日能研の合格実績2026|全国573校32,867名をエリア別に読む

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日能研の合格実績2026|全国573校32,867名をエリア別に読む

中学受験の塾選びで、どうしても気になるのが合格実績ではないでしょうか。とくに大手の日能研は全国に教室を展開しているため、公表される合格者数の規模も大きく、数字だけを見ると圧倒されてしまいます。

この記事では、日能研が公式サイトで発表している2026年度中学入試の合格実績を、公式のエリア区分どおりに整理してお伝えします。あわせて「日能研の実績ページはどんな構造になっているのか」「その数字をどう受け止めればよいのか」もまとめました。数字の大きさだけに一喜一憂するのではなく、ご家庭の判断材料として落ち着いて活用していただければと思います。

まず結論:日能研の2026年合格実績はどこの数字を見ればいいか

日能研の合格実績は、公式サイトの「合格実績」ページが起点です。ここに全国の総計が表示され、そこから各エリアのページへ分岐します。

2026年度入試の全国集計は、全国573校・全合格者数32,867名と発表されています(表記は「3月31日 午後2時30分現在」)。

この数字はページ上で「画面を更新すると最新情報が表示されます」と注記された随時更新形式で、いわば速報から確定へと近づいていく途中の暫定値です。最終確定値は今後さらに更新される可能性がある点は、あらかじめ知っておくとよいでしょう。

なお、日能研の各校の数字は「日能研生合格者数」という表記で掲載されています。一方で、重複合格を1名として数えるのか延べで数えるのか、講習生や模試のみの受験者を含むのか、教室別の集計か全体か、といった具体的な算定基準の注記は、公式の各エリアページ本文では確認できませんでした。この点は後半の「読み方」で改めて触れます。

公式の実績ページは11のエリアに分かれている

意外と知られていないのですが、日能研の合格実績ページは11のエリアに分かれています。首都圏の数字だけを見て「これが日能研の実績」と受け取ると、全体像を見誤ります。

# 公式のエリア区分
1 北海道
2 千葉・茨城
3 埼玉
4 東京
5 神奈川
6 東海
7 関西
8 広島・岡山
9 四国
10 九州・沖縄
11 その他のエリア

首都圏(東京・神奈川・千葉茨城・埼玉)で4区分、そのほかに東海・関西・北海道・広島岡山・四国・九州沖縄、そしてどこにも属さない学校を集めた「その他のエリア」があります。全国573校という数字は、この11区分をまとめた全国集計として公表されているものです。

「合格者数速報」と「全合格者数」は別のページ

日能研固有の分かりにくさが、エリアごとに2種類のページが用意されている点です。

ページ種別 掲載範囲
合格者数速報(URL末尾が gs のページ) そのエリアの主要校を抜粋
全合格者数(gs が付かないページ) そのエリアの全掲載校

たとえば東京の「全合格者数」ページには、男子校・女子校・共学校を合わせておよそ340校が並びます。一方で「速報」ページに載るのは主要校のみです。探している学校が速報に見当たらないときは「全合格者数」ページを見ると載っていることがあります。

実際、東京の公立中高一貫校は速報側の表には出てきません。全合格者数ページで確認できる数字は次のとおりです。

学校名(公立中高一貫) 日能研生 合格者数
桜修館中等教育学校 17
大泉高等学校附属中学校 12
武蔵高等学校附属中学校 8
白鴎高等学校附属中学校 5
三鷹中等教育学校 5
南多摩中等教育学校 5
両国高等学校附属中学校 4
富士高等学校附属中学校 4
立川国際中等教育学校 3

首都圏の合格者数(東京)

東京エリアの速報に掲載されている主要校の実数です(3月31日午後2時30分現在)。

学校名 日能研生 合格者数
本郷 92
巣鴨 68
攻玉社 63
豊島岡女子学園 62
麻布 60
海城 57
広尾学園 53
駒場東邦 50
開成 49
渋谷教育学園渋谷 49
女子学院 43
早稲田 43
武蔵 28
雙葉 22
桜蔭 21
筑波大学附属駒場 17
慶應義塾中等部 4

いわゆる男子御三家(開成・麻布・武蔵)、女子御三家(桜蔭・女子学院・雙葉)にもそれぞれ合格者を出しており、幅広い難関校をカバーしていることがうかがえます。

首都圏の合格者数(神奈川)

