早慶の合格実績で予備校を比べるには|2026年の数字と集計方法の違い

20260712_早慶合格実績予備校比較2026 塾・予備校の合格実績

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早慶の合格実績で予備校を比べるには|2026年の数字と「集計方法」の違い

早稲田大学・慶應義塾大学を目指すお子さんのために予備校を選ぶとき、多くのご家庭がまず見るのが「合格実績」です。パンフレットや公式サイトに並ぶ数百・数千という合格者数を見ると、「数字が大きい塾ほど良いのでは」と感じるのは自然なことだと思います。

ただ、早慶の合格実績は、各予備校で集計のやり方そのものが違うため、数字を横に並べても単純な優劣にはつながりません。むしろ、その違いを知っておくことが、実績を正しく読み、後悔のない塾選びをする一番の近道になります。

この記事では、2026年度入試(2026年春)について公式に確認できた数字だけを使いながら、なぜ単純比較が難しいのか、そして実績をどう読めばよいのかを、保護者・受験生の目線で整理します。

2026年、各予備校の「早慶」実績で確認できること

まず、公式発表で確認できた2026年度の早慶合格者数を整理します。数字は各塾の公式サイト等に基づくもので、後述するとおり集計基準が異なります。

予備校 早稲田大学 慶應義塾大学 集計の対象
東進(東進ネットワーク) 早慶合計 5,741名(内訳は非公表) 同左に合算 現役生のみ・講習生や模試生は含まない
河合塾(グループ全体) 6,107名 3,873名 在籍者+講習受講生
駿台 非公表 非公表 2026年度入試以降、合格者数の掲載を終了
代々木ゼミナール(本体) 非公表 非公表 本体は自塾の合格者数を公表しない方針

東進は「早稲田大+慶應義塾大の合計」として5,741名(前年比+113名)を公表していますが、早稲田・慶應それぞれの内訳は公式本文に数字として記載がなく、今回は確認できませんでした。河合塾は早稲田6,107名・慶應3,873名を大学別に公表しています。

一方で駿台と代々木ゼミナール(本体)は、2026年度の早慶合格者数を数字として出していません。これは「実績が振るわなかった」という話ではなく、後で触れるように公表方針そのものの違いです。ここが今回いちばんお伝えしたいポイントになります。

なぜ数字を単純に比べられないのか

同じ「早慶◯◯名」でも、次の3つの違いによって数字の意味が変わります。

1. ほとんどが「延べ人数」

東進・河合塾・駿台のいずれも、公式の注記で「一人で複数の大学・学部・学科に合格した場合は、それぞれに合格者として計上する」と明記しています。つまり公表数は実際の合格者「人数」ではなく、合格件数を足し上げた延べ数です。

早慶は学部数が多く、併願もしやすい大学です。1人が早稲田の複数学部と慶應の複数学部に合格すれば、その1人が何件分もカウントされます。数千という数字は、その積み上げの結果だという前提で読む必要があります。

2. 「誰を数えたか」(母集団)が違う

  • 東進は「現役生のみ・高卒生は含まない」「講習生や模試生は含まない」と明記しています。通期講座を受けた在籍生に絞った、いわば範囲を限定した数え方です。
  • 河合塾は「在籍者および講習受講生の集計」で「公開模試のみの受験生は含まない」としています。講習だけを受けた生徒も母集団に入るため、在籍生に限った塾より数字は大きく出やすくなります。

どちらが良い・悪いではなく、同じ物差しで測っていないということです。母集団の広い数え方と狭い数え方を並べて「多い方が上」と判断するのは、実態を見誤るもとになります。

3. 校舎単位か、ネットワーク・グループ全体か

東進は東進ハイスクール・東進衛星予備校・早稲田塾を含むネットワーク全体の合同実績、河合塾はグループ関連法人全体の集計です。全国規模のネットワーク合計と、地域の校舎単独の数字を同列には扱えません。

この「延べ・母集団・範囲」という3つのズレは早慶に限った話ではなく、東大の実績でもまったく同じ構造で起きています。詳しくは東大合格実績が単純比較できない理由と正しい読み方で解説していますので、あわせてご覧ください。

