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SAPIXの教材、家庭でどう使う?低学年から受験期までの選び方
中学受験でSAPIXが気になっている。あるいは通い始めたけれど、家庭で何をどう使えばいいのか分からない——そんなふうに感じていませんか。
SAPIXの学びは思考力を重視していて、家庭でのフォローが力を左右するといわれます。とはいえ、教材も情報もたくさんあって、自分の子の学年で何に取り組めばいいのかは見えにくいものです。
この記事では、SAPIXの学びで家庭のフォローが要る理由を確認したうえで、学年ごとに家庭でやることの「地図」を描き、その各段階で使える市販教材を順番に紹介します。読み終わるころには、今のお子さんに合う一冊がはっきりするはずです。
なお、この記事は塾同士の優劣を比べるものではなく、SAPIXの学びを家庭で活かすための教材の使い方に絞ってお伝えします。
SAPIXの学びはなぜ「家庭でのフォロー」が要るのか
SAPIXは、思考力を問う問題を早い段階から扱い、扱う内容の難度も高めだといわれます。授業で一気に進み、復習の量も多いため、家庭でどう復習を回すかが定着を左右しやすいのが特徴です。
これは裏を返せば、「SAPIXの型」に家庭で少しずつ触れておくと、通い始めてからの吸収がスムーズになるということでもあります。低学年のうちに思考する楽しさに慣れ、受験期には知識を効率よく整理していく——その流れを家庭学習で支えていくイメージです。
ここからは、その流れを学年ごとに具体的に見ていきましょう。
学年で変わる、家庭でやることの地図
家庭でやることは、学年によって重心が変わります。まずは全体像を地図として押さえてください。
| 学年の目安 | 家庭でやることの重心 | 合う市販教材 |
|---|---|---|
| 低学年(〜新3年) | 考える楽しさ・粘り強さに慣れる | きらめき算数脳 |
| 新4〜5年 | 学習習慣と基礎の型づくり | きらめき算数脳(上の学年)ほか |
| 5〜6年(受験期) | 知識の総整理・暗記の効率化 | 社会・理科コアプラス |
ポイントは、低学年は「思考力」、受験期は「知識の整理」と、時期によってやることの性質が変わることです。以下、それぞれの段階で使いやすい市販教材を紹介します。
低学年は「考える楽しさ」から:きらめき算数脳
低学年のうちに育てておきたいのは、初めて見る問題でも「あきらめずに考えれば解ける」という感覚です。これは思考力・忍耐力につながり、中学受験の土台になります。
その入口として家庭で使いやすいのが、SAPIXブックスの「きらめき算数脳」です。パズルのように手を動かしながら考える問題で、机に向かう習慣がまだの低学年でも取り組みやすいシリーズです。
この小学1・2年生向けは、レビュー★4.46(93件)と、SAPIXの市販教材の中でも多くの家庭に使われています。まずは「考えるのは楽しい」という体験から始めたい、という低学年のご家庭に向いています。
少し上の学年のお子さんには、同じシリーズの学年帯を選ぶとちょうどよい難度になります。
こちらは小学3・4年生向けで、レビューは★4.66(44件)。お子さんの今の学年に合わせて選べるのがシリーズの利点です。難しすぎると楽しさが続かないので、背伸びしすぎず、今の学年に合うものから始めるのがおすすめです。
低学年の家庭学習を他の塾系教材とも見比べたい方は、四谷大塚の低学年向け教材「はなまるリトル」の選び方もあわせてご覧ください。
受験期は「知識の総整理」:社会・理科コアプラス
学年が上がって受験期(5〜6年)に入ると、家庭学習の重心は「知識をどう整理して覚えるか」に移ります。ここで定番になるのが、SAPIXメソッドの「コアプラス」です。
コアプラスは一問一答形式で、赤字の答えを付属の赤シートで隠して確認できる作りになっています。基礎知識を繰り返し固めるのに向いた教材で、社会・理科でそれぞれ市販されているため、通っていないご家庭でも家庭学習に取り入れられます。
社会コアプラスはレビュー★4.4(25件)。使うときのコツは、範囲を細かく区切って、一度に覚える量を減らすことです。決めた範囲を確実にできるようにしてから次へ進むと、あいまいなまま積み残す量が減っていきます。
理科も同じシリーズで知識の総整理ができます。
理科コアプラスはレビュー★3.88(8件)。社会と対で使うことで、暗記系の知識をまとめて整理していけます。どちらも一問一答なので、すきま時間の確認にも使いやすい教材です。
4科目をどうそろえるか迷うときは、日能研ブックスで4科目をそろえる教材の選び方も、家庭で補う教材を考える手がかりになります。
家庭学習で続けるためのQ&A
Q. 低学年から始めるのは早すぎませんか?
必ずしも早すぎることはありません。低学年のうちは「机に長く向かわせる」より、思考系の問題に楽しく触れる程度で十分です。きらめき算数脳のようにパズル感覚で取り組める教材から、無理なく始めるのがよいでしょう。
Q. 塾に通っていなくてもコアプラスは使えますか?
使えます。コアプラスは市販されているので、家庭学習でも取り入れられます。ただし内容量が多いので、範囲を絞って、確実に覚えられる分だけ進めるのがコツです。
Q. 算数・社会・理科以外は何をすれば?
計算と漢字は、毎日少しずつ続けることが力になるといわれます。SAPIXの入室テストでも計算の正確さは問われるため、短時間でも毎日の計算習慣を作っておくと、通い始めてからも役立ちます。
まとめ:学年に合う一冊から、家庭でSAPIXの学びを
家庭でやることは、学年ごとに次のように変わります。
- 低学年:考える楽しさ・粘り強さに慣れる(きらめき算数脳)
- 新4〜5年:学習習慣と基礎の型をつくる(学年に合ったきらめき算数脳ほか)
- 受験期:知識を総整理して効率よく覚える(社会・理科コアプラス)
大切なのは、背伸びしすぎず今のお子さんの学年に合う一冊から始めることです。まずは思考力の入口として、きらめき算数脳から手に取ってみてはいかがでしょうか。
SAPIXの学びは家庭のフォローで支えられます。学年の地図を頼りに、今できる一歩から始めてみてください。
家庭でのフォローが難しいと感じたら
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