学校名 日能研生 合格者数
神奈川大学附属 194
桐蔭学園 137
カリタス女子 117
逗子開成 106
湘南白百合学園 102
桐光学園男子部 99
鎌倉学園 98
浅野 96
法政大学第二 88
日本女子大学附属 83
横浜共立学園 77
サレジオ学院 75
鎌倉女学院 75
中央大学附属横浜 71
清泉女学院 71
栄光学園 69
フェリス女学院 63
洗足学園 56
青山学院横浜英和 55
桐光学園女子部 53
横浜雙葉 44
聖光学院 39
公文国際学園 26
慶應義塾普通部 17
慶應義塾湘南藤沢 12

首都圏の合格者数(千葉・茨城/埼玉)

千葉・茨城エリアの速報です。

学校名 日能研生 合格者数
国府台女子学院 183
和洋国府台女子 176
専修大学松戸 148
市川 124
東邦大学付属東邦 123
芝浦工業大学柏 116
麗澤 100
千葉日本大学第一 87
江戸川学園取手 86
光英VERITAS 81
渋谷教育学園幕張 80
昭和学院秀英 62
流通経済大学付属柏 54
茗溪学園 45
土浦日本大学 40
常総学院 10

そして、数字の桁がひときわ大きくなるのが埼玉エリアです。

学校名 日能研生 合格者数
開智所沢 1,074
開智 1,040
埼玉栄 1,016
栄東 920
大宮開成 470
星野学園 425
淑徳与野 376
西武学園文理 254
開智未来 251
獨協埼玉 236
浦和実業学園 229
春日部共栄 223
城北埼玉 213
浦和明の星女子 201
立教新座 173
昌平 170
城西川越 102
大妻嵐山 98
細田学園 77
東京農業大学第三 35
青山浦和ルーテル学院 5

埼玉や千葉には1月に入試を行う学校が多く、首都圏の受験生が本命校の前に幅広く出願します。そのため合格者数の桁は、その学校の難易度ではなく併願構造を映しているという見方ができます。全国32,867名という総数の相当部分が、この1月入試校の数字で構成されていることは押さえておきたいところです。

関西エリアの合格者数

日能研は関西にも多数の教室を展開しており、関西の難関校でも実績が公表されています。

学校名 日能研生 合格者数
親和 200
帝塚山学院 191
明星(大阪) 171
滝川 142
帝塚山 137
淳心学院 137
金蘭千里 125
開明 113
甲南女子 110
須磨学園 104
高槻 101
西大和学園 100
雲雀丘学園 100
滝川第二 99
清風 81
白陵 80
大阪桐蔭 76
啓明学院 67
同志社女子 66
同志社香里 65
四天王寺 63
六甲学院 62
関西大学第一 57
灘 55
神戸海星女子学院 55
関西学院 50
大谷(大阪) 49
東山 48
神戸大学附属 47
立命館 44
清風南海 40
京都女子 39
同志社 38
関西大学中等部 38
大阪女学院 36
甲陽学院 35
大阪教育大附池田 35
神戸女学院 33
洛南高等学校附属 31
奈良学園 31
洛星 28
東大寺学園 25
立命館宇治 20
大阪星光学院 19
奈良学園登美ヶ丘 16

東海エリアの合格者数

東海エリアは愛知・三重・岐阜の3県で構成されています。愛知県の主要校は次のとおりです。

学校名(愛知) 日能研生 合格者数
愛知 432
名古屋 317
滝 281
愛知淑徳 226
名古屋葵大学 217
愛知工業大学名電 192
金城学院 169
東海 164
椙山女学園 156
大成 154
海陽 141
星城 125
南山女子部 95
南山男子部 80
中部大学春日丘 66
名古屋国際 59
名古屋経済大市邨 49
名古屋経済大高蔵 34
清林館 28
聖霊 27
刈谷高等学校附属 14
明和高等学校附属 13
名古屋大学教育学部附 6

三重県・岐阜県では次の学校が上位に並びます。

学校名 県 日能研生 合格者数
鶯谷 三重 238
高田 三重 148
岐阜東 岐阜 21
麗澤瑞浪 岐阜 5
岐阜聖徳学園大附 岐阜 5

その他のエリアの合格者数(北海道・広島岡山・四国・九州沖縄ほか)

首都圏・関西・東海以外のエリアも、公式に実数が公表されています。

エリア 学校名 日能研生 合格者数
北海道 北嶺 88
北海道 函館ラ・サール 44
北海道 立命館慶祥 18
北海道 札幌日本大学 17
北海道 札幌光星 12
北海道 藤女子 3
広島・岡山 岡山 259
広島・岡山 岡山白陵 97
広島・岡山 岡山学芸館清秀 34
広島・岡山 就実 29
広島・岡山 修道 14
広島・岡山 広島女学院 14
広島・岡山 広島学院 12
広島・岡山 ノートルダム清心 9
広島・岡山 広島大学附属 4
四国 愛光 241
九州・沖縄 早稲田佐賀 61
九州・沖縄 ラ・サール 61
九州・沖縄 弘学館 56
九州・沖縄 久留米大学附設 42
九州・沖縄 青雲 40

