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グノーブルとSAPIXの合格実績を比較|2026年入試の数字の読み方
中学受験の塾選びで「グノーブル(Gnoble)とサピックス(SAPIX)、合格実績はどっちがすごいの?」と気になる保護者の方は多いと思います。ただ、合格者数の表を並べて多い・少ないだけで判断すると、実態を見誤ってしまうことがあります。
この記事では、2026年度入試(2026年春)の公表数字をデータで確認できた範囲だけ並べつつ、なぜ2つの塾を単純比較できないのか、その読み方を保護者・受験生の目線で整理します。数字はすべて各塾の公表・集計に基づくもので、当サイトで作成・推測したものではありません。
まず前提:2つの塾は「集計のしかた」も「規模」も違う
合格実績を比べるうえで、最初に押さえておきたいのが次の2点です。
- 母集団(在籍者数)の規模が違う … グノーブルは2026年入試を受けた学年(13期生)が公式サイト記載で844名規模。一方サピックスは2026年度実績の対象在籍塾生数が5,969名(2026年3月23日現在、公式・二次まとめによる)とされ、桁が大きく異なります。
- カウント対象が「継続在籍した内部生のみ」 … 両塾とも、講習だけ受けた生徒や模試生を実績に含めず、直前期(受験直前・2026年1月)まで継続して在籍した塾生のみを合格者として掲載する方針を示しています。
つまり在籍数が大きく違う以上、合格者数の絶対値をそのまま「勝ち負け」で見るのは無理があります。規模の大きい塾は合格者数も多くなりやすい、というだけの話になりかねないからです。
2026年度 主要校の合格者数(確認できた数字のみ)
以下は、御三家など主要校で両塾の数字がそろって確認できたものを並べた表です。グノーブルは公式サイト(gno-jr.com)掲載の実数、サピックスは公式ページの数値を出典と明記した二次まとめ(塾シル・サピログ)による集計値です。集計方法・母集団が異なるため、横並びの引き算で優劣を論じるための表ではない点にご注意ください。
| 学校 | グノーブル | サピックス |
|---|---|---|
| 開成中 | 23名 | 229名 |
| 麻布中 | 20名 | 176名 |
| 武蔵中 | 19名 | 51名 |
| 桜蔭中 | 19名 | 186名 |
| 女子学院中 | 24名 | 162名 |
| 雙葉中 | 13名 | 57名 |
| 駒場東邦中 | 26名 | 153名 |
| 豊島岡女子学園中 | 29名 | 241名 |
| 筑波大学附属駒場中 | 6名 | 85名 |
| 渋谷教育学園幕張中 | 44名 | 370名 |
| 灘中 | 2名 | 35名 |
グノーブルは公式サイトに、13期生844名のうち最難関中に404名合格と総括値も掲げています。サピックスの数字は塾シル・サピログの2件が一致した御三家(開成・麻布・桜蔭・女子学院・雙葉)は相対的に信頼できますが、渋幕370名・灘35名などは今回1つの二次まとめだけで確認できたもので、クロス確認ができていません。この点はそのままの理解でお願いします。
グノーブル側の数字をもっと細かく確認したい方は、グノーブルの2026年合格実績まとめ(開成・桜蔭など主要校の実数)で校別の内訳と数字の読み方を整理しています。
数字を「そのまま」比べてはいけない理由
同じ「開成◯名」でも、次のような違いが背景にあります。
1. 延べ人数の可能性
中学受験の合格実績は、1人が複数校に合格した場合、それぞれの学校でカウントする「延べ人数」で表示するのが一般的です。両塾とも延べ/実数の別を公式文言としては明示していないため(今回の確認範囲では未確認)、表の合計=実際の合格者の頭数とは限りません。
2. 母集団の大きさ
前述のとおり在籍規模が大きく異なります。合格者数の多さは、指導力だけでなく在籍生の多さも反映します。気になる場合は「在籍者数に対する割合」で見ると印象が変わることがあります。
3. 掲載時点の違い
グノーブルは「2026年2月21日現在」、サピックスの対象在籍数は「2026年3月23日現在」と、集計の基準日も異なります。
こうした違いがあるため、この記事ではあえてランキングや優劣の断定はしません。数字は「その塾が、その集計方法で、その時点に出したもの」として読むのが安全です。
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「非公表」の塾もある:公表方針は塾ごとに違う
今回のグノーブルとサピックスはどちらも学校別実数を公表していますが、塾によっては合格者数を公表しない方針をとるところもあります。たとえば大学受験の分野では、駿台予備学校は2026年入試以降、合格者数の公表を終了しており、代々木ゼミナール本体も自塾の合格者数を非公表としています。
ここで大切なのは、非公表=実績が悪い、ではないということです。延べ人数や講習生カウントによる数字の膨らみを避け、公表競争と距離を置く方針という側面もあります。数字が出ている塾同士でも集計方法が違い、出していない塾もある——だからこそ、合格実績は「並べた大小」よりも「どういう条件の数字か」を確認して読むことが、失敗しない塾選びにつながります。
まとめ:数字は「条件つき」で読む
- グノーブルもサピックスも、2026年度入試の学校別合格者数を示しており、直前期まで継続在籍した内部生のみを対象とする点は共通。
- ただし在籍規模(グノーブル844名規模/サピックス5,969名)が大きく異なり、集計方法・基準日も違うため、合格者数の絶対値を単純比較して優劣を決めることはできません。
- サピックスの数値は公式ページを出典とする二次まとめによる集計で、一部の学校は単一ソースのみ。グノーブルは公式サイト掲載の実数です。
- 合格実績は「多いか少ないか」ではなく「どんな条件で数えた数字か」で読むのが、後悔しない塾選びの第一歩です。
最後の詰めでは、志望校の過去問や合判模試の演習が合否を分けます。家庭学習で本番形式に慣れておきたい方は、模試の過去問題集も選択肢になります。
※合格実績は各塾の公式発表等に基づきます。集計方法(延べ/実数の別、対象在籍者、基準日)により重複や条件差を含む場合があり、塾間の単純比較はできません。グノーブルの数値はグノーブル公式サイト(https://gno-jr.com/result/ ・ https://gno-jr.com/top-result/ )掲載の実数、サピックスの数値はSAPIX小学部公式(sapientica.com/success/)を出典と明記した二次まとめ(塾シル・サピログ)の集計値です。駿台・代々木ゼミナールの2026年の合格者数は各社方針により非公表です。数字は取得時点のものです。


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