本ページはプロモーションが含まれています
中学受験・御三家の合格実績2026を塾別に比較|数字の見方と単純比較できない理由
「御三家に強い塾はどこ?」——中学受験の塾選びで、多くのご家庭がまず気にするのが合格実績です。とくに男子御三家(開成・麻布・武蔵)、女子御三家(桜蔭・女子学院・雙葉)といった最難関校の合格者数は、塾の看板として大きく打ち出されます。
ただ、実際に各塾の2026年度(2026年春入試)の数字を並べてみると、「単純に多い塾が良い塾」とは言い切れない事情が見えてきます。この記事では、主要塾が公表している御三家の合格者数を実数のまま並べつつ、なぜ横並びで比較しづらいのか、数字をどう読めばよいのかを整理します。数字はいずれも各塾の公式発表等に基づくもののみを掲載し、推測での補完はしていません。
男子御三家(開成・麻布・武蔵)2026の合格者数
まずは男子御三家です。塾ごとに公表している数字を、そのまま並べます。
| 塾 | 開成中 | 麻布中 | 武蔵中 |
|---|---|---|---|
| SAPIX | 229名 | 176名 | 51名 |
| 早稲田アカデミー | 179名 | 115名 | 71名 |
| 四谷大塚(直営) | 57名 | 7名 | 9名 |
| 四谷大塚(ネットワーク) | 134名 | 77名 | 50名 |
| 日能研 | 49名 | 60名 | 28名 |
| グノーブル | 23名 | 20名 | 19名 |
同じ「開成の合格者数」でも、塾によって数十名から200名超まで大きく幅があります。これは塾の規模の違いだけでなく、後述する「誰を1名と数えるか」という集計方法の違いが影響しています。
女子御三家(桜蔭・女子学院・雙葉)2026の合格者数
続いて女子御三家です。
| 塾 | 桜蔭中 | 女子学院中 | 雙葉中 |
|---|---|---|---|
| SAPIX | 186名 | 162名 | 57名 |
| 早稲田アカデミー | 118名 | 144名 | 70名 |
| 四谷大塚(直営) | 32名 | 29名 | 5名 |
| 四谷大塚(ネットワーク) | 86名 | 109名 | 46名 |
| 日能研 | 21名 | 43名 | 22名 |
| グノーブル | 19名 | 24名 | 13名 |
女子御三家でも、桜蔭でSAPIXが186名、日能研が21名と大きな差があります。この差をそのまま「実力差」と読んでしまうと、判断を誤ることがあります。次の章で、その理由を具体的に見ていきます。
なぜ単純比較できないのか——集計方法の違い
合格実績の数字は、塾ごとに「集計の前提」が違います。今回の各塾の公表内容から確認できた範囲でも、次のような差があります。
- SAPIX:内部生(継続的に在籍し、2026年1月まで在籍した塾生)のみを対象とし、テスト生や講習生は含めないとされています。2026年度実績の対象在籍塾生は5,969名(2026年3月23日時点)。なお、SAPIX小学部の公式合格実績ページは今回、機械的に数値を正しく読み取れなかったため、本記事の数字は公式(sapientica.com/success/)を出典と明記する二次まとめ2件が一致した値を採用しています。公式速報の直接確認ではない点にご留意ください。
- 早稲田アカデミー:公式ページに「公益社団法人全国学習塾協会が定める基準に従って集計」と明記。対象は、受験直前の6か月間のいずれかで受講契約に基づき30時間以上、または継続して3か月以上授業に参加した生徒で、複数ブランドに在籍した生徒を重複してカウントしていないとされています。
- 四谷大塚:数字が「四谷大塚直営」と「四谷大塚ネットワーク(提携塾等を含む広域集計)」の2系統で公表されます。3月31日締切の最終確定数ですが、各列の正式な定義や、重複合格・講習生の扱いの注記はページ本文には見当たりませんでした。
- 日能研:「日能研生合格者数」として、いずれも「3月31日午後2時30分現在」の値。画面更新で最新反映される随時更新形式(速報に近い暫定値)です。全国合計は573校・32,867名。集計基準の具体的な注記は各エリアページ本文では確認できませんでした。
- グノーブル:公式に「内部生として手続きを行い、受験直前期まで継続的に在籍し、授業を受講した生徒のみを掲載」と明記。講習生・模試生は含みません。掲載時点は2026年2月21日現在です。