「その他のエリア」には、どの地域区分にも属さない学校が集められています。

学校名 日能研生 合格者数
盛岡白百合学園 417
佐久長聖 392
日本大学三島 105
静岡聖光学院 77
不二聖心女子学院 68
佐野日本大学中等教育学校 41
片山学園 18
國學院大學栃木 8

地方の学校でも首都圏や関西に会場を設けて全国入試を行うケースがあり、その受験者が日能研生に多く含まれると、こうした数字になります。学校の所在地と、その学校を受けた生徒がいる場所は必ずしも一致しない、という前提でこの表を眺めると納得しやすくなります。

【独自】同じ数字が何度も出てくる「難関校合格実績(抜粋版)」の話

ここからは、公式ページを実際に開いて確かめないと気づきにくいポイントです。

日能研の各エリアの速報ページは、2つの表で構成されています。

  1. 〇〇エリア合格者数速報 … そのエリアの学校
  2. 難関校合格実績(抜粋版) … 全国の難関校を集めた共通の表

問題は2つめです。この難関校合格実績(抜粋版)は、どのエリアのページを開いても同じ内容が併載されます。たとえば四国エリアのページを開くと、そのエリアの学校として掲載されているのは愛光1校だけで、あとは開成・麻布・灘・栄光学園・渋谷教育学園幕張といった全国の難関校が並びます。九州・沖縄エリアのページでも同様に、東海・南山女子部・西大和学園・灘・愛光学園が顔を出します。

つまり、エリアページに出てくる数字を端から足し上げると、難関校が何重にも重複してカウントされます。エリアごとの数字を合計しても全国集計と一致しないのは、このためです。

この構造を知っておくと、次の2つの読み違いを避けられます。

  • 重複を含んだ合計を自作してしまう……エリアページの数字は合算用に設計されていません。総計は公式の合格実績トップの数字を使うのが正しい読み方です
  • 四国でも開成に受かっていると誤解する……抜粋版は全国の集計であって、そのエリアの教室の実績ではありません

塾の実績表で数字が重複する仕組みそのものについては、塾の合格実績はどう読む?「ダブルカウント」の仕組みと見抜き方もあわせてご覧ください。

R4偏差値表と合格実績はどうつながるのか

日能研といえばR4偏差値を思い浮かべる方も多いはずです。R4は日能研が公表している合格可能性の指標で、公式サイトでは合格可能性の各段階(レンジ)を示すものとして、R4は合格可能性80パーセント、R3は50パーセント、R2は20パーセントと定義されています。

ここで大切なのは、合格実績とR4は別物だということです。

  • 合格実績は「その学校に日能研生が何人合格したか」という結果の総量
  • R4は、その学校に合格可能性80パーセントで臨むには模試でどのくらいの偏差値が必要かという難易度の目安

合格者数が多い学校ほどR4も高い、という関係にはありません。埼玉の1月入試校のように、併願で多くの受験生が集まる学校は合格者数が大きくなりますが、それは難易度の高さを意味しません。志望校選びの難易度判断はR4を、塾の規模感の把握は合格実績を、と用途を分けて使うのが実務的です。

なお、入試結果を反映した結果R4一覧は例年4月に配付され、公式サイトでは首都圏・関西・東海・九州の区分ごとに男女別で公開されています。個別校のR4は配付資料の形で提供されているため、最新の数値は公式サイトでご確認ください。

数字を読むときに気をつけたい3つのこと

ここまで実数を並べてきましたが、塾選びで本当に大切なのは、数字の大小そのものよりも「その数字が何を意味しているか」を理解することです。

1. 母集団(在籍生の多さ)を意識する

日能研は全国に多くの教室を持つ大手塾です。合格者数が大きく見えるのは、そもそも受験する生徒の数が多いことも背景にあります。合格者数が多い=合格しやすい、と単純には言い切れません。可能であれば、その学校を受けた日能研生の人数(母数)とあわせて見られると実態に近づきますが、母数は公式には公表されていません。

2. 集計方法の注記が公表されていない

前述のとおり、今回参照した公式ページでは、重複合格の数え方や、講習生・模試のみの受験者の扱いといった具体的な算定基準の注記は確認できませんでした。これは日能研に限った話ではなく、塾ごとに集計の考え方が異なるため、異なる塾の合格者数を単純に足し引きして比較するのは避けたほうが無難です。数字を見るときは「どう数えた数字なのか」を意識するだけで、受け止め方が大きく変わります。

