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単語帳を開いても、昨日覚えたはずの単語をもう忘れている。何度やっても頭に入らず、英語の勉強が嫌になる——。大学受験生の多くが、英単語の暗記でつまずきます。
でも、英単語が覚えられないのは、記憶力が悪いからではありません。多くは、覚え方が非効率なだけです。人の記憶の仕組みに合ったやり方に変えれば、同じ時間でも定着はまるで変わります。
この記事では、英単語を効率よく覚えるための技術を紹介します。単語帳そのものの選び方は、当サイトの英単語帳の記事も参考にしてください。
「1日10個ずつ完璧に」は非効率
英単語の暗記でありがちなのが、「1日10個ずつ、完璧に覚えてから次へ」というやり方です。一見まじめですが、これは記憶の仕組みに反しています。
人の記憶は、一度で完璧に覚えるようにはできていません。一度覚えても、時間が経てば忘れます。だから、少数を完璧にするより、大量を何度も高速で回す方が、結果的に多くの単語が定着します。「完璧に覚えてから次」ではなく、「忘れても気にせず何周も回す」のが正解です。
英単語の覚え方・5つの技術
次の5つの技術を組み合わせると、暗記の効率が大きく上がります。
| 技術 | やること | なぜ効くか |
|---|---|---|
| ①大量を高速回転 | 1回を完璧にせず、多くを何周も回す | 忘れる前提で回数を稼ぐ |
| ②想起テスト | 見て思い出す→隠して確認 | 「思い出す」と記憶が強まる |
| ③間隔反復 | 忘れかけた頃に再確認 | 記憶が定着するタイミングで復習 |
| ④文脈で覚える | 例文の中で意味をつかむ | 単語同士がつながり忘れにくい |
| ⑤五感を使う | 声に出す・書く | 複数の感覚で記憶が濃くなる |
このうち、最も重要なのが①の高速回転と②の想起テストです。日本語訳を隠して意味を思い出す——この「思い出す」作業こそが記憶を強めます。眺めるだけの暗記は、思い出す練習になっていないので定着しません。
どれくらいの量を回せばいいか迷ったら、大学受験の夏休みに覚える英単語数の目安が参考になります。志望校別に何語を目標にするかの基準を示しています。
文脈で覚える
単語を単体で覚えようとすると、無味乾燥で忘れやすくなります。例文や文章の中で覚える(④)と、「どんな場面で使うか」という手がかりがついて、記憶に残りやすくなります。
長文の中で単語に出会うと、その単語が生きた形で頭に入ります。読解の練習をしながら語彙も増やせるので、一石二鳥です。次の単語帳は、長文の中で単語を覚える構成になっていて、文脈で定着させたい人に向いています。
定番の単語帳で迷っている方は、ターゲット1900とシステム英単語の比較と覚え方タイプ別の選び方もあわせてどうぞ。自分の覚え方に合う一冊を選ぶと、回転させやすくなります。
よくある質問
Q. 1日に何個覚えればいいですか?
「完璧に覚える個数」を決めるより、「1日に触れる個数」を多めにするのがコツです。100個を1周ずつ何日も回す方が、10個を完璧にするより多く定着します。
Q. 覚えてもすぐ忘れます。
それが普通です。忘れることを前提に、忘れかけた頃に何度も回しましょう。回数を重ねるうちに、忘れにくい記憶に変わっていきます。
Q. 発音やアクセントも覚えるべき?
声に出して覚える(⑤)と、リスニングや長文読解にも効きます。音声つきの単語帳を使い、発音しながら覚えると効率的です。
まとめ:完璧より「高速回転と想起」
大学受験で英単語が覚えられないのは、記憶力ではなく覚え方の問題です。少数を完璧にするより、大量を高速で回し、想起テストで思い出す練習をする。そして間隔をあけて反復し、文脈の中で覚える。この技術に切り替えれば、同じ時間でも定着する単語数は大きく増えます。忘れることを恐れず、何周も回していきましょう。


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