このように、対象とする生徒の範囲(内部生のみか/短期受講も含むか)、集計の時点、直営かネットワークかが塾ごとに異なります。たとえば「継続在籍した内部生のみ」を数える塾と、「一定時間以上受講した生徒」まで含む塾を同じ土俵で比べても、条件がそろっていないのです。
さらに、御三家3校の数字を単純に足して「御三家合計◯名」と計算するのも注意が必要です。同じ生徒が複数校に合格した場合、それぞれの学校でカウントされる「延べ人数」になっている可能性が高く、実際の合格者「実人数」とは一致しないためです。今回確認した各塾の公式・公表資料では、この「延べか実数か」を明示する記載を逐語では確認できませんでした。そのため本記事では、あえて御三家の合計値は算出せず、各校の実数だけを掲載しています。
そもそも公表しない塾もある
もう一つ押さえておきたいのが、合格者数を公表するかどうか自体が各塾の判断だという点です。中学受験では上記のように多くの塾が実績を出しますが、たとえば大学受験の分野では、駿台が2026年入試以降に合格者数の公表を取りやめ、代々木ゼミナールも本体としては自塾の合格者数を公表しないなど、あえて「数字を出さない」方針をとる塾もあります。
数字が大きい塾ほど良い、数字を出さない塾は自信がない、という単純な話ではありません。公表の有無や打ち出し方は各塾のポリシーであり、そこも含めて「その塾が何を大事にしているか」を読み取る材料になります。
御三家をはじめとする志望校の過去問演習は、どの塾に通う場合でも欠かせません。書店でも入手できますが、志望校が固まってきたら早めに手元へ置いておくと、傾向の把握や時間配分の練習に取りかかりやすくなります。
合格実績を見るときの3つの視点
数字に振り回されないために、次の3点を意識すると読み違いを減らせます。
- 母集団を確認する:合格者数だけでなく、その塾の在籍・受験者規模とセットで見ます。同じ50名でも、母集団が違えば意味は変わります。
- 延べか実人数かを意識する:学校別の合格者数は延べ人数の可能性が高く、単純合算はできません。「合計◯名」という数字は割り引いて読みます。
- わが子との相性を優先する:御三家の合格実績は塾全体の一部の生徒によるものです。校舎・講師・通いやすさ・宿題量など、お子さんが継続できる環境かどうかのほうが、最終的な結果に直結します。
塾選びは数字だけで決まるものではありません。実績はあくまで「その塾に一定数の合格者がいる」という事実の確認材料として使い、体験授業や説明会での印象、家庭でのサポートのしやすさと合わせて総合的に判断するのがおすすめです。塾との付き合い方や家庭での関わり方に迷ったときは、経験者や専門家の考え方をまとめた書籍が、伴走のヒントになります。
まとめ
- 2026年度の御三家合格者数は塾ごとに公表されていますが、対象生徒の範囲・集計時点・直営/ネットワークの区分が異なり、単純な横並び比較はできません。
- 学校別の数字は延べ人数の可能性が高く、御三家3校を足した「合計」は実人数とずれるため、本記事では合計を出していません。
- 数字の大小だけでなく、母集団・集計方法・お子さんとの相性を合わせて見ることが、後悔のない塾選びにつながります。
※本記事の合格実績は各塾の公式発表等に基づきます(集計方法により重複を含む場合があります)。主な出典:SAPIX(sapientica.com/success/、本記事は同ページを出典と明記する二次まとめの一致値を採用)/早稲田アカデミー(waseda-ac.co.jp/elementary/result/)/四谷大塚(yotsuyaotsuka.com/goukaku_sokuhou/)/日能研(nichinoken.co.jp/exam/)/グノーブル(gno-jr.com/result/)。数値は各塾の公表時点のもので、最終確定値は更新される場合があります。
塾選びで迷ったときの比較材料に
合格実績や教材は、塾選びの判断材料のひとつにすぎません。通える範囲の集団塾だけでなく、中学受験専門の個別指導という選択肢も、資料を取り寄せて比べてみると判断がしやすくなります。資料請求と無料体験の申込は無料です。
【中学受験専門】個別指導塾ドクターの資料請求・無料体験申込


コメント