3. 「3月31日現在」の暫定値であること

今回の数字はいずれも「3月31日午後2時30分現在」の値で、公式ページ上で随時更新される形式です。速報から確定へ近づく途中の暫定値であることを踏まえ、最終的な判断の際は公式の最新表示を確認することをおすすめします。年ごとの変化の見方は日能研の合格実績はどう推移している?で扱っています。

筆者の判断基準:この実績表をどう使うか

塾の実績表は「塾を格付けする道具」ではなく「情報源としての性格を見極める道具」として使うのが現実的だと考えています。日能研の実績表について、筆者は次の順番で見ています。

  1. まず全国の総計を見て、規模感だけ把握する。全国573校という数字は、日能研が全国規模で受験生を抱えていることの裏づけであって、指導の質の証明ではありません
  2. 次に、自分が受けるエリアの速報ページを開く。他エリアの数字は判断材料になりません
  3. 志望校がその表に載っているかを確認する。載っていれば、その教室に志望校対策の蓄積がある可能性が高いと判断します
  4. 速報に無ければ「全合格者数」ページを開く。ここで初めて公立中高一貫校や中堅校が見えてきます
  5. 数字の大小には踏み込まない。集計基準が公表されていない以上、桁の差を実力差として読むことはしません

他塾と見比べたい場合も、同じ姿勢で各塾の公式ページを開くのが原則です。数字を並べる作業は本サイトの別記事で行っているので、四谷大塚の合格実績2026、日能研と四谷大塚の合格実績を並べて見る、SAPIXと日能研の合格実績もあわせてご覧ください。

よくある質問

日能研の合格実績はいつ確定するの?

公式ページの表記は「3月31日 午後2時30分現在」で、「画面を更新すると最新情報が表示されます」と注記された随時更新形式です。確定日そのものは公式に明示されていないため、最新の表示をそのつど確認するのが確実です。

帰国生の合格実績はどこで見られるの?

日能研は帰国生向けの合格実績を、通常の合格実績とは別の資料として公開しています。公式サイトの帰国生向けページからPDFで参照できます。エリア別の集計とは切り分けられているため、帰国生入試を検討している場合はそちらを直接確認してください。

エリアページの数字を足せば全国の合計になるの?

なりません。前述のとおり、各エリアの速報ページには難関校合格実績(抜粋版)という全国共通の表が併載されており、同じ学校の数字が複数のページに現れます。全国の総数を知りたいときは、合格実績トップページに表示されている全国集計をそのまま使ってください。

家庭学習でつまずきを埋めるなら(理科の基礎固め)

塾に通っていても、理科は分野が幅広く「授業ではわかったつもりでも問題になると解けない」という声が多い科目です。日能研の授業と並行して、基礎の反復に使える問題集を1冊持っておくと、苦手分野の穴埋めがしやすくなります。

日能研教務部が編集した基本問題シリーズは、学年別に基礎を確認できる構成で、家庭での復習用に取り組みやすい教材です。

6年生で入試に向けた総まとめに入る段階であれば、同シリーズの小学6年向けも基礎の抜けチェックに使えます。

いずれも塾の教材を置き換えるものではなく、あくまで家庭での基礎確認を補うための一冊としてお考えください。※価格・レビュー等は取得時点の情報です。

参照した公式情報(取得日)

本記事の合格者数は、すべて日能研公式サイトの発表値です(2026-09-07 取得。表記はいずれも「3月31日 午後2時30分現在」)。

他塾の合格者数は、集計基準が塾ごとに異なるため本記事では扱っていません。

まとめ

日能研の2026年度中学入試の合格実績は、全国573校・全合格者数32,867名という規模で公表されています。公式ページは11のエリアに分かれ、エリアごとに「合格者数速報」と「全合格者数」の2種類が用意されているのが日能研の特徴です。

見るときのコツは3つです。総計は合格実績トップの数字をそのまま使うこと、自分のエリアの速報ページを開くこと、志望校が見当たらなければ「全合格者数」ページまで下りること。そして各エリアに併載される難関校の抜粋表は全国共通なので、足し算には使わないことです。

合格者数は母集団の大きさや併願構造、集計方法に左右されるため、数字の大小だけで塾の優劣を判断するのは難しいのが実際です。「どう数えた数字か」「どの時点の数字か」「どのエリアの数字か」を意識しながら、ご家庭に合った塾選びの一材料として活用していただければ幸いです。

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