直す役割を親が引き受ける必要はありません。

参照した公式情報(取得日)

まとめ|タイプを決めてから、1つだけ買う

市販の買い切り教材だけでも、子どもの英語学習は始められます。手順をおさらいします。

  1. 学校では音が先、文字が後という順序を押さえる
  2. 4つの質問でわが子のタイプを決める
  3. 年齢と目的の早見表で候補を絞る
  4. タイプに合う1つだけを買い、生活の決まった場面にひもづける
  5. 止まったら教材を足す前に、使い方のほうを直す

タイプ別の対応は次のとおりです。

  • 遊びながら派:タッチペン式えいご絵じてん(自分で操作できる)
  • 映像で楽しむ派:見るだけ英語DVD(親の手が空いていなくても回る)
  • 歌・絵本が好き派:CD付き英語絵本セット(読み聞かせの延長に置ける)
  • 本格的に読ませたい派:多読用リーダーセット(文字を自分で追える段階から)

最初から完璧を目指す必要はありません。わが子がいちばん食いつきそうな1つから始めて、反応を見ながら広げていけば十分です。

おうち英語の次の一歩に

教材でのおうち英語に慣れてきたら、先生と話す機会を作ると定着が進みやすくなります。GLOBAL CROWNは日本語も通じるバイリンガル講師による子ども向けオンライン英会話で、無料体験があります。

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