駿台が2026年から合格者数を公表しなくなった背景

駿台は公式のプレスリリースで、2026年度入試以降、合格者数の掲載を終了することを明言しました。公式サイトに載っているのは2025年度入試分(2025年7月23日現在の判明分)までです。

参考として、最後に公表された2025年度の駿台の数字は、早稲田大学3,574名・慶應義塾大学2,691名でした(いずれも延べ・2025年度の数字であり、2026年度のものではありません)。

公表を終了した理由として挙げられているのが、まさに前述の「延べ人数」の問題です。各予備校が発表する合格者数を足し合わせると、大学の定員を大きく上回ってしまう——数値が実態を映さなくなっている、という趣旨の説明がなされています。これは業界全体の集計方法に対する一つの問題提起とも言えます。

代々木ゼミナール本体が人数を出さない方針

代々木ゼミナール本体(大学受験予備校)も、2026年度の自塾の大学別合格者数を公表していません。公式サイトは合格体験談(合格の声)の掲載が中心で、東大・早慶などの合格者数は示されていない状態です。

例外として、別部門である代々木ゼミナール国際教育センター(帰国生部門)だけは、帰国生入試の大学別合格者数を公表しています。2026年度(2026年4月3日時点)の判明分では、早稲田大学36名・慶應義塾大学37名・上智大学36名などとなっています。ただしこれは帰国生入試に限った国際教育センターの数字であり、代ゼミ本体全体の一般入試実績ではない点にご注意ください。

合格実績を読むときのチェックポイント

数字に振り回されないために、パンフレットや公式サイトを見るときは次の点を確認するのがおすすめです。

  • 延べ人数か、実人数か——ほとんどが延べです。「◯名合格」の脇にある小さな注記を必ず読む
  • 母集団は誰か——在籍生だけか、講習生・模試生まで含むか
  • 範囲はどこまでか——1校舎か、系列・グループ全体か
  • いつ時点の数字か——集計の締め切り日で数は変わる
  • 公表していない塾を「実績がない」と即断しない——駿台や代ゼミのように、方針として出さないケースがある

大切なのは、合格実績はあくまで塾選びの入り口の一つだということです。校舎の通いやすさ、講師との相性、自習環境、費用など、お子さんに合うかどうかは数字だけでは測れません。実績は「どう数えた数字か」まで見て、はじめて意味を持ちます。

なお、ランキング形式の実績にとくに注意が必要なのが医学部です。集計基準の差が順位を大きく動かす事情は医学部予備校の合格実績2026|ランキングを鵜呑みにしない数字の読み方で詳しくまとめています。

早慶対策は「志望校レベルの演習」で差がつく

どの予備校を選ぶにしても、早慶合格の土台になるのは日々の演習量です。特に英語長文は、早慶レベルでは設問の難度も本文量も上がるため、標準レベルで型を固めてから難関レベルへ進む段階的な取り組みが効果的とされています。

基礎から標準レベルの読み方を体系立てて身につけるなら、解法のプロセスを丁寧に示すこちらの問題集が定番です。


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自宅学習の軸を作っておくと、予備校の授業内容もより吸収しやすくなります。

まとめ

2026年度の早慶合格実績は、東進が早慶合計5,741名、河合塾が早稲田6,107名・慶應3,873名を公表する一方、駿台と代々木ゼミナール本体は方針として数字を公表していません。

数字の大小そのものより、「現役のみか」「講習生を含むか」「延べか実数か」「どの範囲の合計か」という集計の前提を押さえることが、実績を正しく読む鍵になります。公表の有無や数え方は塾の姿勢の表れでもあります。数字と方針の両方を見ながら、お子さんに本当に合う予備校を選んでいただければと思います。


※本記事の合格実績は各塾の公式発表等に基づきます。多くが延べ人数(一人の複数合格を別々に計上)で、集計方法・対象・時点により重複を含む場合があります。主な出典:東進(toshin.com ニュースリリース)/河合塾グループ(河合塾マナビス 合格実績2026、河合塾グループ関連法人の在籍者・講習受講生の集計)/駿台(公式合格実績、2025年度分・2026年度以降は非公表)/代々木ゼミナール国際教育センター(帰国生部門実績、2026年4月3日時点)。数値は取得時点のもので、最新情報は各塾公式をご確認ください。商品の価格・レビューは記事作成時点の楽天市場の情報です。

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